生き残り
【第3問!】
【じゃじゃん、セントレア様のカラオケ十八番はアニソンである、○か×か】
『やはり動きませんか。首相が要らぬことをするから……ふむ、セントレア様がオタクなのは有名な話、つまりアニソン一択で〇。サービス問題ですね』
『馬鹿め、あからさますぎるわ。つまり逆、×!』
【まもなく時間だ、3,2、1!】
『クラシック、×』
【終了だぁ!〇が3割、×が7割意外と割れたぞ!】
【正解は……×よ】
『やるじゃあないか』
『そっち、こそ。セントレアの、魔笛、上手かった』
『あれはとても素晴らしい!是非ともまた聞きたいね』
『今度、セントレアと、行こう』
『あぁ、そりゃあいい』
「……カラオケ、それって俺らも呼ばれね?」
「まぁ、今は気にすることじゃないよ。うん」
【3割の人が消え、残り50人!ちょうど半分まで減ったな!どんどん行くぞ?】
【第4問セントレア様は猫か犬かと言われたら犬派である!○か×か】
【第5問セントレア様の尊敬する人は父である】
【第6問セントレア様は過去に恋人がいたことがある】
【第7問セントレア様の得意料理は日本料理である】
【第8問セントレア様は虫が苦手である】
【第9問セントレア様は高い所が好きである】
【第10問セントレア様は……】
【まさか30問目まで残るとはな!中々やるな、残り10名の選手!もう問題は残っていない……がしかし!】
【私が即興でクイズ出すわね?】
【というわけで続行だぁ!】
【今何問目だったかしら?そうそう、第31問目セントレアちゃんのスリーサイズは104、62、91である〇か×か】
【そんなの問題にしていいんですか?!】
ガンッガンッ!
【ほら、元気そうだし大丈夫よ】
【いや私の目からは抗議してるように……いや、泣いて喜んでますね!喜ぶ理由は謎ですが!】
『余裕、手の感触で、分かる』
『なかなかえぐい問題を出してくるじゃあないか』
それな。これ、正解しても正解しなくても地獄だよな。セントレア可哀そうに……。
【さすがに難しいのか、移動する人が少ないぞ!大丈夫かぁ?カウントダウン10、9……2、1!】
『正解は、○』
【お、ちょうど半分に割れたな?】
【それじゃあ、正解発表するわよ?正解は……104.62.91で○よ!】
『はっ、余裕だな……なんだ、私に言いたいことでもあるんじゃあないか?言いたいことがある目をしている!』
『変態?』
『断じて違う!が、黙秘権を行使する!』
【ちなみに私は115.67.95よ!】
『これも、分かってた?』
『分かっていた。だが、勘違いするなよ?これに関しては多少の縁がある者であれば、皆が知っていることだ』
そういや、セントレアも自分で言う分には恥ずかしがらないよな「わたくしのパーフェクトボディをご覧なさいですわ」とか言いそうだし……母から言われたから恥ずかしがってるだけだな。
【残り5名!このままクイズ続行でもいいが!それは良心が痛む!それに、ここまで来た歴戦の戦士だ!もう間違えないだろ?よって、5人から1人を決める本当の最終障害を行う!】
何?○✕クイズが最後じゃなかったのか?
【普通に考えてクイズが最後なわけがないだろ?】
【そうよね、よって皆さんには殺し合いをしてもらいます】
『ッ!』
『なるほど、実に合理的じゃあないか』
デスゲームの始まりと同時に肝が座ったやつが速攻をしかけてくる可能性がある。それを見越して全員が散開するあたり、流石残った人達だ。
【冗談よ?】
ですよねぇ。
「ちょっとびっくりしちゃった」
「まぁ、有り得そうだしね」
【冗談は置いといて、だ?セントレア様にふさわしい人を決めるためにこのセントレア様争奪バトルロイヤルが開催された訳だが……ふさわしい人ってのはどんな人だ?】
そりゃあ、性格がいい人だとか、強いだとか、価値観とかも重要か。
【色々あるよなぁ?だか重要なのは、人徳!いかに人に好かれているか……よって!最終障害は脱落者による投票だぁ!!】
「なるほど、いい障害だね」
「勝ち上がるために卑怯な手を使ってる人は選ばれないってことね」
「外聞が悪いやつもここで落とされるな……問題は総理大臣がいるってことだな」
「人徳……なら、余裕っしょ。いくら首相が人気あるって言ってもしいなっちなら!」
【ここまで残った5人の紹介だ!選手たちは紹介の後に続いて一言お願いするぜ?まずは1人目!皆さんご存知、首相だぁ!これまで目立った活躍は無いが、堅実に障害を乗り越えてここまで生き残っている!やはり、この粘りが国を支えるには必要なのか?!】
『私はしっぽを振る気はない。だが、君たちが私に期待をすると言うのなら投票するといい』
【首相ちゃんは相変わらずね。個人的には頑張って欲しいわ】
【2人目は任地堂社長、任地堂選手だ!一代で世界規模の企業を育て上げた敏腕社長!一体どこまで先を読んでいるのか!まさか、この投票まで読んでいた訳じゃないよな?そんなのバケモノとしか言えないがこの男ならありえる!】
『皆様方、私に投票することをおすすめしますよ?』
ふむ、でも性格が厳しい見たいだし、仕込みを許す大会でもない……大丈夫だな。
【3人目はWeb小説家雪ましゅまろだ!この名前を聞いて分かるやつはいるのかぁ?だが、侮るなかれセントレア様への知識と愛は誰にも負けないと噂だ!投票となればファン人気の投票も考えられるぞ!?】
『お嬢様キャラの天然って言いですよね何がいいって言うと普段は……』
ウェブ小説ねぇ、作品名言われたら分かるかもしれないけど名前だけ言われても分からないよな。めちゃくちゃ好きな作者でもない限りわざわざ確認しないし。
【4人目はダークホース、椎名杏華選手!数少ない女性、しかも少女であるにもかかわらずここまで勝ち残ってきた!なんと、それだけじゃなく、各障害でも目まぐるしい活躍をしていた選手だ!みんなの記憶にも残っているだろう!】
『投票、お願い』
こんなちっちゃくてかわいい女の子がお願いしてるんだからもちろん投票するよなぁ?
「彩雫くん?」
「百合さん、般若出すのやめて貰えます?ほら、周りの人怖がってるから」
「むぅ」
ナチュラルスタンド使い。
「てか?残ってるの5人っしょ?あと1人いないし?」
「そういや、どこだ?」
【あと1人を忘れていた!ついつい忘れてしまうこの男!5人目!え?データがない?まぁ、良いだろう!ここまで残っている実力者だ!】
『目立たなくてすみません……遠藤です……はい』
【すごい影の薄さね、私でなきゃ見逃していたわ】
【この影のうすさでここまで残って来たということか?!さすがに投票では不利だ!なんせ、私も今存在を知ったからな!】
「そういや、松岡修一いつの間にかリタイアしてるじゃん」
「クイズの最初の方に落ちてたよ?」
「やっぱ脳筋じゃキツいか……」
「でも、その修一さんがすごく杏華を応援してくれてるから」
『うおおお!嬢ちゃんならできる!頑張れ!諦めんなよ!』
「さすが熱血、暑苦しいな」
「投票待ちだし、頑張ることなんてもうないのにね?」
確かにそうだけどね?やっぱ応援があると嬉しいもんじゃん?楓は熱血と相性悪そうだけど俺はいいと思うぞ?




