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モサッマ

作者: とわ

その日は雨の降る夜でした。


私は、日課である漫画を読みながら布団に寝転がって過ごしていました。


いつの間にか酷くなった雨に、何も無いと良いなと思っていると遠雷の音が聞こえました。


普段は雷の音などさして気にも止めませんが、この日は何故だか気になりました。


窓に駆け寄って外を眺めていると、再び雷の音が響き渡りました。


その時、ピコンと枕の横のスマートフォンから音がしました。


漫画を読む時はマナーモードにしていたはずが忘れていたのかと見てみると、文字化けしているようなタイトルのアプリから通知が来ていました。


何か入れてるアプリがバグを起こしたのかと思い、再起動をしようと電源ボタンを押してみますが、反応がありません。


おかしいな、もうこのスマートフォンも寿命なのかなと思いつつ漫画に視線を落とすと


ピコン!


また文字化けしたアプリから通知がきました。


ピコン!ピコン!


しかもその間隔は段々短くなっていきます。


ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!


おかしいなと思っていると、


ガチャリ


玄関の方から音が聞こえました。


初めは隣の部屋から音がしたのかと思いました。


ヒタ………ヒタ………

ピコン! ピコン!


通知の音に重なるように、何か音が聞こえます。


足音でしょうか。


ヒタ……ヒタ……ヒタ…

ピコン! ピコン! ピコン!


音が段々近づいて、通知の音も早くなっていきます。


なんだか怖くなってきて通知を消そうとしますが、消えません。


ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!


通知の音の感覚がさらに早くなり、足音が止まり怖くなった私は視線を上げました。


すると、目の前には毛むくじゃらの大きな生き物が立っています。


誰?そう聞きたいのですが声が出ません。


恐怖で固まっていると、毛むくじゃらの生き物は大きな口を開けて近づいてきます。


ヒタヒタヒタヒタ…

ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!


怖くなって布団を被り目を閉じると、通知の音と足音は止みました。







暫く経ってゆっくりと目を開けると、あの毛むくじゃらの生き物は居ませんでした。


スマートフォンの通知も消えています。


何だったんだろう。


いつの間にか寝ていて、あれは夢だったのかもしれない。


そう思うことにして、布団を被りました。




怖くて眠れないかもしれない。そんな気がしましたが、案外ぐっすり眠れました。


でも、あの時の事は忘れられません。


怖い思いをした経験を共有したくて、今小説に書いて記録しています。


二度とこのような経験がないよう、そして、読んでくださった貴方にあの生き物が会いにこないよう祈って…




読んでくださってありがとうございました。

珍しく夢を見たので、共有したくなり小説にしてみました。


初めて小説を書いたのでとてもドキドキしています。


普段本を読まない為、拙い文章になってしまい申し訳ないです。


これからは本を読もうと思います。



読んでくださってありがとうございました。


少しでもゾクッとしていただけたら幸いです。

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