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第125話 エリザベス1世・イングランド王国女王陛下

 1574年12月31日


 エリザベス1世イングランド女王

「あれは夢だったのかしら?」


 だがその言葉を否定するかの様に目の前には、信長からプレゼントされた時価10億円はする大玉真珠とダイヤモンドのネックレスが美しく輝いている。しかもベッドの隅には○ニーと○ロミちゃんの1,5mジャンボぬいぐるみもエリザベスの視界に入った。


「………夢じゃなかったのね…希望するなら何時でも遊びに来い。その言葉を信じてもいいのかしら?織田信長皇帝閣下様…ううんマイダーリン♡」

 早朝だというのにエリザベスの胸の鼓動が激しくなってくる。


「なに?なんなの?この苦しさは。

 ダーリンの事を考えるだけで胸が熱くなってくる………」


 エリザベス1世イングランド&アイルランド女王。

 弟や姉と熾烈な王位継承権を争い、姉メアリー1世女王とはカトリックとプロテスタントの争いにより、1年近く投獄までされた。

 1558年エリザベス25歳の時にメアリー1世が崩御し王位を継承する。


 未婚だった彼女は世継ぎ問題で議会や廷臣達から結婚を懇願されたが、なぜか独身を貫く。

 そのエリザベスが41年間の人生において、初めて味わう本気の恋心であった。


 **********


 2日前の12月29日早朝


 織田信長

「レディの寝室に突然失礼する、早起きなのだな。」


 エリザベス1世

「失礼にもほどがあります。でも何故かしら?怒る気になれないわ。」


「ほお流石16年間も女王をやっているだけの事はある。何もない空間から現れた余に対して、一切驚かず騒がず堂々としたやり取り。この大日本皇国皇帝の織田信長感服いたしたぞ!エリザベス1世イングランド女王。」


「まあ貴方が全世界を恐怖に陥れている、あの大日本皇国皇帝閣下で織田幕府軍の征夷大将軍さまなのね。」


「恐怖に陥れているとは何かの間違いだろう。全世界を良くしようとしているだけだぞニヤリ」


「フフフ確かに恐怖に陥っているのは全世界の王族や支配者層たちだけね。

 で早朝からレディーの部屋に何をしに来たのかしら?」


「うむ、余の国では"論より証拠"と言う言葉があってな。その目で見た方が良いと思いエスコートしにまいった。嫌であれば無理にとは言わぬが。」

 信長は片膝をつき手を差し伸べる。


 若干頬を赤らめながら

「いくらなんでもこの格好では……」


「ふむ、エスコートには応じてくれるのだな。服装は心配いらぬ。どのドレスがお好みか?頭に浮かべてくれ。

 余の収納に入ればイメージ通りのスタイルで出て来れる。では参るぞ、2人でデートだ。」


「まあ♡デートだなんて……」

 みるみる顔が赤くなるエリザベスを収納し、宮殿内に控えている女王専属メイド20名も取り込み織田信長ドームスタジアムタウン・ODAホテルリゾート99Fにあるスペシャルスイートルームへ転移した。


 29日に行われた織田幕府年末連合稽古にトーナメント戦。

 まさかの義兄フェリペ2世スペイン国王も来ているのには驚いたが、織田信長ドームスタジアムタウンの異次元の壮大さ、信じられないほどに発達した科学技術・建築技術にそれどころでは無い。

 フェリペ2世もポルトガルエンリケ国王も同じで、唯々圧倒されている。


 エリザベス1世

「こんなとてつもない国と艦隊決戦など考えていた私は何と愚かだったのでしょうか。帰ったら直ぐにセシルとフランシスに伝えなければ。」


 *セシル大蔵卿(バーリー男爵)

 *フランシス・ウォルシンガム国王秘書長官

 2人ともエリザベス1世から絶大な信頼を受ける重臣。


 その夜はODAホテルリゾート最上階100Fにある大展望フロアに招待され、豪華絢爛格式の高い晩餐会に出席する。


 その席で信長は、黄金にダイヤモンドが散りばめられた箱を取り出すと

「エリザベス1世女王よ。余の弟である武蔵に装飾品の貿易を任せているのだが、そこから1番似合いそうな物を余が自ら選んでみた。気に入ってくれると嬉しいのだが。」


 さりげなく女王の後ろに回ると、大玉真珠のネックレスをつけてあげる。


 男性免疫皆無の女王様の全身は、火が出るほど熱く火照ってしまい

「信長さま♡私の事はグロリアーナいえグロリアと呼んで下さい♡」

 と言う始末………


 その場に居合わせて紹介を受けた織田武蔵(濃姫)の存在も眼中には無く、誰が見てもメロメロのトロトロ状態。

 仮にもイングランド&アイルランドを束ねる女王様なんですが、どーすんだこれ?


 濃姫テレパシー

『さすが"種馬"皇帝閣下wイチコロでしたね。ザ・ヴァージン・クイーンも1日で陥落。

 今夜と明日、大日本皇国のためにしっかりと励みなされ!!』


 信長

『帰蝶"種馬"は止せ。しかし余の1つ年上であるが子作りはまだしも、出産は体力的に大丈夫なのか?』


『そこは私とお市ちゃんが交代で面倒見ますから安心して下さい。イングランド&アイルランド両国待望の時期国王。必ず貴方の織田の子に継がせなくてはなりません。励め!!』


『………励めって…その割り切り凄いな帰蝶。もう俺に代わって織田帰蝶女王陛下で良くないか?』


『バカなこと言ってないで、ほら早くエリザベス…いやグロリアと呼んで転移で2人きりになるのです。あとは私が"織田武蔵"として振る舞い、浅野翔吾と2人で場は盛り上げますからサクサク消えて決めてきてw』


『ふっ、消えて決めろか後は任せた』


 シュン!

 トローンとした目のエリザベスじゃなく…グロリアさんを連れ、2人の世界に消える織田信長皇帝閣下。

 これで10ヶ月後にイングランド&アイルランドに織田信長を実父に持つ世継ぎが誕生しま~す。


 あっ肝心要のトーナメント戦は激戦でしたw

 結果だけ書いて話をどんどん進めるか?詳細も書こうか?両方のプロットは出来てるので、ゆっくり考えます。


 何故ならもう1人拉致wして転移で連れてきた人物がいまして、126話はそこにも触れます。それの出来次第かな…また明日。


 ーーーーーーーーーーーー


 史実のエリザベス1世女王は生涯独身で通したようです。その理由は諸説あり現在に至るまで解明されていません。


 でも良かったですね。

 織田信長皇帝閣下と結ばれましたから、お幸せに。



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