第121話 美幸姫に翔平&真美
1574年12月23日
信長
「ふむ、雪かホワイトニングだな。」
濃姫
「それを言うならホワイトクリスマスですね、歯磨きじゃないので。」
上杉謙信
「雪!積雪20cmだと!!これを積雪と言ってもよいのか?この程度で積もったなどと騒ぐのは儂には分からぬ、まるで子供のお遊び程度ではないか……
越後なら10分もあれば20cmくらいは降るぞ。3mを超えてくる豪雪さえなければ、武田信玄の素っ首10年前に落としていたものをギリッ」
信長
「うるせーよ狂戦士、だがな雪はいくらでも再利用できるぞ。」
謙信
「再利用?雪をですか?皇帝閣下は召し上がるので?夏ならまだしも、真冬にあんなもの食べたら腹を壊し寒くて凍え死にますぞ!」
「おい謙信!何が悲しくて雪を食うんだよ。ましてや3m超えの豪雪をよ。」
美幸姫
「真夏に食べた、かき氷なる物は美味しかったですね。抹茶小豆練乳が忘れられません。」
織田翔平(1歳半)
「母上、それがしはメロン味が好みです。しかもメロン果肉がたっぷり入っていたのが極上品でした。」
織田真美(1歳半)
「私は断然ストロベリーです。あれも練乳かけるとホッペが落ちそうになります。」
謙信
「ストロー?それはジュースを飲むやつではないのか?」
真美
「ストローではなくストロベリーです。いちごのことですよ副将軍様。」
「ストロベリーが苺か、また一つ勉強になった。翔平も真美も賢いな。だがもう少し慎重に頼むぞ。
そんな喋り方できる1歳半の童など、世界中どこを探してもいないからな。」
2人
「「はい、ふくちょーぐんたま、わかりまちた。」」
「そ~そ~それだ!副将軍様と言われるより1歳児らしくて良いぞ。どれ高い高いしてやろう。」
「「わーいワーイ」」
「ほら~たかいたか~い」
「「きゃ~wキャ~w」」
信長
「……もう良いか謙信……そろそろ行くぞ……」
「たか~いたかいぃ……あ、ああ……参ろうか……何処へ行かれるのだ?」
「だから豪雪再利用って言っただろ。まずは越後の春日山城ビルに向かう。」
「そ、そうか相変わらず行動が速いですな。」
シュン!
翔平
「2人で消えましたね…雪をどうするのでしょうか?」
濃姫
「世間を……いや世界中をあっと言わせるんでしょうねw
それよりみいちゃん。お腹の赤ちゃん9ヶ月検診、順調そのものだから安心してね。」
美幸姫
「はい、いつもありがとうございます濃姫様。」
真美
「母上さま、クリニック内では濃姫さまじゃなく先生と呼ばないとダメですよ。」
「そうでしたねwまみちゃんは細かい心遣いができる良き姫ですよニコリ」
濃姫
「年明けから臨月体制に入るので、検診も週に1度は必ず受診してね。皇帝閣下にも言ってるけど、これから出産までの1ヶ月間は転移禁止よ。
安全性に問題は無いとは思うけど、出産前後は自然な生活が望ましいと考えてるの。何かあってからじゃ遅いから神力も可能な限り使わないでね。」
美幸
「はい"先生"
閣下も女性SP(Android)を更に50人増やして、護衛だけで200人もいますw」
「でもやり過ぎくらいが丁度いいのよ。みいちゃんもこのクリニックだと同じフロアーだから通うのも安全でしょ。
私は転移ルーム通勤すればいいので、閣下がクリニック支店を開設してくれて助かってるわ。」
「於鍋の方は初産でしたが安心で楽だったと申しておりました。」
「そうね陣痛から20分の超安産だったわよ。明日が2週間検診だわ。年明けは出産ラッシュ!皆で元気な子を産んで欲しい。私も気合い入れ直すわよ!」
「はい!頼りにしております濃姫様。」
真美
「母上!ですから"先生"です。」
濃姫
「まあwふふふふふ!!」
美幸
「そうねw真美ちゃんのいう通りね。気を付けま~すw」
年明け1575年1月は5人の出産が控えている織田宗家。
信長パパまだまだ家族のためにも、頑張らないといけないようです。
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前にも少し触れましたが織田信長側室軍団の出産ラッシュ!凄い勢いですw少子高齢化って何?
於鍋の方・初産
(1574年12月10日)
女の子出産
井伊の方・初産
(予定日1575年1月10日)
坂氏の方(信孝母)
(予定日1575年1月15日)
養観の方(冬姫母)
(予定日1575年1月20日)
あここちゃん(さき姫母)
(予定日1575年1月25日)
美幸の方
(予定日1575年1月30日)
また明日