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らぶゆっ!  作者: 璃瑠@
30/92

28話→惚れ薬の驚異!〜終幕〜



担任のエレナ先生に見つかった俺はこっぴどく説教をくらった。



エレナ先生からは授業をサボったお咎めしかなかったが、アリスや姫様を含め女子からはルミナスと色々やってたことを咎められた。


グリムとケンからは一人だけ授業に参加しなかったことをグチグチと文句を言われた。



で、そもそもの原因が惚れ薬であることがばれて理事長室に連行されたが、怒られることはなくむしろ誉められたと言ってもいいだろうな。



理事長曰く「あの薬を作るのは、材料はともかく薬に練り混む魔力量的にかなり難しいレベル」らしいので、寧ろ魔法学の成績にプラスポイントを貰った。



その事を聞いた俺とグリムとケンは喜んだが、なぜか理事長室に着いてきたアリスと姫様達、ルミナスに睨まれた。



ちなみに惚れ薬の材料を話したら理事長が解毒薬を調合してくれた。



話しただけで作れるとはさすが理事長と言ったところか。



「はやと、はやとは薬であんなやらしい事して満足なのかな?」



アリスの前で正座をしながら縮こまっている俺は、周りから見ると尻に敷かれている気弱な男にしか見えないだろう。



「満足というか・・・・その・・・・・・」



言い訳をする俺を傍観者気分でニヤニヤ笑いながら見ているグリムとケンにはかなり腹が立つ。



ケンとグリムめ・・・・こうなったら、今日の晩飯で・・・・・・グフフ



「はやと!!何にやけてるのかな!?ぼくの話に可笑しなとこあったかな!?



アリスが少し涙目になってる。



さっきのグフフが顔に出てたか・・・・



「いや、別にアリスの言ったことに可笑しなとこはなかったけど・・・・」



アリスの瞳から涙が一筋流れる。



「ちょ、アリス?なんで泣いてんの」



「ぅぅ、だって、ぼく・・・・あれ?なんで泣いてるんだろ?」



アリスは涙を拭いながら首を傾げる。



「ほ、ほら泣いちゃダメだろ?」



俺は立ち上がってアリスの頭を撫でる。



やっぱ女の子が泣くのは慣れないなぁ。



「そ、それよりも話を逸らさないでちゃんと答えてよ。」



頭を撫でられてぽわぁっとしてたアリスが、撫でる俺の手を掴むとそう言って睨んでくる。



「満足はしてない・・・・・・これでいい?」



俺の言葉に頷くアリス。



これで一件落着かな?



「はーくん?私の体じゃ満足できないって言いたいんですか?」



今度は、傍観してたルミナスが涙目になる。



ちょ、なんて言えば許してもらえるんだよ・・・・・・



「いや、そうじゃなくてだな・・・・・そう、薬なんかじゃなくて自分の意志でやらないと満足じゃないって言うか・・・・・別にルミナスの体で満足できないってわけじゃなくて・・・・・・・」



「じゃあ、はーくんは私の体でコーフンしますか?」


なんて事を聞きやがるんだルミナスは。



他のみんなの視線が痛いじゃないか。



あと、にやけてる理事長とケンとグリムがかなりむかつく。



「こ、こ、コーフンしますよ?だって・・・・・・男の子ですから!!」



シーン。



静まり返る理事長室。



「ちょっと、ルミナス!?何、自分で質問しといて顔赤くしてんの!?アリス達顔恐いよ!?特にリリィ!目に光がないじゃん!?病まないでくれ!あと、グリムとケンと理事長はまじうざい」



今の部屋の状況は俺の処理できる能力を越えている。


「ちょっと、こっち来て。」



俺はルナから引っ張られて理事長室の外に。



「・・・・何か?」



俺の質問にルナは大きなため息をつく。



「はぁ。あんたねぇ、リリィとチョコが悲しそうな顔してたじゃない。どうしてくれんの?」



「・・・・・・どうしろと?」



俺の言葉にもう一度ため息をつくルナ。



「はぁ〜。だから、責任とってチョコとリリィになんかしてやんなさい」



「・・・・待て待て。それチョコとリリィが俺のこと好きみたいな言い方だな?」



「・・・・少なくとも好意は抱いてると思うけど?」


本当にそうなのか?



黒龍の件以来二人の態度が変わったとは思うが。



でもそれが好意に繋がるのか?

ルナの思い違いじゃないのか?



ぶっちゃけ俺はモテないし、こんなギャルゲの主人公みたいにフラグを立てまくるなんて事実があっていいのだろうか?



「ルナ、好意なんて勘違いじゃないのか?」



「あんた、本当に言ってんの?」



ルナが俺を睨む。



「だってさぁ・・・・・・」



「・・・・・・もういいや」



ルナはそう呟くと理事長室に戻っていった。



なんか悪いことしてしまった感があるんだが・・・・・・まぁいいか。



俺は理事長から離れるために歩きだす。



あんな雰囲気(自分で作ってしまったが)の中に戻りたくないしね。



俺はそっとため息をつく。


(さっさと風呂入ってさっぱりしたい)



そう思いつつ、遠ざかった理事長室を眺める。



「・・・・疲れるなぁ」



その呟きは誰にも聞こえることはなかった。


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