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らぶゆっ!  作者: 璃瑠@
36/92

34話→部屋の中で!



あれから1週間がたった。


怪我の完治までは2週間。


俺はアリス達から部屋に監禁・・・・もとい閉じ込められていた。



アリス曰く「また傷が開いたりしたら・・・」ということらしいが、授業にも出ないで部屋にこもっているのは暇すぎる。



怪我の完治までの残り1週間も部屋の中で過ごさないといけないと思うと憂鬱すぎる。



部屋を抜けだそうにも、メイドさんが交代で俺を監視してるから無理なわけで・・・・



「はぁ〜・・・・・・」



今は昼過ぎ。



俺は何度目かわからないため息をつく。



「そろそろ交代の時間です。では、失礼します」



ペコッと頭を下げて部屋から出ていくメイドさん。



「し、失礼します〜」



入れ替わるように部屋に入ってきたメイドさんは、惚れ薬事件で被害にあったメイドさんだった。



名前は・・・・アイリスだったか?



「アイリスだっけ?久しぶりだなぁ」



「は、はいっ!あの時は、本当にすみませんでした!」



頭を深々と下げるアイリス。



「いや、そんな頭を下げなくてもいいって。俺的には目の保養になったというかなんというか・・・・」


「め、目の保養ですかぁ!?そうですか・・・・や、役な立てたのなら、その、よかったです」



頭を上げて顔を赤くしながら、ホッと胸を撫で下ろすアイリス。



・・・・・・・・・



妙な沈黙が流れる。



「あ、あのっ、何か飲み物でも準備しますね」



慌てて台所に駆けていくアイリス。



役に立ててよかったって、何言ってくれてんだあのメイドさんは。



まるで、俺がよければ何でもするみたいな言い方じゃないか。



煩悩退散、煩悩退散と呟いていると、アイリスが紅茶を入れて持ってきてくれた。



紅茶ですら王族しか飲んだことないらしいから、この世界の一般人の食文化の低さがわかるなぁ。



「ど、どうぞ・・・・」



アイリスが淹れてくれた紅茶のカップを受け取ると、ベッドから出て横にあるアリスのベッドに座る。



「ありがと、アイリスも座ったら?」



俺の言葉に首を横に振るアイリス。



「そ、そんな、ダメです。私はメイドですから、はやと様の横に座るなんて」



誰も横に、とは言ってないんだがなぁ。



俺的には、俺の正面。

つまり俺のベッドに座ってもらってお喋りでもしようかと思ったんだが。



「ん〜。なら命令ね。座って」



俺の言葉に、渋々ベッドに腰をかけるアイリス。



もちろん俺の隣に。



「うぅ〜。はやと様の横に座ると緊張します・・・・」



顔を赤くして、モジモジと動くアイリス。



・・・・誘ってんのか?



一回服をはだけさせた姿を見たせいか、あの時のことを思い出してしまう。



桃・・・・適度な大きさの桃・・・はぁはぁ



「は、はやと様?息が荒いですけど大丈夫ですか?どこか痛いとこでもあるんですか?」



おろおろと慌てて俺の服を脱がせようとするアイリス。



「な、何すんの!?」



俺はアイリスの意味不明な行動を止めるためにアイリスを抑えようと手をのばす。



むにゅ。



まぁ、よくあるよな。

止めようとして触れた部分が胸とかさ。



はい、すいません。

実は少し興味があって狙ってました。



俺も男だし、どさくさ紛れて胸を触ってもいいよね?


ダメ?人としてダメ?



固まって動かなくなったアイリスを見てるとかなり罪悪感が・・・・



すみません、すみません。


文句なら、男をエロい生物に作った神様に言ってくれ。



「アイリス、あの、ごめんなさい」



俺は、手を胸から離す。



ガシッ!



離れようとした俺の手を掴むアイリス。



何?もしかして俺の手、このまま折られたりしないよね?まさかね?ははは・・・・・・



「なるほど、はやと様の考えが読めました」



顔を赤くしながら呟くアイリス。



えっ!?わざと胸触ったことばれたのか?



「な、なんのことかな?」


俺は冷や汗を流しながらアイリスから目を逸らす。



「ダメですよ、私はわかってしまいました。はやと様は欲求不満なんですね?」


「はい、すいませ・・・・・・・・って、え??何だって?」



やっぱりそうなんですかぁ、と一人頷くアイリス。



よ、欲求不満だと?



確かに最近はエロゲしてないし欲求不満を認めないわけにはいかないが・・・・・



あれか?勘違い乙、的なパターンか?



俺の考えは遠からず当たっているが欲求不満とかさっきまでは考えてなかったが・・・・



「先ほどは、怪我の具合を見るために服を脱がせようとしましたが、はやと様がそういう気なら・・・・」


と、服を脱ぎ始めるアイリス。



おいおい。



なんか前の時と同じパターンだな?

今回、俺はあの薬飲んでないが・・・・



「アイリス、ダメだって。こういうのは好きな人とだなぁ」



俺の言葉に、ニコッと笑うアイリス。



「大丈夫です。私たち、メイドを守るために盗賊団と戦った、と聞いたときからはやと様のために何かしたいと思っていましたから」


また盗賊団ネタですか?



誰だよ、色んな奴に変な誤った情報をばらまいてるやつは・・・・・



「さぁ、はやと様。はやく準備をしてください」



おもむろに俺のズボンを下げようとするアイリス。



やめてくれぇ!



こんなことをしてたら、いつもみたく邪魔が入るじゃないか!



「はやと、たっだいまぁ〜!」



ほらね、邪魔が入ったよ。


学校が終わる時間を考えるべきだったね。



あ、アリスの後ろから姫様達も来たじゃないか。



オワタ・・・・・・。


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