第124話 衝撃ドームスタジアムタウン
1574年12月28日
織田宗家大陸東京地区
織田信長ドームスタジアムタウン
信長は内政に創造主チートを炸裂させる。先ず10km四方=100k㎡の広大な正方形敷地を確保し"織田信長ドームスタジアムタウン"を創造した。
スポーツ施設はドームスタジアムをメインにサッカー・ラグビー・陸上競技場・大型プール・カーリング場・総合体育館・筋トレマシーン・フリーウェイトジム等々を取り揃え、スポーツ大国の下地を作る。
目の前で繰り広げられる余りの所業に、硬直して動けない2人の武道家。
「ふむまだ11:30か。他の施設と交通アクセスも整備せねばならんな。綱成、石舟斎!勝家に利家も連れてくる故、4人でドームスタジアム会場の把握をしといてくれ。案内役(Android)を1人付ける。昼飯はこれに色々入っている、好きなものを好きなだけ食せばよい。食べ放題だ。ん?どうした?綱成、石舟斎?」
北条綱成
「はっ?し、失礼しました……」
柳生石舟斎
「おおおおおおおおお」
主君・織田信長のチート創造。噂には聞いていた石舟斎であったが、実際目にするのは初めて。この世の物と思えない光景に言葉も出ず、正座してひたすら信長を拝んでいた。
「ふん、まあ初めてなら仕方ないかwでは頼んだぞ。翔吾に大口叩いた以上、その上を行く施設を創造し度肝を抜いてやらねばならんニヤリ」
ここからが本番とばかりに信長のチートが炸裂する!
「先ずは交通アクセスだ!近い将来、爆発的に普及させる車社会も見据えながら、電車・空・海と多角的交通手段とする。」
交通アクセス
(自動車)
ドームスタジアム地下B1~B5の5フロアーに転移ルーム付きの10万台収容駐車場を設置。
(電車・地下鉄)
織田幕府前駅~織田信長ドーム駅A(1駅5分)
東京都庁前駅~織田信長ドーム駅B(1駅5分)
日比谷駅~織田信長ドーム駅C(1駅5分)
江東大島駅~織田信長ドーム駅D(1駅5分)
羽田駅~織田信長ドーム駅E(1駅5分)
(新オスプレイ100人乗り)
東京江戸東区・新木場ヘリポート~織田信長ドームヘリポート(3分)
(新ホバークラフト200人乗り)
ヨコハマポート・ホバーエリア~織田信長ドームポート(5分)
千葉船橋ルルポート・ホバーエリア~織田信長ドームポート(5分)
「ふはははははは、絶好調だ!全世代向け娯楽観光施設もビシッと決めるか!
ん?そうだネズミ王国を手本としようwあの西洋風な城も嫌いでは無い。だが隣にミニ安土城も作るぞ。」
調子にのった我等が信長公。プッツンと何かが切れたようです(笑)
もうどうにも止まらない
リンダリンダ~~リンダリンダリンダOh
「いかん、ドブネズミテーマパークになってしまったでは無いか(汗)メインキャラクターデザインを修正せねば子供の夢を壊してしまう(汗)」
ネズミーランドアトラクション遊園地・映画館・ホテル・ショッピングモール・動物園・世界初の超大型水族館(もっとも全ての施設が世界初ですがm(_ _)m)等々……
「ふーーもう17:00か…細かい箇所にまで拘ったせいで、こんな時間になってしまった。
日頃"時は金なり"を皆の前で公言している俺がこれは恥ずかしい…反省だな。」
「いやいや何言ってるの貴方!こんなの完成に20年以上かかるから。だって建物だけじゃないのよ、東京都から20km離れた場所に地下鉄と海中道路まで……神じゃなきゃ無理ですから。」
「ん?お前は?久しいのうディアナ」
ショッピングモール管理者
ディアナ・アグロン
「覚えていてくれたんですね。本当に嬉しいです♡作者ですら私のこと忘れていたんですから」
m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m
「そりゃ忘れないだろ。帰蝶が毎日モールを利用しているらしいからなw」
「はいお陰さまで。帰蝶様がみいちゃんやあこちゃんに側室の方々を紹介してくれまして、御得意様が激増していますので。」
「そうか…女子というものは、買い物しなくては体調悪くなる病にでも感染しているのか?」
「その"買い物病"の女帝・濃姫様から明日のプレゼントを預かっています。」
「ほお、帰蝶が何を買ったのやら?」
「明日の記念すべき大イベントに訪れる、観客全員に無料で配布するようにとの事です。
男性脳では気付かないだろうからと仰せでした。どうぞ御覧ください。」
「これは!」
ディアナが取り出した濃姫からのプレゼント。
○ッキーマ○ス
○ニーマ○ス
1,5mのジャンボぬいぐるみ。
「どうぞ閣下のコピー神力で100万ほど用意しておけば、今後の集客にも使えます。
特に子供客の心をつかんでリピーターを増やす様にとの事でした。」
「なるほど…確かに余には思いつかんのお…しかし1つ聞いて良いか?」
「なんなりと」
「○ッキーと○ニーは分かるのだが、この黒ずきんを被ったウサギのような女の子?は何なのだ?」
「○ロミちゃん未来日本の大人気キャラクターですね。」
「ふむ、その○ロミちゃんとやらはネズミーランド国の一員なのか?少し趣が違う気がするのだがな?」
「濃姫さまいわく、細かい事は気にするなワカワカチコチコ!だそうですよw」
「……う~んお笑いDVDで見たのと少しセリフが違うがまあ良い。
それとそのロボット的な奴はあれだなw余もアニメDVDで見たぞw
機○戦士ガ○○ム!操縦士は様々な人物がおったが○○ロ・レ○が余は好きだな。」
「はい男の子には○ッキーとガ○○ムを女の子には○ニーと○ロミを差し上げる様にと。それだけで織田信長皇帝閣下の評判は"うなぎ登り"?だそうです。」
「分かった帰蝶の言う通りにしよう。しかしディアナ何故いま"うなぎ登り"が?疑問系だったのだ?」
「聞いたことのない表現でしたのでつい。後程AIディープラーニングしておきます。」
「……能力の無駄遣いだなwご苦労であった。」
「では失礼しました。皇帝閣下様よいお年を。作者さんもディアナを忘れないでね。」
「最後のセリフはディアナ魂の叫びなのか?しかしさすが帰蝶だ、良きアイデアである。コピーしまくってマジックリュックに詰め入場門に置くとしよう。」
**********
あらゆるメディアで全世界への広報活動を終えた浅野翔吾。日本全国各地の織田幕府支所には入場チケットを求める民衆が殺到。一種のパニック状態になり、幕府治安維持部隊が出動する事態に若干焦る。
『少しやり過ぎたかな(汗)前売りチケット10万枚10分でソールドアウトだ…』
信長テレパシー
『翔吾どうだ売れ行きは?』
『それがそのーー10分で売り切れてしまいまして、買えなかった民衆が1部暴徒化してしまいました。』
『10分?10万枚すべてか?お前どんなプロモーション能力なんだ!今朝始めたばかりで完売とは呆れた奴だ……
治安維持部隊が出動したのは余にも報告があった。娯楽の少ない時代だけに仕方ない。
それよりたった今ドームスタジアム《《タウン》》全体完成ビデオを送っておいたから、それも宣伝しておけ夜のNewsには間に合うだろう。
トーナメント戦は見れなくても山ほど娯楽施設がある。お前の屋台売り場もエリア確保しておいた。それで少しは暴動も収まるのでは無いか。励め!』
『はっ!』
信長からのビデオを広報室ディスプレイで確認した浅野翔吾。
「嘘だろ………これをたった1日で作ったのか!!!よーし負けてられない各娯楽施設チケット売りまくるぞ。
何よりドームスタジアムタウン入場者全員への無料グッズ、これは超目玉……いや止めておこう……
また完売したら治安維持部隊どころか織田幕府陸軍への出動要請をする事態になりかねない(大汗)」
浅野翔吾君、自重を覚えたようです。
**********
Newsでトーナメント戦を知ったスペインのフェリペ2世軍団。
「織田信忠ヨーロッパ大将軍殿。我等は同盟国ではないか?
転移ルームとやらで大日本皇国で行われるトーナメント戦に、招待してくれると信じていますぞ!」
とフェリペ2世が態々スペイン空軍基地の信忠を訪ねてくる始末。
織田信忠関白殿下兼ヨーロッパ大将軍
「フェリペ2世国王殿。勿論これから現地にお招きしようと先程連絡を入れたのですが、此方へ向かっていると聞きお待ちしておりました(苦笑)」
「おお!そうであったか!!いや何、織田信長皇帝閣下と我の仲だ。そうだろうと思っていたぞ!」
「当然でございますw早速日本へ飛び、ゆったり温泉に浸かって夕食でもどうですか?」
『まったく……ポルトガルエンリケ国王からも矢のような催促が来てるし、こいつらホント馴れ馴れしいわい(汗)』
「そうか!護衛含め皆で2,000人ほどおるが良いのか?」
「日本へ行き宿泊する分には何の問題もありません。ただ護衛の方々全員が試合会場へ入れるかは、某にも分かりませぬ。とにかく一緒に日本へ行きましょう。どうぞこちらへ。
おい!外で待機している護衛の皆様を転移ルームへ案内しろ。」
こうして信長のひらめきで始まった大イベントは、浅野翔吾の類いまれなプロモーション力によって、前日から世界中を巻き込む大イベントになったのでした。
また明日。
ーーーーーーーーーーーー
織田信忠は当然スペイン語は話せません。フェリペ2世との会話は通訳(Android)を介してとなります。
海外派兵している織田幕府軍。
今後も様々な外国人との会話場面が出てきますが、"通訳あり"とかの説明は省きますので御了承下さい。m(_ _)m