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第139話 織田信長の作った大日本皇国2025年

 2025年7月1日


 織田宗家大陸東京地区

 織田信長ドームスタジアムタウン


 織田信長

「マウスランドだけで年間入場者数が1億人突破か。混雑度感覚数値をこれ以上あげてはならん。チケット完全予約制で当日券をどうするか?」


 織田秀信(幼名・三法師・信忠嫡男・信長嫡孫)

 織田宗家TML(東京マウスランド)代表取締役会長

「個人"DNA"管理にて2回キャンセルした人間へのチケットアクセス権3年停止システム。これのおかげでドタキャンは激減しましたが、新規顧客と子供達優先のための、成人グループリピーター制限をそろそろ検討してはどうでしょうか?」


 信長

「う~ん…そこは難しいなあ…

 "ネズミーランド"年間パスポートを昨年廃止したが、それだって批判殺到しただろ。まあ入場者数に影響は無かったがな。」


 秀信

「お言葉ですが皇帝閣下…マウスランドです、"ネズミー"ではありません。」


「ああそうだなついなw子供の夢の国ではあるが、10年前小学生だった子達が、20歳を過ぎて自分の稼ぎで来園しているリピーターも多い。そこに規制を掛けるのは心情的にな……

 その子らも結婚して自分に子ができたら連れてくる。親子代々思い出の場所ってのが、開設当時からのキャッチフレーズだしな。」


「となると以前から皇帝閣下が仰っている新ランド建設1択となりまするが?」


「ああ、余が創造すれば5分で終わるがwそれでは意味が無いからな、信雄(信長次男)の織田建設に発注しよう。土地は隣接している東京湾を今から余が埋め立て、新ランド用地を確保する。明日現地を見せてまずは見積り依頼だ。」


「分かりました。ではホットライン(3次元リモートTEL)で連絡しておきます。」


「後は交通機関だな…工事にも使う海中道路を一緒に5本ほど作ってやるか。」


「新ランドの目玉として海中道路を無くし、交通機関は車輌ごと移動できる軍事用の特大転移ゲートを設置しませんか?」


「それはまだ早急だな。450年以上経過した今でも、転移機能は余とゲネシスしか作れぬ。

 人類が転移ルームを自力で作り上げられる様にならない限り、既存の交通システムを無くすわけにはいかん。

 今も織田幕府軍と織田宗家軍の合同研究部門が必死に開発中だ。」


「あ~確かにそうですね。400年前は分解して再構成の過程を模索して、物体粒子構造分解までは成功しましたが、最小構成要素の素粒子で行き詰まっていたのを覚えています。」


「うむ、そのやり方では無理だというのに気付くだけで100年費やしたからな。だがそれで相対性理論にたどり着き、原子核エネルギーという副産物を得た。それだけでも物凄い進歩だ。

 50年前にやっと分子や原子から離れ、新たに空間理論に行きついておる。その後少しずつヒントを与えてはいるが、自分達で完成させないと意味が無い。」


「皇帝閣下がよく言われる"技術の進歩とは失敗の積み重ね"ですね。」


「うむ、そういう事だ。どれ余はポルトガルへ行かねばならぬ。早速埋め立てと海中道路を創造してくる。織田建設との事は任せたぞ!」


「はっ!気を付けて行ってらっしゃいませ。」


 シュン!


 織田秀信

「後75年で瞬間転移システムは無理かもしれん…しかし濃姫様には遠く及ばないが、弾道ミサイル位ではびくともしない結界なら10年前に完成させた。それと同じで100%では無くても、生物以外なら転移可能とかのレベルに達するかも?知れぬ…研究開発は継続と積み重ねだ。さてと織田建設にアポを取るか。」


 織田宗家大陸(旧オーストラリア)のリゾート開発は、2025年の大日本皇国でも続いているようです。


 *****


 織田ポルトガル王国・織田宗家リスボン城


 織田信長

「ゲネシスから授かった最後の神力。西暦2100年まで残り75年か……」


 織田翔平・織田ポルトガル王

「自分が今いくつになったのか?パッと出てきません。」


 美幸みいの方

「……年齢の話題はさておいて…ディアナのショッピングモールのチート化が凄すぎて付いていけなくなってきましたw不老を100年延長アイテムとか、ゲネシス様の許可は出ているのでしょうか?」


 信長

「その辺含めゲネシスに少し改良を依頼しようと思っておるのだが、51年後の2076年にならねば会うことは叶わぬ。」


 織田翔平

「51年後ですか……今年生まれた子が51歳……何というか早婚の人なら孫がいてもおかしくない年齢ですねw」


「そういう事だ。ところで真美は元気にやっておるのか?月面プラットホームに創造した城に、かぐや姫城と名付けたらしいがw」


 みいの方

「月世界のかぐや姫城から見る青い惑星の地球って、本当に綺麗です。」


 翔平

「確かに圧巻でしたね。ムーンシャトルバス尾張1号の完成で、月も1日で行ける時代ですからね。」


「ん?余が作った転移ルームは使わなかったのか?」


 みいの方

「1度ムーンシャトルバスに乗ってみたくて、転移ルームは帰りだけ使いました。転移は確かに便利ですが、もし往復あれだと月旅行をした実感はゼロですねw」


「(苦笑)仕方あるまい瞬間転移だからな。あくまで軍事目的であって、のんびりとした旅行等を楽しむのとは使用目的が違う。」


 みいの方

「でも助かってますよ。転移ルームがあるからこそ、日本だけではなくヨーロッパや中東・アメリカ等、世界中にヨガ教室を広める事ができました。」


「みいのヨガ&ピィラティス・スクール。確か12,000店舗を超えておったな?」


「はいあなた。正確には12,700店舗です。」


 翔平

「父上。凄いのは全店舗の経営状態が創業以来440年も連続で、大幅黒字決算を計上していることです。特に母上が直接指導する日のレッスンは、参加者1万人超えが当たり前になっていますよ。」


美幸みいのヨガスクール創業1585年だったな。もう440年もたったのか…美幸はいくつになったのだ?」


「ちっ!ちちうえ!!!」


 女性に年齢を聞くという基本的なタブーを犯した織田信長皇帝閣下。

 絶対零度にまで下がる織田宗家リスボン城。ホットヨガならぬブリザード説教部屋になったのは言うまでもありません……

 濃姫とみいちゃんの2人は絶対に怒らせてはいけないのです。


 みいの方

「ガミガミガミガミくどくどくどくど。。。。。。。分かりましたかあなた?返事はイエスのみですよ!」


 信長&翔平

「「イエス!イエス!イエス!」」


 30分以上続いたブリザード説教部屋が、やっと元の状態に戻る。


 信長

「み、みいちゃん……俺と翔平だから良かったが、他の者がいたら冷凍人間になっているところだぞ……」


 みいの方

「あなた大丈夫ですよ。私や濃姫様・お市ちゃんに対して年齢を聞くような命知らずは、地球上に存在しませんからオホホホホw」


「母上。自分は明らかにとばっちりです……」


「翔平。織田ポルトガル王国の王ともあろうものが、あの瞬間この部屋から逃げ出せないでどうするのですか!そんな事では"ホームラン王"は取れても"盗塁王"にはなれませんよ。」


「"盗塁王"??なぜそこでベースボールが出るのか分かりませんが、今後気を付けます。」


「よろしい、では私はレッスンに行ってきます。夕方には終わりますのでレッスン会場近くのホテルでディナーと致しましょう。今日はあここちゃん(信長側室)も参加してくれますのよ。」


 信長

「ほお、そのレッスン会場はどこなのだ?」


「今日はアメリカ西海岸。織田宗家ロサンゼルスドジャース体育館で5万人ヨガスクールです。前売りチケットは1分でソールドアウトでしたw」


「5万人……1分で売り切れ(汗)…どれ《《余が》》送っていこう《《ヨガ》》だけに…」


「……父上、寒くなるのは母上のブリザード説教だけで十分ですので。」


「転移ルームで行ってきますので大丈夫ですよ。あなたも翔平と打合せがあるのでしょう。では後程ディナー会場で。」


 シュン!


 信長

「迂闊であった(汗)あここは気にしておらぬが、美幸と帰蝶・お市の3人は、年齢の話になると恐ろしい結末が待っている(大汗)」


 翔平

「見た目の若さもそうですが実際に細胞が20代ですからね。ついうっかりは仕方無いかと…

 それで父上。今日の本題は、信忠兄上の織田スペイン王国との合同軍事演習に、アフリカ連合が全会一致で反対表明した件ですよね。」


「ああ、それで来た。ジブラルタル海峡に喜望峰の航路自由化を125年も訴えておるからな。もちろん織田幕府海軍がそれを許すことは永久に無い。」


「1900年、世界中に自由な思想と発言を許可してから太平洋・大西洋・地中海等々、あらゆる海の航路自由化を声高に叫んでいます。」


「表向きにそれを許し、織田サブマリン軍で密かに始末することも可能だがな。」


「1582年6月2日、大日本皇国の年号で言えば天正10年!!

 織田幕府世界警察の海洋課を設立してから、地球上の海は実質織田家の物となっています。」


「それはこれからも絶対に譲らん!航空機開発を織田で独占している以上、海に活路を求めるのは分かるが、一旦それを許すと何百年後かに必ず戦争が起こる。」


「その芽を摘むためのジブラルタル海峡近辺での軍事演習ですからね。」


「人間の進歩は素晴らしいが反面、人類がどんなに愚かであるかを余は知っている。良し決めた!織田南フランス王国と織田イングランド王国も演習に加えるぞ。」


「ヨーロッパ4か国海軍、合同軍事演習ですね!それでアフリカ連合も黙るでしょう。」


「うるさいのはモロッコとスーダン、コンゴの反政府勢力だ!それ以外の国は規制を受けながらも、航路の安全を保障してくれる織田幕府海軍に感謝している。」


「分かりました。ポルトガルも精鋭艦と新造艦を50隻出しましょう。」


「ああ頼んだぞ、織田宗家主力艦の宇宙戦艦ヤーマートー1隻と、大日本皇国の宇宙空母フジも飛ばしてやるニヤリ」


「おおお!!すると海空軍事演習になりますね!」


「そう言うことだ。欧州大将軍の信忠も出席する来週の最終打合せで詳細を詰める。これからも世界平和のため全力を尽くすのみだ!」


「ラジャーです皇帝閣下!」


「うむ、では行ってくる。」


「ん?どちらへ?」


「決まっておろう。みいの5万人を集めるヨガスクールに特別参加だw」


「ははは相変わらず夫婦仲がよろしい事で。息子としては安心です。」


「余はカラスのポーズからクジャクの羽のポーズへの連続技が得意だぞ!!」


「連続技って……解釈が違う気がしますが頑張って下さい(苦笑)」


「ああ、またな!」


 シュン!


「ほんとずっとラブラブだからなw父上と母上を見習わなければな。」


 美幸みいの方が1585年に始めたヨガ&ピィラティス・スクール。440年後の今も世界中で断トツトップの人気を誇り、フレイル対策としても推奨されています。


 ーーーーーーーーーーーー


 この第139話の設定は2025年です…数々の震災・自然災害、はたまたコロナ等の感染症。当然この物語の織田信長なら全て防ぐ事が可能です。


 ただそれに関してはあえて触れません……悩みに悩んだのですが、どう表現して良いのか?

 作者にその答えを見つける事は出来ませんでした…どんな風に描いても実際に体験経験した方々を癒せる力、残念ながら私には無いからです。


 いくらフィクションだからと言え、踏み込んではいけない事もあるのかな?これが偽らざる心境です。


 さて2024年11月2日から始めた

 "チート織田信長と濃姫"

 明日140話が最終話となります。

 もっともっと内政と日常に特化すれば続けるのは可能ですが、この辺で一旦終わらせて下さい。

 今後はチート信長の外伝的な物語を不定期で公開するか?まったく別路線を書くのか?作者も本業がありプロでは無いので分かりません。


 ですがPV数が1万・5万・11万を突破し(他のサイトを合わせると20万以上)今現在もどんどんPV閲覧数が伸びていく感動が忘れられず(売れっ子先生方の1千万PVに比べたら恥ずかしい話ですがw)

 どんな形でもまた投稿はしたいかな~とは思ってます。


 さて、このセリフも今日が最後となります。

【また明日】


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