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第2話: 鍵の意味
梓は2日目の手紙を開ける。手紙には「今日、あなたは古い図書館へ行くべきだ。黒い帽子をかぶった男が君に必要なものを持っている」と書かれている。不安になりながらも、手紙の指示に従い、地元の古い図書館へ向かう。
図書館内で梓は古い本や資料を見ながら、始まりの鍵に刻まれた文字に関する情報を探す。すると、黒い帽子をかぶった男が彼女の前に現れる。彼は「調べ物を手伝おうか?」と声をかける。
男は自らを「陸」と名乗り、古書の専門家であると語る。陸は梓に鍵を見せてもらい、その文字は古代の言語で「始まり」を意味すると解説する。そして、その鍵は図書館の地下にある秘密の部屋を開けるものだと明かす。
陸と梓は図書館の地下へと進む。途中、険しい階段や暗闇の通路を通り抜け、ついに秘密の部屋の扉にたどり着く。梓は手に持った鍵を扉の鍵穴に差し込み、扉を開ける。部屋の中には古い本や文書が所狭しと並べられている。そして、部屋の中央には大きな石板が置かれている。