セントレア争奪バトルロワイヤル大乱闘スラッシュブラザーズ編
順番間違えていたためひとつ前に割り込み投稿しました……すみませんでした!
【いよいよ終盤戦だ、料理対決を制した選手に立ちはだかる次の障害はスラブラだぁ!!】
【スラブラ、楽しいわよね】
【スラブラがわからない人向けに解説だぁ!解説らしくな!】
【……】
【ごほん、スラッシュブラザーズ、つまりは剣を使うキャラクターを使った対戦アクションゲームだ!コアな格闘ゲームとは一線を画しカジュアルに遊べることから広く人気があるこの作品!今回は会場で目と目が合ったらスラブラ勝負、3回勝つまで生き残れ、セントレア争奪スラブラバトルロワイヤルを行う!つまりルールは、3回勝て、負けたらアウトただそれだけだ!】
「ここでスラブラかよ」
「これは安心かも。杏華なら簡単に勝てそうだし」
「ねー」
「うん、それはそうかもだけどさ、腑に落ちないというか……何でこんな場なのにわざわざゲームをってね」
「そりゃ、セントレアにふさわしい人はゲームもうまくないと駄目だろ」
むしろそれ以外の理由はいらない。これだから楓はまだまだなんだよな。
『えっと、ルールは、3ストック制……余裕、ちゃちゃっと、終わらせる』
『なんでぇ、嬢ちゃん、随分と舐め腐ったこといっちょるのぉ?』
『ん?事実、やる?』
『へっへ、その威勢いつまで続くか楽しみやでぇ』
ふむ、早速やり合うみたいだな。
ファイッ!
『じょ、嬢ちゃん、中々やるやないか』
……
『燃え尽きたで、真っ白にのぉ』
『GG、まだまだ、だね』
恐ろしく速い試合、俺でなきゃ見逃しちゃうね。
杏華はバースト、蓄積ダメージを狙ったキルではなく、撃墜……落下キルを狙ったわけだ。そんで後は自爆しつつも相手を撃墜させるだけ。ミスると自分が死ぬ。この土壇場でやるにはリスクが高いし、ストレスも半端ないが、決めれば早く試合は片付くし、安定ではある。
『くっそぉぉぉぉおお!ま、まさか、負けるなんて』
『筋は、良かった。多分、格ゲーは、うまそう。でも、これはスラブラ、もう少し、復帰の練習頑張れば、強くなれる。そしたら、またやろう』
『嬢ちゃん……次は絶対負けんでぇ!』
『ん』
【続々とリタイアが出ているぞ!にしてもなんなんだこの異様な空間は!至る所で2人で顔を突き合わせゲームをしている、それを開設している私達!】
【見てたら私もやりたくなってきちゃったわ】
【わかりますその気持ち、今度一緒にやりましょう!】
「ちょっと敵に同情しちゃうけど、杏華勝てて良かった」
「ねーでもまだあと2試合あるし?油断禁物っしょ」
「お、早速2人目来たぞ?」
『おや、こんな所にあなたのような可憐でキュートな方がいらっしゃるとは!マドモアゼル、シャルウィダンス?』
『……バカ、なの』
『これは手厳しい。おっと失礼、自己紹介がまだでしたね』
『そんなの、いらない。さっさとやろ、スマブラ』
『女性からのお誘いでしたら断るわけには行きませんね、ですが私は強いですよ?』
『ん、望むところ』
ファイッ!
『私の華麗なる剣技見せて差し上げましょう』
『なかなか、やる。でも、まだまだ。ここ、差し込める』
ほぉ、あの苛烈なコンボの間に弱攻撃を当てることでコンボ中断させるとは流石だ。
『私がラウンドを落とした?この私が?いえ、油断していただけです』
『軟派ものには、負けない』
……
『参りました』
『ん、対あり』
相手はコンボに自信があったのかずっとそのコンボを狙ってきていたが、対処出来ればただ読みやすいだけ。杏華からすれば初心者よりやりやすい相手だっただろう。
『コンボはいい、でも、他も鍛えて、コンボを活かす、べき。現実のあなたも。顔だけじゃなく、他も、鍛える、べき。性格とか』
『マドモワゼル……いつか追いついてみせます。どうやら私は魅了されてしまったようですから』
『待ってる』
『ありがとうございます。それでは頑張ってください』
杏華に魅了されてる人が続々と出てくるな。だった数分話しただけ。それなのに人生変わりましたみたいな表情して去っていく。これが杏華の能力!他の人に影響を与え成長を促す……ぶっ壊れでは?
アニメなら序盤に主人公の指導をして、強すぎるあまり物語が成り立たなくなるから殺される強キャラだろうな。
「これで2勝……これなら行けそう」
「いや、油断は出来ないぞ」
「そうだね、これから戦う相手は椎名さんと同様に2勝もしくは1勝はしてる相手。さっきみたいに簡単には行かないかもよ」
「でもーしいなっちなら余裕っしょ」
「あ、さては鳳花実況聞いてないだろ?」
【まさか被ダメージ0で相手を完封するとは……本当に人間なのかぁ?】
【相手が少しゲームをやった経験がある事で読みやすかったとはいえ、さすがプロのゲーマーね】
【剣持選手と言えばスラブラ公式大会でも優勝経験のある有名選手、負けるはずがない!とはいえ、プロゲーマーがここまで残るとは、一体誰が予想してた?!】
「とまぁ、こういうわけで、もしこの人とか、この人レベルの人と杏華と戦うことになったらヤバいってことよ」
「じゃあさーまじやばくね?」
【な、なんと!椎名選手、自ら剣持選手に勝負を申し出たぁぁぁ!自滅志願者かぁ?!】
【現在勝ち残っている人は約100名、うち2勝している人は10名……わざわざ強いひとと戦いに行く、ジャンプ主人公かしら?それともM?】
『この僕に勝負を挑むつもりかい?』
『1度、戦って見たかった』
「分かるわー」
「そんなに有名な人なの?」
「簡単に言うと神みたいな存在だな。ゲーマーなら絶対知ってるし、戦えるなら俺だって戦いたいわ」
「なるほど……それならしょうがないかもね」
「いや、一応セントレアの結婚がかかってるんですけど?」
そこは勝てばいいから。それにもうひとつ理由があるし、ね?
『本当に僕に勝てると思っているのかい?』
『分からない、でも、勝つ。セントレアの、ためにも』
『礼節もわきまえぬ虫けらが、随分と僕のこと詳しいみたいだね』
『そういうとこ。セントレアとは、合わない』
『ふーん、セントレアとは合わないね?言い方がきついかい?ただほんとうのことを言っているだけさ。それを受け入れられない者こそ、もっと自分の問題を反省した方がいい』
『そういうことじゃない、それに、自分のことは、分かってる。だから挑んだ』
杏華のことだ、ここで挑まなければ例えこの先勝ち抜いたとしても心残りが出来てしまうだろう。そうならぬよう、常に最善を目指す。例え、勝てる可能性が低くても、低いならそれに挑むのが杏華だ。
『世間話はよそう。話すこともないのに必死に話題を探すなんて、滑稽だからね。さぁ、勝負を始めよう』




