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第131話 第10章=最終章スタート!!地熱発電発表?濃姫御説教…

 1575年4月10日


 織田テレビ・お昼のNews


 織田信広(信長庶兄)・幕府東京都知事兼宮内庁長官・大納言

「昨年10月10日の初回テストが成功して半年。この東京都電力地熱発電装置の本格作動は、これからの地球環境を支えるクリーンエネルギー2本目の柱として大いに役立つ事になります。」


 信長

「兄上が都知事として今日まで積み重ねた苦労がやっと実ったのは、皆の努力と兄上の熱意に他ならない。

 大日本皇国皇帝として、血を分けた弟として素直に嬉しい。

 これから1年間、東京都での運用実績を踏まえ全国に普及させていく。

 織田宗家・パワー太陽光発電株式会社・代表取締役会長の余からも改めて礼を申しあげたい。」


 News男性キャスター(Android)

「織田東京都知事が常日頃から口にしている太陽光発電以外のクリーンエネルギーなんですが、地熱を利用しての発電量とは具体的に、どれだけ都の電力需要を賄えるのでしょうか?」


「東京都の現在電力需要の約8割を、地熱発電で供給する事が可能となります。」


「そんなに!それは画期的なことだと思うのですが、地熱発電事業を行うに当たってそもそもの発想、切っ掛け等をお聞きしても宜しいですか?」


「それは日本の火山とオーストラリア、現在の織田宗家大陸の存在です。

 火山の噴火で地表に出てくるマグマは極一部。その大部分が地下奥深くで流動しています。」


 "例の"w女性キャスター(Android)

「視聴者の皆様!マグマとは火山の下に大量にある物質で、それが地表に出て冷えて固まると溶岩になります。簡単に言えば岩が高熱でドロドロに溶けた状態のことです。」


「……まあ今の解説の通り地下で高温状態の物質が大量にある。それを上手く利用出来ないか?と思ったのが最初です。実際今でも地熱で暖められた地下水が温泉となり、皆さんの入浴・清潔・健康に大切な役割を果たしています。」


 "正直な"女性キャスター(Android)

「温泉と風呂上がりのビール・サイコーーー!!」


「……そこで皇帝閣下に相談したところ、超多額の研究資金を投資してもらいました。」


 "欲望に忠実な"女性キャスター(Android)

「ちょ、超多額とは…なんぼでっか旦那?ゴクリ」


 番組ディレクター

「カメラを切り替えろ!警備員!あの女を摘まみ出せ!」


 織田警備保障の2m超え警備員5人にドナドナされる"見た目だけは超絶美人"女性キャスター。


 News男性キャスター(Android)

「LIVE配信中お見苦しい点があり大変失礼致しましたm(_ _)m」


 織田信広都知事

「………相変わらず活発なお嬢さんですな(苦笑)」


「申し訳御座いませんm(_ _)m」


 信長

「……イングランドのODAスーパー3割引きセールには行ったのかな?」


「皇帝閣下も御存知で!!(汗)申し訳御座いませんm(_ _)m」


「元気で何よりだwこれからの女性は物怖じせず堂々と自分の意見を述べる。それで良いのではないかな?

 まあTime Place Occasionは弁えた方が良いとは思うがな。」


「はい、今一度TPOを徹底的に身につけさせます。」


 信広・東京都知事

「そのTPOとは何の意味を持つ言葉だ?」


 信長

「時と場所、場面を弁えろという意味だな。葬儀の場に派手な服装で、御祝い言葉を述べる馬鹿はおるまい?」


 都知事

「ほお大人になったな三郎w

 父上の葬儀で随分と"傾いた"身なりで現れた、同一人物から出る言葉とは思えぬククク」

 爆笑を必死に堪える兄信広。


「グゥ!わ、若気の至りだ!」

 羞恥心で顔面真っ赤になる皇帝閣下


 織田家の2大巨頭に挟まれ大汗を流しながらオロオロする男性キャスター…


「そうだなw確かに若気の至りだw

 うん?元服はとっくに済ませていたハズだがなあ。ニヤリ」


「だったらどうした!兄上とて今川の太原雪斎に安祥城を落とされ捕虜とされたのは、若気の至りと言うておったが、二十歳を超えていたではないか!」


「こら三郎!いくらお前でも、その一件を出すのは卑怯であろう!駿河・遠江・三河の三カ国の大軍に攻め込まれ、安祥城だけで防戦し尾張への乱入を食い止めたのだぞ!寧ろ天晴れであろうが。」


「何を言うか!竹千代(家康)との人質交換に応じて、今川から兄上を救いだしたのは"俺"の一存だぞ!命の恩人に感謝しろ!」


「この野郎言わせておけば!あの戦で西三河どころか尾張を落とされていたら、今の織田家は無い!!お前こそ織田家を救った恩人の"俺"に感謝せぬか!!」


「うぬううううう!!」

「ぐがあああああ!!」


 真っ赤な顔がふた~つ

 互いに額と額を相手に押し付け合いながら、1歩も譲らない兄弟w


 キャスターどころか番組ディレクター、警備員(Android)までもが止めに入るが

「邪魔だボケ!」

「引っ込んでろコラ!」

 全員薙ぎ倒される始末…


 織田テレビ・報道部部長

「不味い!LIVE配信ストップしてCMに切り替えるしか無いか!!」


 その瞬間!!ズガッズガッ!!


 信長&信広

「「うっ!!……………………」」

 2人の足元フロアーに深く突き刺さった槍が光っていた。


 信長

「帰蝶……違うんだ…これは兄上が…葬儀の件を持ち出すから…(汗)」


 信広

「濃姫……三郎が安祥城のトラウマをほじくりかえすから……つい…(汗)」


 濃姫

「お黙りなさい!織田の家を支える長男と嫡男がみっともない…しかも全世界LIVE配信中に兄弟喧嘩とは…情けないとは思わないのですか!!」


 信長&信広

「「うう……………(大汗)」」


「2人ともそこへ直りなさい!

 これ以上騒ぐのなら突き刺してチート回復、また刺して回復を繰り返します。」


 信長&信広

「「……………………(脂汗)」」


「何度でも……」


 信長&信広

「「ひいーーー!!」」


 その後、濃姫の御説教は延々1時間も続きました。

 織田信長皇帝閣下と織田信広東京都知事には地獄の1時間でしたが、1人ウハウハの人間が。


 織田テレビ・報道部部長

「ふはははははは!凄いぞ!視聴率が98%超えている!!」


 番組ディレクター

「部長…流石にヤバいですよ…相手は織田家のツートップ!後で配信続行したことを問い詰められたら……」


 報道部部長

「全責任は俺がとる。寧ろ報道マンとしてこれだけのスクープを配信しない事は有り得ない。幕府広報室長・浅野翔吾殿なら分かってくれるさ!」


 東京都電力・地熱発電装置の本格作動。それを広く世界中に伝えるハズだった……途中までは……


 それが濃姫の信広&信長兄弟

 1時間説教タイムに変更されました。


 そのトリガー引いたのだーれだ?

 ドナドナされた"見た目だけは超絶美人"女性キャスター

「美味しいーーーイングランドの本場フイッシュッ&チップス&ビール癖になるーーー!」


 ODAスーパー・イングランド本店で3割引きで買ったツマミとビールで1人宴会中でした…


 また明日m(_ _)m


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