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第3話: 石板のメッセージ
梓と陸は石板を詳しく調べる。石板には古代の文字と複雑な図形が刻まれている。陸は、これらの文字は「365の試練」という言葉を意味すると言う。そして、その試練をクリアすると、真の秘密や力が得られると伝えられていると付け加える。
梓は3日目の手紙を思い出し、それを陸に見せる。手紙には「石板には答えが隠されている。三つの円が示す場所に注意せよ」と書かれている。石板の図形の中に三つの円があり、その交差点には小さな穴が開いていることに気づく。
陸は図書館の工具を持ってきて、穴の部分を掘り進める。すると、小さな木の箱が現れる。箱の中には古い巻物と、金色の小さなオブジェが入っている。
巻物を広げると、それは365日間の試練を記したマップのようだった。各日付ごとに指示やヒントが書かれている。金色のオブジェは太陽を象徴するものと思われ、それは365の試練を通して得られる真の力の象徴かもしれないと陸は言う。