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第107話 首狩り族・本多忠勝

 ポルトガル国王親衛隊隊長

「オイ!貴様等なにをしている!誰の許可を得て上陸しているんだ!コラ!」


 あ~あ、浅野翔吾がせっかく穏便に交易交渉を進めようとしているのに……台無しだなこりゃ。


 銃や武器を構えた500人ほどの兵士達が、一斉に飛び掛かろうと殺気を撒き散らしていた。


 エンリケ

「こら止めぬか!今は儂が会談中であるぞ!」


 親衛隊隊長

「これは摂政様、しかし国王直々の討伐令を承っております!摂政様とは言え邪魔立てする事まかりならぬ!そこをどいてもらおう!ピーーー」


 隊長が呼び笛をふくと左右から1,000人ずつ新手の親衛隊が現れた。セバスティアン1世を心酔する2,500人の親衛隊に半包囲された織田幕府軍。

 和平交渉の鍵を握る摂政エンリケもルイス・フロイスと共に取り押さえられた。


 エンリケ

「ぐうっ放せ馬鹿者!1発でも撃ったら皆殺しになるぞ!」


「黙れ!売国奴!!」

 ドスッ!隊長に剣の柄で腹を殴られ声が出なくなる摂政。


「この2人を地下牢に連れていけ!」


 その場から排除されたエンリケにルイス・フロイス


 本多忠勝

「さて我の出番であるな浅野殿ニヤリ」


 翔吾

「あ~あ仕方無いですね。一暴れしますか、責任はこの馬鹿にある訳ですから。LIVE映像で全世界放映中ですので派手にやりましょう本多殿。」


 隊長

「何が一暴れだ!笑わせるな極東の野蛮人が!銃撃隊前へ出ろ!」


 号令が出るとすぐさま300人の銃撃隊が最前列で構えた。


 翔吾

「へえ~ホイールロック式ですか?流石ヨーロッパ、火縄銃から進化してるんですねえ。

 でもそれ構造が複雑過ぎて高価な割に故障が多いんですよ。すぐにフリントロック式に取って変わられ、戦場では消えて無くなりますw防御体制!!」


 本多忠勝を含め織田軍は全員片膝を付き、ヘルメットや兜に装着した超軽量防弾ガラスシールドを下ろし、顔面全体をカバーして構える。


「撃て!!」

 パンパンパンパンパンパン!

 300丁のホイールロック式銃が織田幕府軍に火を噴いた。


「なんだと(汗)!!!」


 ポルトガル軍の半包囲銃撃に倒れる織田兵士は皆無!


「そんなバカな?撃って撃って撃ちまくれ!!」


 結果は何度やっても同じで、織田軍兵士達はビクともしない。

 そもそも超軽量防弾ガラスシールドは眼球など顔面を隠すための物であり、濃姫のチート結界をレンタルされている第1空母・織田信包大将より、全兵士の服や防具には防御結界が付与済みなのである。


 翔吾

「APC9部隊!銃や弓矢・大筒などの飛び道具に弾幕を見舞ってやれ!フルオートが許可されている。間違っても親衛隊隊長には当てるなよ。本多忠勝殿の獲物だからな、撃て!!」


 ズガガガガガガガガ!!

 ズガガガガガガガガ!!


「ギャーー」「ゲェーー」

「ガバッ!」「ゴホッ!」


 織田幕府軍による虐殺が始まった!だが、その結果を招いたのはポルトガル軍親衛隊の方である。


 隊長

「あっ・・ああ~~~」

 目の前で信じられない光景が繰り広げられ呆然と立ち尽くす。


 本多忠勝

「おい!何時までぼーっとしておる。その立派な剣は飾りか?」


 翔吾が通訳する。

「うっうるさい!あのような銃で卑怯者めが!と言ってます。」


(この後、通訳表現は省略します。)


「はっ?話しも聞かず撃ってきたのはお前らであろう。自業自得と言うんだ。さあお山の大将だろ、掛かってこい!」


「偉そうに、ここは我等の国だ!今すぐ出ていけ!!ウリャアー」


 キン!ガン!シュ!ズシッ!


 忠勝

「ほお剣の腕だけは確かだな!少しは楽しめそうだニヤリ」


 蜻蛉切とんぼぎりを豪快に振り回し、相手の目線を動かしながらフェイントを入れ間合いを定める忠勝。


「そこだ!!」

 隊長の右膝に防具の上から剛力で槍を叩きつける。


「ぐっ!」

 激痛でバランスを崩され、腰砕けになりそうなのを必死で堪えたが


「ゴラァ!」

 一瞬のスキを見逃す忠勝では無い。上段から切り返し左鎖骨を叩き折った!


「グギャーー!」

 あまりの激痛に体をくの字に折り曲げる隊長の左目に!ズボッ!!


「ガハッ・・・」


 左目に突き刺ささった蜻蛉切は深く脳まで達しており、ピクピク痙攣しながら大量の血が流れてゆく。


「ポルトガルの流儀は知らぬが日本では大将の首を取る!!」


 グサッ、ズシャシャッシャッ

 本多忠勝が自分等隊長の首を切り取っていく。まるで悪魔が乗り移ったような残虐行為を見せられ、恐怖で動けない親衛隊騎士達。


「うげえぇぇぇーー」

「おろろろろろろー」

「げぇぇぇーーー」


 見るに耐えられず嘔吐する者が続出する始末。


「ふっ、情けない奴等だ、本多平八郎忠勝!ポルトガル親衛隊隊長!討ち取ったり!!」


 首級を槍の先に刺し込み、戦場に高々と掲げた。


 それを合図に

 ヒューーーーーズドーン!!

 宮殿の城門や外壁のあらゆる場所にAH-64Dアパッチ・ロングボウ(改)100機から対戦車ミサイル・ヘルファイヤが撃ち込まれ、瓦礫の山が出来上がっていく。


 ズササササササ!

 10式戦車(改)50輌も親衛隊の真ん中に主砲から砲弾を撃ち込み、機関銃を乱射しながら前身する。


「止めろーー降参だーー」

「降伏する!助けてくれ!」

「ひいいいごめんなさい、首狩り族だとは知らなかったんだーー」

「首が!!隊長の首がーーー」


 忠勝が隊長の首級を刺したまま近づいて来る。


「ぎゃあああー来るなくるなーー」

「鬼だーー地獄の鬼だーーー」


 翔吾

「攻撃やめーい!!

 首狩り族じゃないからなwまあでも仕方ないか、本多殿のせいですぞ。」


 忠勝

「大日本皇国の流儀である!」


 ズン!転移で現れた信長


「翔吾、忠勝、ご苦労である!」


「「はっ!」」


「面倒だ入ってろ!」


 スポッ!親衛隊の捕虜と屍を全て収納。


「エンリケとの交渉。LIVEで見ておったが、見事にぶち壊されたなw」


 翔吾

「面目無いです。。。」


「まあ狂信者はどの国にもいる、此度は仕方ないだろう。その狂った者どもに崇められている主に会いに行くか。映像準備は?」


「勿論!すでに部屋内にステルスドローン5キャメラ待機中です。」


「キャメラかwお前はどこかの編成局長なのか?では参るぞ。」


 セバスティアン1世は部屋の中でLIVE映像を見ながら震えていた。

「あ、あ、あ、首狩り族だ、、首狩り族がくる、、、誰か!誰かおらぬか!!」


 さてポルトガルの傲慢放蕩国王へ織田信長のしつけが始まります。

 また明日。


 ーーーーーーーーーーーー


 浅野翔吾

 種族:Android

 180cm78kg

 職業:生まれながらのビッグマウス

 速さA+

 槍術A+

 射撃A+

 スピード特化型ですが槍術は超人クラスです。


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