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めちゃくちゃ打ち上げするじゃん

「コミケ成功を祝って、乾杯ですわ!!」


「「「「「「「「「「「「乾杯!!!!!!」」」」」」」」」」」」


「いやー彩雫さん最高の撮影会でしたね!」


「ですね、いやー楽しかった」


初めはでっかい氷龍の前でみんな揃って戦隊ポーズをしているだけだったんだけどな。いつからか、色々なリクエストに答えるようになって言って最終的には氷龍を取り囲んで倒しているような写真を撮っていた。


「ん、剥ぎ取れないのは、勿体なかった」


「さすがにそれは無理じゃないかな?」


「そうですね、お礼と言う形になりますが、こちらもしよろしければ皆さんに」


「こ、これは!」


氷龍のフィギュア?!しかも恐ろしくクオリティが高い!


「これ、非売品?」


「お、よく分かりましたね。こちらは私が個人的に欲しかったのでせっかくならと特注して幾つか作ったものになります」


「ちなみに一つおいくら万円ほど?」


「3です」


「30万?」


「300万です、あ、もちろん自腹で作りましたよ?」


なるほど、愛だな。


「流石ですわね下武様は」


「自分の子供が嫌いな親なんていませんからね」


だからモンハルは面白いんだろうな。プロデューサーがここまで愛を持って作ってるんだ。そりゃあいい作品が出来るに決まってる。


「私ももらっていいのかな?あんまりモンハル詳しくないんだけど……」


「えぇ、是非。コスプレ拝見してましたが、よくポーズ取れてましたよ?あの動きはだいぶ研究しないとできませんよね?」


「え、ゆりっちこそれんしてたん?」


「してないわよ?ゲームやってた時の動きがそんな感じだったかな?って」


「あれ?え、そうなん……ですか?」


「あー八重さんのいつものか。八重さん天才肌なんですぐ何でもできるんですよ」


「そ、それはそれは……素晴らしいことですね」


「ありがとうございます。でも、そういうことですので、私のはもっと価値の分かる方に差し上げてください」


「そういうことでしたら、了解しました。考えておきます」


「……」


「そうだよねぇ。俺たちも頑張ったから欲しいよねぇ」


「……あぁ」


誰だ?下武さんの知り合い?違う?え、誰?


「もう忘れちゃったのかぁ。ほら、火龍、土龍のコスプレしてた」


「あぁ、あの2人か!」


「えーさいだっちまじでわかんなかったん?」


「俺は高宮さんみたいな超人的コミュニケーション能力は持ってないからな。でも、2人も参加してたんですね」


「セントレアさんに誘われまして」


「おーっほっほ、趣味が合うもの同士楽しめる機会は多いほうがいいですわ!」


セントレアらしいな。


「まぁ、下武さんがいいっていうならフィギュア貰ってもいいんじゃないか?愛があるのはよくわかってるし」


「えぇ、問題はないのですが、セントレアさんのご友人の分しか用意していなかったため八重様の1つしかなく……」


「……なら」


「そうだねぇ」


「勝負!「……勝負」」


だよなぁ!欲しいものがあるなら戦って奪うしかない。それがこの世の条理。


「私とは違う次元で生きてる?この間見た……」


「ねー世紀末に生きてる人っしょ」


誰が北斗だ、俺はもっとクール系だろうが。


「でもさ、勝負方法はどうするの?」


「おーっほっほ、それならいい方法がありますわよ?ここにタルがありますわ!」


タル?ビールを入れてあったであろうタル……なるほど。


「流石セントレア様、いい考えですね。タルでやることと言えばただ一つ」


「「「腕相撲」ですわ!」」


「え、彩雫君どうして腕相撲なの?」


「モンハルでは、腕相撲が一種の伝統なんだよ。マルチスペースにタルが置いてあって、何かあるたびに、無くても暇なら腕相撲をする。それがモンハルにおける腕相撲だな」


「……やろう」


「そうだねぇ、負けないからねぇ?」


まさか、モンハルプロデューサーの前で腕相撲やることになるとは思わなかっただろうね。


「じゃあ私が審判を努めようかな」


プロデューサー直々にか……公式番組かよ。


「最高の舞台だねぇ、これは本当に負けられないよ?」


「……余裕」


体格的には無口の人の方がでかくて強そうだが、あの性格だ。それに、もう一人が瘦せ型なのにやる気なのも気になる。


「それじゃあ、両者見合って?ファイ!」


「ぐあああああ!」


「……っふ」


「勝者!……無口な人!」


「え、よわいし」


「あんだけ自信がありそうだったのに普通に負けたね、どっかの彩雫みたいに」


「お?やんのか?」


まぁ、否定はできないけどな?負けると思っていても戦うそれが俺のスタイルだ。


「違うよ、俺たちのスタイルだねぇ」


「っふ」


「ふふ」


「「同士!」」


「……馬と鹿」


「馬鹿ってことだよねぇ!」


「……?そう言った」


「よっし、任せろ、俺が敵を取ってやる」


「ぐあああああ!え、つっよ」


「彩雫、即落ち、2コマ」


「あっはっは、まじさいだっち最高なんですけど「ぐあああああ」だって」


「彩雫くん大丈夫?」


「まぁ、ちょっと打っただけだからな」


ちくしょう、力が欲しい。


「力が欲しいか?」


「あぁ、欲しい、力が……ほしい!」


「ならば!授けよう、はい八重さんお願いします」


「彩雫くん、頑張って?」


「よし、なんか力が湧いてきた。2ラウンド目だ!」


「ぐあああああ!え、つっよ」


「……デジャブ?」


「まぁ、愛の力とかあるわけないよね、付き合ってもいないし」


そりゃそうだ。


「それじゃあはい、これ……勝利おめでとう」


「……ありがとうございます」


「良かったな、純粋に今300万円貰ったのとおなじことだからね?そのフィギュア落とさないとうに」


「……」


「もしかして彩雫くん実はさっきちょっと痛かったの恨んでる?」


「いやいや、そんなわけないだろ?」


「本当、わ?」


「ちょっとした意趣返しをね?」


俺はタダでは終わらない男、と言うかガチでやりすぎじゃない?俺の手未だに赤いんですけど……。


「……すまない」


「いや、ガチでやってくれたってことだろ?いいってことよ」


「おーっほっほ、まだまだ打ち上げは始まったばかりですわよ!」


「そういえば、三矢さんたちのランクいくつぐらいでぇ?」


「俺は140」


「私は、143」


「おーっほっほ、聞いて驚くなかれ、200ですわ!」


「おーすごいですねぇ、私はまだ110ですよ」


「……115」


「流石はセントレア様とそのご友人というだけありますね、部下に欲しいくらいです」


何?


「が、参考までにあなた方のやっているゲームのプロデューサーであるこの私のランクをお教えしましょうか。私のランクは253です」


プロデューサー強すぎんだろ。


「だったら、すり抜けバグ、早く、何とか、して」


「こりゃ手厳しいですね。もちろん把握しておりますので、今週中には修正できると思いますよ?」


「なら、よし」


お、あのバグ治るのか。モンスターが壁尻状態になるの、正直面白かったけどね?バグはバグだ。


「でも、プロデューサーさんそんなにやってるんですね」


「あはは、尾恥ずかしながら。話してはいけないこと等もありますのでチームには入らず野良でしかやっていないんですけどね?」


「らしいですわ、実はわたくしのチームにも誘った事はあるのですが、こう言って断れてしまいましたわ」


誘ってたのか。というか、そのレベルだとワンちゃんハニーさん説もあるなとか思っちゃったよ。もしハニーさんだったら裏でオネェやってることになるからちょっと面白かったのに。


「ハニーさんかと、思った」


ほら、やっぱり椎名さんもそう思うよな。ハニーさんの話的に社長的なポジションにいるのは確定だし、セントレアの知り合いでモンハルガチ勢の社長が居たら疑っちゃうって。


「ハニーさん、彼ですか、確かに間違えられてしまうのも、そちらの立場からしたらわかりますが、私などハニーさんの足元にも及びませんよ」


「ん?そうなの?ハニーさんとランク的には変わらなそうだけど」


「そうですね、ゲーム内では同じくらいだと思います」


「ってことは、リアルで、知ってる?」


「あまり多くの交流はありませんがね」


「ふぅん」


うん、やっぱりハニーさんはすごい人だったみたいだな。


「おーっほっほ、それよりも、話してばかりいるとお食事無くなってしまいますわよ?」


え、まじ?ほんとだ、メインの肉料理がなくなりそう。やべぇこりゃ食い逃すわけにはいかない。


「ということなので、下武さん失礼!」


「あ、まって彩雫くん」


「ん、急いで食べに行く」


花より団子、よくわかるだろ?



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