ドキドキ2択クイズ
【【ドキドキ2択クイズ~】】
【その名の通りこれから2択クイズを出題する!自分が正しいと思う方へと進め!】
【それじゃあ行くわよ?母親と恋人が悪党につかまり一人しか助けられない。①母親②恋人どちらを助ける?】
うん、知ってた。この問題難しいよね。
【さぁ母親を助ける人は向かって左の青いゲート恋人を助ける人は右のゲートからスタートしてください!】
【セントレアちゃんにふさわしい人なら正解がわかるわよね?間違えたら即失格よ?】
意地の悪い質問だな。この質問はその人の人間性だとか考え方を問うような問題のように見えるがそうではない。趣味が合うかどうか、ただそれだけを計るための質問。
ま、要するにハンターハンター読んでるかどうかってことだな!
『母親一択だな。母親は世界に一人だけだ。先に行かせてもらう』
『馬鹿な奴め、出題者の意図を考えろ。答えは恋人、セントレア様を何が何でも助けろ。そういうことですよね』
『私も恋人で行きましょう。悩むということが罠と読みました。ここで止まっていては1位でゴールなんて夢のまた夢です』
『こんなの、簡単すぎ。余裕』
結構な人が脱落しそうだな。我先にとゲートへ向かって行っているがどちらを選んでも残念ながら彼らはここでリタイアだ。その点流石は杏華、しっかりとその場に立ち止まっている。
「彩雫くんどういうこと?」
「お、ゆりっち覚えてないし?これはハンターハンターの有名な奴なんだけどー。正解はどっちを選んでもダメっていうおばちゃんが出した問題なんだよねー」
「あ、あの試験会場に向かうための?」
「そーそー」
つまり、この質問は答えないことが正解なんだわ。普通はそんなの分からないから、ネタがわかる人のみがこの場に残ると。
【おおっと!半分もの人がこの場に残ってるぞ?いいのかぁ?もうそろそろゲートを閉めるぞぉ?】
「うわぁ、これでさらに2割くらいの人が居なくなったぞ。性格悪いぞ」
「うん、いい手だね。周り見て日和見していた人たちが残るのもおかしいし、「どうしてこんなに残っているんだ?」というところまで頭を回せる人は知らなくても残れる」
だがもう残り3割か……喜んでいいのか、厳しいことを嘆けばいいのか。
【それでは、ゲートを閉めます!】
【はい、おめでとう。ここに残った方は正解よ、セントレアと釣り合うためにはすべて救うと言い切ってもらわないと駄目よね】
【だそうだ!正直趣味が合うかどうかという障害だったがな!ともかく、合格者はおめでとう!真ん中の道を進め!】
おぉ、茂みの中に道が隠されてたのか。
【さぁ合格者の方、用意はいい?ここからが本番よ?それでは、スタート!】
【ちょ、いきなりすぎますって、台本だとここで注目選手のインタビュー何ですけど?!】
【あら、そんなもの移動中にやればいいでしょう?】
【……そうですね】
始まったな。現在の杏華の位置は後方だが……むしろいい位置かもな。
【気を取り直して!2つ目の障害である長い道が続く間に早速インタビューしていきましょう!】
【私が注目しているのは】
【注目しているのは?】
【……居ないわね。セントレアちゃんに釣り合う人なんているの?】
【そ、それを言ってはお終いじゃないですか。ごほん、早速インタビューしていきましょう!】
おい、無かったことにしたぞ?
【現在トップを走っているのは!皆さんご存知!松岡修一選手!コメントお願いしまーす】
『うおおおおおおお!やればできる!諦めんなよ!』
【暑苦しいなぁおい!だが、いい男であるのは間違いない!活躍を期待するぜ?】
確かにいい男だろう。でも、セントレアと合うかどうかと言われたら微妙だな。
【次の注目選手は】
【うん、やっぱりそんなの要らないわ】
【え?そんな】
【勝ち上がって来た人に注目する、それで十分よね?】
【……確かにそうだ!身分?知名度?そんなもの一切必要ない!ただ相応しいかどうかだ!さぁ出場者たちよ争い勝ち上がり、おのが価値を証明して見せろ!】
ふむ、そうだな。身分も知名度もない杏華が優勝するんだ、解説者の言う通りだな。
「ねぇ、杏華もう限界そうじゃない?」
『ゼェ、ハァ、ゼェ、ハァ……無理ぽ』
「うん、限界だな」
「ちょ、これいきなりリタイアしないよな?」
「……俯瞰で見ると今は最後尾の方だね。しかも周りおじさんばかり」
「あーこれはあれっしょ、年齢行き過ぎた人を落とすための障害っしょ」
ふむ、それならそろそろこの長い道も終わりそうだな。
【おっと、先頭を行く松岡修一選手は次の障害にたどり着いたぞ?】
【次は何があるのかしら?】
【セントレア様を絶対に守り抜く!そんな人を選定するための障害、雨にも負けず風にも負けずだぁ!】
【川に石が……飛び越えていけということね?】
【まぁ、そういうことです!】
【だが、それだけじゃないぞ!】
『ぬわぁぁぁぁ!バシャン』
『なんなのだこれは!川からすごい勢いの水が!うわぁぁぁぁぁぁぁ、バシャン』
『これくらいしっかりと見れば避けられるさ。ぬぼしゃ!バシャン』
『これは、沈む岩が混じっているようですね』
『でも色が若干違うぞ!慎重に見分ければ!ぬほ!』
『馬鹿!少しでも止まったら撃たれるに決まっているだろう!?』
【脱落者続出だー!やはり、運動神経と思考力の2つを同時に求められるこの障害は難関だ!だが!そんな難関をもクリアして続いての障害へと進んでいく人が多くいるのがこのセントレア様争奪バトルロワイヤル!本当に一人が決まるのかぁ?】
「この障害は杏華なら行けそうだし、少しは差が縮まりそうだな」
「すごい!妨害を避けながらぴょんぴょんと進んでいく!」
「あれー?しいなっち沈む石踏んでるけどしずんでなくなーい?」
「確かに、体重が軽すぎて反応してないんじゃない?」
……まぁ、運がよかったということで。
【さぁ次の障害は谷渡りだぁ!雨に負けなかった競技者だが!谷を乗り越え風にも打ち勝つことは出来るか?!】
『な、なぁ、崖の下が一切見えないぞ?』
『しかもすごい風だ、そんな中数十メートルも進むってのか?馬鹿馬鹿しい。俺は自分の命が大事なんでね、リタイアさせてもらおう』
『下が崖だと思わなければただの平均台のようなものじゃないか、これだから臆病者うわああああぁぁぁ……』
『これだけなわけが無いのは分かっていました。だが、何かが飛んできぼうがいしているぞ?』
【そう、もちろんただ渡るだけなわけがないに決まっている!中にはそもそもチャレンジしなかった腰抜けがいるようだがな!命は大事にしろよ?なんせ、石(柔らかい何か)を避けて進まないと奈落(スポンジ池)に一直線だからなぁ!】
【死ぬ覚悟が無いのならセントレアちゃんは任せられないわよ?】
「え、マジで死ぬことはないよね?」
「無いと思うけど、あの一条家だしね?っていう不安はやっぱりあるんじゃない?」
「あーなら、一応出てみたみたいな人は落とせるかもだし?チキン系の人も落とせる的な?」
「うん、私もそう思う」
『?なんで人がこんな?あ、崖越え……』
『おいおい、どうしてガキがこんなとこにいんだ?』
『……』
『無視してんじゃねぇ』
『ん?私?』
「なんか、杏華絡まれてない?」
「うわ、こわ!顔にも傷あるし?ヤの人じゃね?」
皆支給されたジャージ的なの着てるなか、一人だけスーツだからね?そういえば、ヤの漫画とかって何でカチコミするときとか、いつでもスーツ着てるんだろうな?サングラスもかけてるし。極主夫じゃん。




