第140話【最終話】新作のCMあり
4ヶ月ほどの短い間でしたが、ありがとうございました。
最後まで読んでくれた読者様へのサービスとして、後書き部分に現在執筆中の新作
【俺の上司は織田信長】
第2話を少しだけ紹介しています。
本格的公開は約1ヶ月後4月末ごろ?
どんなに遅くても5月1日スタート目指していますので、引き続き宜しくお願いしますね。
ではチート織田信長と濃姫
【最終話】お楽しみ下さい。
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2100年12月31日 23:30
微睡みながら織田信長は走馬灯のように昔の事を思い出していた。
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スペイン王国フェリペ2世国王
「織田信忠殿……ゴホッ!ウウウ…
スペイン王国の事ゴホッゴホッ…よろしくお頼み申し上げます。」
織田信忠・欧州大将軍
「フェリペ2世国王ともあろう者が何を気弱なことを…まだまだこれからですぞ!」
「自分の体のことは自分が1番分かっている。もう長くはないゴホッ…
それよりこのスペインの事が心残り……息子のフェリペ3世は生まれつき病弱で、国王の座についてもまともな治世は無理であろう。
首席大臣のレルマ公にしても、ウセダ公も力不足は明確…山から転げ落ちるがごとく衰退の道を歩むのは必定ゴホッ…
これは儂の最後の願い…何卒なにとぞスペイン王国を見捨てぬ様、父上の皇帝閣下様に良しなにお伝え下され…ゴホッゴホ!」
それから3日後の1598年9月13日
無敵艦隊を率いスペイン黄金時代の絶頂期を築き上げた絶対君主フェリペ2世国王は71年の生涯に幕を閉じた。
ここまでは史実通りであるが決定的に違うのが、最後の遺言を述べる体力を濃姫のチート回復で与えられたこと。
臨終の場で最後の力を振り絞り
「息子フェリペ3世スペイン国王の後見人は織田信長大日本皇国・皇帝閣下である。またスペイン王国軍の最高司令官は織田信忠・欧州大将軍とする。」
との遺言をハッキリと言葉にして残した。
もちろん事前に信長が遺言内容を決め、それに従うならフェリペの死後も"スペイン国民を他国から守る"という取引が秘密裏に行われている。
このフェリペ2世遺言の様子はLIVE映像で全世界中に配信され、その後ODAテレビのNewsでも連日、何度も繰り返し放映された。
*****
息子のフェリペ3世国王は1621年3月31日・史実通り43歳目前でこの世を去り、名実共に織田信忠がスペイン国王となる。
その就任式で国名を
"織田スペイン王国"に変更した。
フェリペ2世崩御から23年も続いている大日本皇国による実質的統治。
その恩恵を受け平和で豊かな生活を享受している国民たちにとっては、織田の名が国名のアタマに付くことは概ね好感度が高い。
スペイン首都マドリード繁華街バル(居酒屋)での国民の声!
「やっと、やっとだぞ!」
「ホントだぜ!ポルトガルやイングランドでは40年以上も前に織田の名が国名に付いて、随分と優遇されてたもんな!」
「まあスペインも23年前から大日本皇国の治世で、暮らしは遥かに豊かになってはいるんだがな。確かに国名はやっと来たかって感じだよな。」
「そうなんだよ。ポルトガル人やイングランド人は何かと言うと、織田の名前が国名の頭に付いてると自慢してきやがる!」
「それな!俺もアタマに来てたんだ!」
「そうそう彼奴ら、スペイン人は織田皇国の本当の一員では無いんですね?って笑いやがるんだよ!」
「我等がスペインは名前が付くだけじゃねえぞ。国王の織田信忠様は織田信長皇帝閣下様の嫡男だ!」
「おうよ!つまりポルトガルの翔平王様やイングランドの英信王様の兄にあたる!」
「しかも信忠王は欧州大将軍の座を長年勤めている。今回スペイン王に就任したが、引き続き兼任するらしいぞ!」
「それは凄いな!大将軍って文字通りヨーロッパ全体の将軍様だろ!」
「てことは!このスペインこそ織田皇国一の海外国家ってことだな!」
「「「そうだ!そうだ!」」」
「よーしカンパイだ!!!」
歓喜の渦が沸き上がる国民たちの陰では、この事態を受け入れる事が到底できそうにない、古くより続く名門貴族家の面々も存在した。
我ながら不甲斐ない結果に、プライドだけは高い貴族から次々と上がった反対の声。ついに信忠国王に対して兵を挙げる家が出たのと、反乱貴族家の連判状をステルス隠密部隊が入手。
ましてやその密談の模様を、浅野翔吾得意のキャメラをステルスドローンに搭載し、一部始終撮影されていたのである。
動かぬ証拠を抑えたのを機に、ここまで辛抱強く待った織田信忠スペイン国王がニヤリと笑う!
「待った甲斐があったなwまたとないチャンスが向こうからやって来たぞ。
これで合法的に名ばかりの名門貴族を一網打尽にできる。まさかスペインで"カモネギ作戦"が実行できるとはなww」
信忠王の動きは父・信長譲りで迅速であり、即日大軍を派兵!!密談の録画と共に全世界に配信される。
織田スペイン王家に弓を引く国家反逆罪の罪状により、完膚なきまでに叩き潰された公爵を含む名門貴族21家。
家名断絶・領地没収・爵位剥奪・当主と後継者等はギロチンによって斬首となった。
これは後の世に24の瞳ならぬ
スペイン"74の首"と語り伝えられる。
このスペイン最後の内乱も僅か2日で収束。圧倒的軍事力を持つ織田信忠王に反対する者は皆無となる。
*****
【権六・又左は断った】
柴田勝家
「皇帝閣下。いや…上様。それがしごときに声をかけて頂きました事、この勝家生涯忘れませぬ。」
信長
「…権六よ…受けてはくれぬのか?」
「勿体なき御言葉では御座いますが、貴重な100人枠。そこに名を連ねるほどの人物ではありませんwそれに……」
「良い申せ……」
「はっ!儂はもう十分幸せを味わいました…あの日1570年元旦の岐阜城にて、殿より頂いた和風おせち三段重に濁り無き清酒八海山。生まれて初めてでしたなあ…あんなに美味い食べ物が、酒がこの世にはあるんだなあ~と……(涙)」
「権六………」
「それにあの巨大な安土城堺支店を柴田城と名付けて貰いました。一国一城の主!もうそれだけで儂は十分なのです……もちろん天寿をまっとうするまでは働きまするぞ!まだまだ若いもんには負けませんw……ですがこれから500年以上も美味い物を食べてしまうと、身体が馬鹿になってしまいますwもう十分…これからは若いもの達に、それがしが味わった幸せを与えて下さりませ。」
「そうか……権六いや織田家筆頭家老・柴田勝家!御主の気持ち、この信長あい分かった。天寿まっとうするまで引き続き宜しく頼む。」
「はっ!この掛かれ柴田にお任せあれ!」
「ふっ!懐かしい呼び名であるな!桶狭間の頃を思い出す。グリーンランドではベテラン山師からも一目置かれるほど鉱脈を発見しておるが、たまには転移ルームで日本にも帰ってやれよ。」
「はっ!月に1度は帰っておりまする故。それ以上日本を離れますとフルーツタルトケーキの禁断症状が出ます。」
「はあ?ケーキ類ならどこのODAスーパーでも買えるではないか?」
「いやいや皇帝閣下様。儂ほどの《《スイーツオタク》》になると東京・尾張・堺以外のODAスーパーで売ってるケーキは1段階劣りますニヤリ」
「権六……原材料・調理設備・レシピも全て同じ品物だ。」
「雰囲気です!スイーツはそこで食べるのが1番美味い雰囲気があるのです。。。。。かくかくしかじか。。。。。」
スイーツ論を語りだしたら止まらない柴田勝家に
「分かった分かったぞ権六(汗)ほら今朝作りたて東京のフルーツタルトケーキと江東区東大島駅前KIHACHIのロールケーキだ!」
「おおおおおおお!!皇帝閣下にこの権六!一生付いて行きます。」
「いやお前たった今断ったよな、500年の不老…」
「わっ、わはははははは!!ムシャムシャあま~~い。」
相変わらず豪快な柴田勝家。
史実では賤ヶ岳の闘いで秀吉に敗れ、1583年6月14日・越前北ノ庄城でお市の方と共に無念の最後を遂げた。
享年62歳。
織田家への忠誠心に溢れた宿老に対して信長は、濃姫の防御結界やチート回復を駆使。
その結果1616年95歳までの天寿を全うした。
信長
「ありがとうな権六、御主には何度も助けられた。この世界ではお市を嫁がせる訳には行かなかったが、余の出来る限りの事で報いたつもりだ。あの世で好きなだけフルーツタルトケーキを食べてくれ。」
火葬場で柴田勝家の棺には溢れんばかりのスイーツが納棺されたと言う……………
*****
前田利家
「500年後の世界では、槍の又左は皇帝閣下の御役に立てません。今でさえAPC9部隊のフルオート射撃に空爆・艦砲射撃の時代ですから。
それより何より妻の松との間に2男9女と11人の子がおりますれば、数多くの孫も生まれてきます。
その全員と一緒に500年過ごせるのなら考えますが、その子等を葬儀で見送るのは、我にとって拷問に等しい事です。」
信長
「で、あるか…寂しくなるのう…
又左なにか欲しいものはないか?大抵の事は叶えてやるぞ。」
「それがしの嫡男・前田利長も今年14歳となりました。今の世ではまだ中学2年生で学校に通っていますが、一昔前であれば元服を済ませ初陣に出ていてもおかしくない年頃。
以前、輸送船団護衛任務の話をしたところ眼を輝かせまして、早く船に乗りたいと毎日連絡がきますw中学を卒業したら第5空母に乗せてやりたいのですが、如何でしょうか?」
「本来は義務教育の高校を卒業しなければ認められんが、新型空母なら学校の一つや二つ建てても支障はない。
良いだろう、但し前田家一族郎党・家臣の子息等含めて最低100人の高校生を集めろ。足らなければ民間から募集しても構わん。
学校とは単に学問や武門を学ぶだけでは無い。同世代の人間と人脈を作るためでもあり、社会を知る訓練でもある。教師は余が手配するゆえ心配するな。これはモデルケースとして面白いかも知れんな。」
「はっ!ありがたき幸せ。もし足りない場合には尾張や荒子から、かっさらってでも100人揃えます!」
ガン!
「痛っっ!」
「たわけ!だからお前は脳筋犬と呼ばれるのだ!拐かしてどうする!」
利家
「アタマが!たんこぶが!ウウウ」
わら、信長の拳骨をもろにアタマに貰いながらも、2人のやり取りを切っ掛けに空母内に建てられた高校。それが大日本皇国・艦隊高等学校の始まりとなるのでした。
*****
織田宗家大陸・東京地区総合基地内・織田宗家城
99F展望レストラン皇帝閣下専用ルーム
浅野翔吾広報大臣
「キャメラ500台です!
よーーーいスタート!!」
織田信長
「翔吾…さすがに500台は多すぎないか?まあ良い……天正10年(1582年)6月2日、ついに来たか。」
明智光秀謀反により京都本能寺にて命を散らした日が再びやってきた。
逆行転生で戻って来てから12年半、念のため信長は織田宗家城に前夜から《《籠城》》体制を敷いている。
阿部慎之助
「皇帝閣下!APC9部隊総数50万人配備完了しております!」
岡本和真
「同じく攻撃ヘリアパッチ1,000機、上空配備完了です!」
吉川尚輝
「同じく10式戦車(改)1,000輌、宗家城外周部に配備終了!」
戸郷翔征
「攻撃型ステルスドローン1,000機、宗家城内配備完了です!」
信長
「ラジャー!皆の者ご苦労である。
明智光秀は1ヶ月前から24時間体制でステルス部隊が付いておる。これだけの備えをしてまた同じ事が起きるとしたら、これはもうゲネシスの上を行く破壊神が何かだろ。」
う~ん"フラグ"?では無いよねw
信長の自宅があるこの織田宗家城は、東京地区総合基地内に設置している。要は最強織田幕府軍の基地に守られている訳だ。
APC9部隊だけでも阿部慎之助大将が用意した50万人と同数が配置されているので、合計100万人の備えと言うことになる。
阿部慎之助
「では我等はドアの外を固めておきます。アリ1匹入れませんので御安心下さい。」
「うむ。いざとなれば今日に限り戦闘は控え、帰蝶と2人で転移で消えるゆえ安心しろ。」
「はっ!」
阿部慎之助を筆頭に専用ルームの外で待機するAndroid軍団
濃姫
「貴方とうとうこの日を迎えましたが気分はどうですか?」
「うむ、まあ何時もと変わらぬ。変わったのは防御力であろう。信忠はスペインにおるし、余は100万を超える軍勢に守られておる。
いざとなれば瞬間転移で消えるし、帰蝶のチート回復もある。これでは謀反に倒れるスキなどない。」
「本当にそうですね。大型ディスプレイに映る光秀と秀吉も22時には寝ています。」
2人の様子は1ヶ月前からLIVE映像で確認している。
「帰蝶よ。あっという間であったな、この12年半。」
「そうですね。あの天界との狭間にて貴方と再会したのが昨日のようです。あれから12年半、でもやはり許す気にはなれませんね明智光秀だけは………」
「確かにな、月日が経とうが忘れられない出来ごとではあるが余はもう前を見ることにしておる。何故なら光秀は史実通りの寿命を迎えるからな。」
「6月13日でしたね。後11日の人生です。」
「史実では秀吉との山崎の合戦に敗れ命を落とす。当然その戦は起きぬわけで、死ぬ謂れはないが余も帰蝶と同じでな…決して許せぬ思いがある。ゲネシスに問われた時に史実通りで良いと答えた。」
「そうでしたか。幕府軍の空軍参謀部の役目をこなしてますが後任の方は?」
「問題無い、信孝(信長三男)が空の戦に才がある。自ら戦闘機F-22(ラプター)を操縦しているが陸での荒々しさが消え、実に合理的な動きで敵を追い込んでいた。実戦の動きと経験で参謀部大将に抜擢する。トップの元帥に空母で百戦錬磨の信包(信長弟)がおるから、勝手な真似もできぬであろうw」
「みんな成長していますね。貴方もずいぶんと説明が丁寧で会話も上手くなりました。逆行転生前は言葉の半分が(で、あるか)でしたからねw」
「……帰蝶…確かに以前の言葉足らずは認めるが、半分が(で、あるか)等とは言い過ぎだぞ(苦笑)」
「うふふふふふふふ」
「はははははははは」
コンコン!
「宜しいでしょうか?」
「慎之助入れ!」
「はっ!みいの方・あここの方がお見えですが?」
「うむ、構わん通せ。」
料理人とソムリエAndroidを引き連れて2人が入室してきた。
美幸の方
「子供達が中々寝付かなくて、遅くなりました。」
あここの方
「美味しいチーズと生ハムサラダに濃姫様の好物、ロゼのスパークリングワインを持ってきましたよ!」
濃姫
「まあ嬉しい。貴方もこれなら先週2杯も飲んでたわよね。」
「ああ炭酸が程よくて口当たりが円やかだからな。今宵は4人で飲み明かすかw」
みい
「はい。そのつもりであこちゃんと気合い入れて来ましたよ。」
あここ
「これから500年もの長いお付き合いになりますからね~仲良くしておかないとw」
信長
「よしでは行くかw」
奥方衆
「「「えっ!どちらへ?」」」
「今日のための取って置きの場所だ。誰にもまだ見せていないw念のため慎之助達も30万人ほど連れていく。黙ってついて参れ。」
シュン!
*****
みいの方
「きれい………(涙)」
あここの方
「………うそでおじゃる丸(涙)」
濃姫
「もう素敵すぎて呆れます……(涙)」
慎之助・和真・尚輝・戸郷
「「「本当に青い………」」」
翔吾
「500キャメ宗家城に置いてきた(汗)
こうなったら取って置きのマイキャメラで撮りまくるぞ!」
織田信長
「どうだ、織田宗家・月世界城から眺める地球は?綺麗だろう。」
みい
「きれいです。きれいですが月でも呼吸が出来るんですね。」
「いや無理だぞ、酸素が無いからなw
余は多少意味が違うが、勝手に月面プラットフォーム創造と呼んでいる。」
あここ
「プ、プラトフ…舌を噛みそうでおじゃります…」
濃姫
「酸素まで創造したのですか?いつの間にこんな開拓を?ううん良いです何も答えなくて。だってこんなに素晴らしい場所に理由なんかいりません……」
「井伊の方・坂氏の方・養観の方・於鍋の方には500年不老はフラれたからなw
だがな人の生き方はそれぞれだ。大切な事は自分で決めること。決めたら進むこと。途中で倒れたら休めば良いのだ、そうすればまた歩ける。到達するのが目的では無い。そこに向かって進むことこそが重要だと余は思うぞ。そして傍にはお前達がいる。
帰蝶・みい・あこ・慎之助・和真・尚輝・戸郷"ついで"に翔吾!ちゃんと撮影してるか?」
浅野翔吾
「はい!抜かりなく!何故自分だけ
"ついで"なんですか?」
「ははは、だしに使っただけだ許せw人生は"ついで"に生きてるって事を言いたいんだよ。」
岡本和真
「あっ!!それって」
信長
「和真、気付いたな?」
「はい、古今亭志ん朝の父親、志ん生の言葉です!」
「そうだ、流石は志ん朝マニアだなw
出世しようが落ちぶれようが噺家であることには変わりねぇだろ。
さっきも言ったが到達すんのが目的じゃねえ。進む事が重要だ。だったらよぉ肩肘張らずに"ついでに生きてる"って感覚で進むほうが、ちょうど良いんだよって事だ。
それを名人の域に達した噺家が言ってんのが興味深くて覚えた言葉…要は受け売りって事よw」
みい
「貴方さま、とても深い言葉でみいにはまだ良く理解出来ませんが、なぜ尾張"おみゃ~"王国出身の貴方が、江戸弁べらんめえ口調全開なんですか??」
岡本和真
「姐さん!こちとら落語のDVDを観てっと口調がこうなんのは仕方ねえんだよ……………申し訳御座いませぬ(土下座)」
みい
「落語ですか…何か面白そうですね。それを嗜めば、先ほどの志ん生さんの言葉の意味が少しは分かるのかもと。」
あここ
「公家のおじゃる言葉のあこには、てやんでぇいべらぼうめぇ~なんてとても難解で無理でおじゃります。」
一同
「いや、あんたが一番上手いから!!」
こうして織田宗家月世界城でのワインを嗜むムーン・ディナーは何故か古今亭志ん朝の落語大ネタ
文七元結DVDを観ながらの、お江戸下町人情噺を満喫していた。
濃姫とあここは憤慨し(落語の内容を書くと1万字超えの長文になるので割愛します。)みいは話術に引き込まれ、岡本和真は(50両の場面で)泣いていたw
最後のハッピーエンドで阿部慎之助が思わず「サイコーです!」と絶叫!
織田信長2度目の天正10年6月2日。
本能寺の変は起きなかった。
これに対して感謝の言葉
「ありがありがでありがとやんす。やばい矢場には明智はおらず、これがホントのてやんでいw」
お後が宜しいようで……
*****
2101年1月1日 4:00
ゲネシス
「4人とも楽しそうな笑顔のまま死後硬直してやがる。よほど嬉しい夢を見ながら逝ったんだな……どれ」
ゲネシスは信長・濃姫・みい・あここ達が最後に見た夢を脳内アクセスして探りだす。
「あ~あれか!518年前、2度目の本能寺が起きずに、月世界で落語DVD観ながらワインパーティーやってた時の夢。それを最後に見てたんだな。そうか楽しかったのか。4人とも同じ夢を見ながら成仏できて良かったな」
4人をじっと見つめるゲネシス
「はぁ~~~じゃあ始めるか。他の100人は無理だが、俺の使徒である2人だけは100年後"この狭間"でまた目覚める。その時最終確認をするが、成仏を選ぶなら黄泉の国へ逝ける。もう1度地球上で生命が欲しいなら授けてやろう。だがそれを決めるのは2人だ。今回だいぶ暴れたから全ての再生に100年ほど時がいる。
グッスリ寝てくれ。それと本当にありがとうな織田信長&濃姫
俺も楽しかったぜ、じゃあ100年後会えるのを楽しみにしてるぜ。」
【また明日じゃなくて100年後】
織田信長
1534年6月23日生まれ
濃姫
1535年6月23日
あここの方
1949年8月1日
美幸の方
1553年8月5日
(生年月日順)
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今日の最終話で昨年12/8(日曜)
第32話・第3章スタートから始めた連続公開が【107日】連続に到達しました!!
ストックが常にギリギリ状態で、ヒヤヒヤしながらなるべく就寝前に1作仕上げる(汗)
休日に2作書きまくるみたいな。
週1投稿とかにすれば140話まで書けたので、2年以上の連載作品になったんですけどね。
それでも毎日に拘ったのは、作者が読み手になった時、その方が嬉しいからかな。
今では当たり前にコンビニが24時間営業していますが、子供の頃セブンイレブンのテレビCMで【開いてて良かった!】ってのが印象的だったなあ。
夜中に急にいなりずしが食べたくなるケイコさんwwなんてCMもありました。
いなりずし、いなりずしってノートに書きまくる女性w
そしてセブンで買って【開いてて良かった!】てねw
抱えてるコンビニ袋がまだ紙の時代です。セブンのロゴが印刷されていて、もし今ならコストが半端無いでしょ?
当時はオイルショックからの原油高の影響で、プラスチック等の石油商品の方が紙より高かったんです。今と全く逆ですよねw
朝7時~夜の11時まで開いてるからセブンイレブンって名前なんですよ!若い人は知らないでしょ。
そんな時間に開いてる店なんて当時は画期的でしたから。
学校行く前にセブン寄って
大好きだったチロルチョコを1個買うんですよ。当時は1個10円でねw消費税も無い時代です。
セブンの1号店は東京都江東区豊洲でしたね。当時の豊洲ってやたら工場とかが多かったな~。今の高層ビルやタワマン等も、その跡地に建っていますからね。
1号店の近くに都営住宅?か何かがあったけど今はどうなんだろ?最近湾岸地区行ってないから??です。
今度コンビニのある戦国時代書こうかな。えっ?誰かが既に書いてる?
そっか、止めとこうまた夢になるとww………
おっとかなり脱線しましたね作者の得意技です m(_ _)m
それより
去年の11月2日公開以来4ヶ月の短い間でしたが、素人の話に多くの応援頂きまして本当にありがとうございました。
登場人物等は史実に乗っ取って書いてますので、途中付いていけなくなった方もいるのは承知しています。
知らないマイナー武将とかって特にね。でも戦国時代に詳しい方々が多いので、そこは架空の人物(織田武蔵とかいますがw)はなるべく控えめにして書きました。
プロ作家では無いのでPV伸ばそうとかでは無く(勿論伸びると嬉しいですよ)何というか自己満足の世界です。
140エピソードで564,927文字ですので1話平均・約4,035文字でした。
400字詰め原稿用紙だと1,412枚ですね。
後書きなげ~な!!
ではまた何かで何処かでお会いしましょう。以外と早くカクヨムに出現するかも?こればっかりは今んとこ分かりません。
では皆様どうか体に気を付けて日々をお過ごしください。
またな!
ーーーーー
さてここまでたどり着いた読者様へのサービを少しだけ。
新作【俺の上司は織田信長】
第2話の1部分を公開しますねCMですw
主人公・織田隼人(織田信長子孫)は《《2065年》》生まれ
2082年・17歳・高校2年で親友の長谷川仁(長谷川平蔵の子孫)本多大和(本多忠勝の子孫)
3人で突然、桶狭間へ飛ばされます。
ではどうぞ
*****
織田隼人
「だから何処なんだここ?」
長谷川仁
「まるでジャングル?みたいだな。天気も悪いし、この雨は本降りになりそうだぞ?」
本多大和
「この高さ15m以上もある針葉樹はヒノキだな。日本と台湾の1部にしか無い樹木だ。」
隼人
「さすが全国模試トップ5の秀才だな。少なくともとんでも無い場所って事は無さそうだな。」
仁
「とにかくコンスパで現状分析するか。」
*****
【コンスパ】
開発者の近藤勇の名字の《《コン》》とスーパーコンピューターを合わせた、スマホの超進化形装着ウェアラブルデバイス。
日本が世界に誇る輸出品で世界シェアは100%
隼人達の暮らす《《2082年》》の日本では、小1になると教科書がインプットされた初心者レベルの端末を国から無料で支給される。
*****
『御主人様依頼の現状分析を"骨伝導分散機能"でメンバー全員に情報共有致します。』
【骨伝導分散機能】
ラインのようにグループ登録しているメンバーにのみ聞こえる、情報共有システム
『現在の時刻・永禄3年5月19日、西暦だと1560年9:30 現在地、愛知県豊明市、現在の呼称は尾張国 知多郡 《《桶狭間》》です。』
本多大和
「なんだと!!桶狭間!しかも永禄3年5月19日って織田信長が今川義元を討ち取った当日じゃないか!!」
『御名答、さすがですね本多様。これから4時間後13:30この雨は豪雨になります。視界も最悪ですね。史実ではこれに乗じ今川義元本隊に織田信長軍が奇襲をかけます。
ですが当然この結果を知る人間は今現在誰もいません。織田信長もまだ、今川義元の本陣を必死に捜索している最中です。』
大和
「ふはは、ふははははははは」
仁
「何だ大和お前のその気持ち悪い笑いかたは、デンジャラス本多に変身する時だぞ(汗)」
「仁のコンスパAI《《亜梨沙》》なら織田信長の現在地は予想可能かな?」
『もちろん今朝から彼の行動を、史実資料全てから分析した結果で推論を出した上で地域を絞り、対象感知レーダーを発動しました。
織田軍・今川軍の勢力含め把握しています。公表するには御主人様(仁)の承諾が必要となりますが?』
仁
「構わないから教えてやれ。断ったら自分のAI《《奈々》》ちゃんに聞くだろうから結果同じだし。」
『了解、ターゲットは現在地から北西4km地点に織田家兵士3,000人を引き連れ潜んでいます。今川義元は現在地から東5kmにて軍事侵攻中。
昨夜からの雨で極めて足場が悪いため、侵攻速度は極端におそいです。
2時間半後の12:00ここ桶狭間の北西にある、桶狭間山にて大休止に入ります。なお25,000人の大軍ですが侵攻陣形は横長にて、今川義元本陣は約3,500~3,800人になる模様。』
大和
「なるほどな、もし義元本陣が亜梨沙の予想通りになれば、俺の読んだ資料より500人以上少ない。逆に織田の軍勢は1,000人近く多い。戦国最大のジャイアントキリングなんて伝わっているが、これは思ったより楽勝だった可能性が高いな?」
仁
「俺は歴史に詳しいわけじゃないけど、桶狭間くらいは知っている。
けどさ~狭間って名の割には谷とかじゃ無くね~?樹木の反対側は湿地帯とか田んぼだよな?亜梨沙ホントにここ桶狭間なのか?」
『正真正銘ここは桶狭間です。さっきも言いましたが教室から北西約1,5km程先に、標高約65mの場所があり桶狭間山と現地の人たちは呼んでいます。後世の多くの人が持つ切り立った崖下のイメージとは違うのは確かです。13:00頃の豪雨は雨雲レーダーにもハッキリ出ていますので、65mの低山とは言えそこから義元を追い落とせば、麓のここ桶狭間は辺り一面ぬかるみ足を取られます。奇襲を受け乱れた軍勢を立て直すには、今川義元には最悪な場所です。』
大和
「……………よし決めた行くぞ!!」
仁
「はっ?行くぞってどこへ?何しに?」
「決まってるだろ、織田信長はまだ今川義元の現在地を知らない。俺たちがそれを教えてやればそれこそ大手柄だぞ!」
仁
「おいおい待て落ち着け大和。文武両道めちゃくちゃ頭のいいお前だが、戦国時代の話となると別人になる。悪い癖いや性癖だぞ。
突然何処の誰だか分からない、服装だって武道附属高校の制服だぞ。チャラい私服と違い今時珍しい黒の厳つい学生服だけどさ、こんな格好この時代の人間からすれば怪しすぎるだろ。」
『確かに御主人様の言うとおり、今川の大軍勢に尾張を蹂躙される寸前の織田軍には、3名様は敵の間者スパイの疑いをかけられ殺される可能性……87%と出ました。』
大和
「ううう…しかしこんなチャンス2度と無い。真剣で今川義元と立ち合えれば俺の人生に悔いはない!」
ーーーーー
はいここまでw
あっ!4~5日後、番外編を1話だけ公開します。
お蔵入りにしようか迷ってた話しなんですが、どうせだから少し手を加えて紹介しようかと。
この作品の141話目ですね。
皆さんお元気で m(_ _)m