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らぶゆっ!  作者: 璃瑠@
23/92

21話→修羅場!



ぐぎゅるる〜。



腹の虫がなる。



あれから何時間たっただろうか。



俺は、ルミナス、アリス、姫様達4人を前に正座をしている。



「あの、腹減ったんですけど。」



俺が挙手すると、6人が俺を睨む。



「はやと。今の状況がわかってるのかな?」



アリスがさっきより目を鋭くする。



「・・・理不尽だなぁ」



俺はため息とともに呟く。


そりゃそうだろ?

別に誰と付き合ってるわけでもない。



アリスとルミナス。それにチョコとリリィは、まぁ、フラグを立てたかもしれないが、残りの二人の姫様はノリで俺を怒っているらしい。



理不尽この上ない。



だいたいフラグ立てたからって、ここまで怒られる理由がわかんないし。



この状況がもう少し続くのは耐えられない。



腹も減ったし、足の痺れもきつい。



俺は逃げる手立てを考える。

さて、どうしたものか。



「・・・・みなさんは王族ですよね?」



そう質問したのは、ルミナスだ。



4人とアリスは眉をひそめながら頷く。



「・・・じゃあ、なんで異世界人〈にんげん〉に関わろうとするんですか?身分が違うのに。」



ルミナスの言葉には、身分が違う人は私と葉雇に関わるなという裏があるのだが。



アリスは、その裏に気づいたのかルミナスを睨む。



「身分なんて関係ないよ。はやとははやとだしね。それに、はやとはぼくの大事な友達だし。」



アリスの言葉にルミナスは頷く。



「なるほど、わかりました。はーくんの『友達』なら確かに身分なんて関係ありませんね。」



友達を強調したのは気のせいだろうか。

などと思いつつ、俺はゆっくりと腰を上げる。



ルミナスとアリスは睨み合ってるし、他の姫様達はその二人を見ている。



逃げるなら今だろうな。



俺は足音を忍ばせて、ゆっくりと部屋を出る。



そこでほっと息をつく。



「ねぇ、あんた。」



「うひゃあっ!!?」



突然声をかけられて、変な声が出てしまった。



ゆっくりと声の方を振り向くと、姫様の二人、確か名前は・・・・



「誰だっけ?」



俺の質問に姫様の一人。

ピンク髪のやつがこめかみに指をあてる。



「・・・・・・前に名乗らなかったっけ?」



「・・・忘れた」



俺の言葉にはぁーっとため息をつくピンク髪。



「私って、そんなに影薄いかなぁ?」



「・・・・・・俺の中では。」



ピンク髪は、だるそうに呟く。



「私の名前はルナ・ミルト・ドラゴニス・・・・・・はぁ」



名前を覚えてもらえなかったのがそんなにショックなのか。



「で、こっちは・・・・・・」



もう一人の姫様を指差すルナ。



「・・・・・ニル、だっけ?」



俺が呟くと、黒髪のお姫様が頷く。



「その通り・・・・・・私の名前はニル。覚えててくれてありがとうごさいます。」



ペコリと頭を下げるニル。


対して、怒りを顕にするルナ。



「ちょっと!なんで私の名前覚えてなくてニルの名前覚えてんのよ!?」



「・・・可愛いから?」



残念ながら、好きなキャラの名前を覚えるのは得意なんだ。



「そ、それ私が可愛くないって?喧嘩売ってんの?」


俺の胸ぐらをつかんでくるルナ。



「そういうわけじゃないんだが・・・・てかさ、なんで二人はアリス達に混じって俺を怒ってたんだ?」



取り敢えず話をそらすか。


その言葉に、ルナは胸をはる。



「決まってるじゃん。チョコとリリィを応援するためだよ。」



そう言うと、俺から手を離してニルを見る。



ニルも、同意、といった感じで頷く。



「チョコもリリィもあんたに気があるみたいだし、あの子達が異性を意識するの初めてだから応援してやんないと。」



「応援って・・・・俺の意志は?」



「・・・?無視するけど?」



今さらっと酷いこと言ったよな。



俺はそっとため息をつく。


「てか、ルナ。お前も人と付き合ったことあるように見えないんだが・・・・応援とかしてる暇あるのか?自分の彼氏見つける方がいいんじゃ?」



俺の言葉にルナは顔を赤くする。



「べ、別に関係ないでしょ!?」



ルナはそう言い残すと部屋に戻っていった。



それに続くようにニルも部屋に戻る。



ニルは、一瞬だけ俺の方を見てにっこり笑った。



・・・可愛い



取り敢えずアリス達になんと言って謝るか考える。



俺が悪いわけじゃない・・・・・・と思うが、とりあえず謝れば許してもらえそうな気がする。



一呼吸すると、扉に手をかける。



まず、逃亡したことを謝るか・・・・などと考えつつ、扉をゆっくり開いた。


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