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らぶゆっ!  作者: 璃瑠@
51/92

49話→帰宅!

誤字、脱字、おかしなとこがあったらバンバン指摘してください〜。



「・・・あなた、誰?」



桜の木に見惚れていた俺は、突然の声に辺りを見回す。



すると、俺の後ろ、街からこの場所に上がってくるための道がある方にその女の子は立っていた。



どこかで見覚えのあるその顔に、口から言葉がこぼれる。



「・・・ユア?」



ユアの茶髪とは違う黒く綺麗な髪をしているが、顔立ちがユアそっくりなのだ。


俺の言葉にその女の子は、眉をひそめる。



「私はそんな名前じゃない。けど、なぜか貴方からそう呼ばれるのが心地いい」


女の子はそう言うと、考えるように、う〜んと唸り始める。



そして、何かを思いついたのか俺の方に近づいてきた。



「な、なにか?」



鼻が触れ合うかくらいまで顔を近づけてきた女の子は、俺の顔をじーっと見る。


「・・・・やっぱり」



女の子はそう言うと俺から顔を離した。



「貴方は、私の夢に出てきた男の子に似ている」



・・・・・何だって?



「お、俺が?」



コクッと頷く女の子。



「しかも、貴方も魔法を使える。私と同じ」



ん?何で俺が魔法を使えることを?



いや、俺が空から降ってきて生きてるのを見たんだからその可能性を考えてもおかしくないとは思うが・・・・・・。



・・・・・まて・・・私と同じ?



てことは・・・・。



「君も魔法使えるの?」



女の子は頷くと、ニコッと笑った。



「今は・・・私と、貴方だけが魔法使い。仲間ができて嬉しい」



俺はその笑顔にユアのことを思い出す。



やっぱりそっくりだ。





俺は女の子に幾つか質問してみた。



なぜ夢であるにしろ、向こうの世界を知っているのかとか。



女の子曰く、知らないうちにその夢を見るようになったらしい。



原因はわかっている。



共鳴。



つまり、この世界で魔法を使える者とあっちで魔法を使える者は、いやでも魔力の体内道路。



魔力回路が繋がってしまう、とのことだった。



どういう理屈でその夢を見るかはわからないが、とりあえず繋がった人はその夢を見る。



それだけは、わかっていたらしい。



なぜならば、女の子の家系は昔からずっと繋がってしまう人ばかりだったらしく、先祖がその夢について研究してたとか。



たぶん、あっちの人。



つまりユアも、こっちの世界を夢で見れるということだ。



望遠鏡とか知ってたはずだよな。





質問が終わると、女の子は用事があると言って俺に背を向けた。



「また、学校で。・・・・・・はやと」



そう言い残すと、そそくさと走って行った。



あ、名前聞くの忘れた。



俺はそんなことを思いながら、女の子の後を追うように歩きだした。



とりあえず自分の家に帰るか。



そう思いながら。












「うっわぁ〜懐かしいぃ」


思わずにやけながら、俺の家を見上げる。



久しぶりに見る家は、あっちの世界に行く前と変わらず堂々と建っていた。



昔は、虐められて家に帰る時は死にたいとか思ったこともあったけど、今はとっても高揚する気持ちになれる。



俺は玄関先にあるポストの中を覗く。



すると、家の鍵が置いてあった。



(前と変わってないな)



そう思いながら鍵を手にとる。



鍵をあけて玄関を開いて中に入る。



誰かいないだろうか?



そう思いながら進んでいくが、誰も見当たらない。



とりあえず、現在の日にちとかを知りたいと思い居間に向かう。



居間に入って、壁にかけてあったカレンダーを見る。



4月・・・・・・俺が消えてから3ヵ月くらいたっているみたいだ。



ふと視界に入ったテレビを見て、久しぶりにスイッチを押してみた。



箱の中に人が。



きっとアリス達が見たらそう言うだろう。



俺は心のなかで微笑しながらテレビのスイッチを消そうと手を伸ばして、止めた。


目を擦って見間違いでないことを確かめる。



テレビには、俺の母親と妹、従妹と友達が映っていた。



俺は、数歩下がってソファーに腰をおろしながらその番組を見る。



『3ヵ月前の飛行機事故。その被害者の中でも特に心を痛めている保護者様がーーーーーーーー』



話によると、あの飛行機事故は全員死亡という大事故だったらしい。



で、他の人の遺体は見つかったものの俺のだけ見つからないということらしい。


消えた謎。



それが最近のテレビ番組を騒がせるほどのネタだったというのは後から知ることになるのだが。



俺は、また学校に通い始めた時のことを考えてため息を吐く。



また、虐められる原因が増えたかな。



そう思いながらも、前ほど心が乱れていない自分に驚いていた。


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