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らぶゆっ!  作者: 璃瑠@
17/92

15話→合宿終わり!



「な、なんなんですかあなたは!?」



突然チョコが怒鳴る。



俺悪いことしたかな?

むしろいいことしたような気がする。



「いや、何って、身の危険を感じたから・・・・なぁ?」



俺がグリムとケンを見ると二人とも苦笑する。



「なぁ?じゃありませんわ!あなたみたいな人がわたくし達でも倒せなかった黒龍をあんな簡単に・・・・」



恥ずかしいのか怒っているのかわからないくらい顔を赤くしてチョコが叫ぶ、と同時に俺の方にドスドスと歩いてきた。



「はぁ・・・・どうせプライドがどうとか言うんだろ?」



俺の前にきたチョコはズビシッと俺に指をたててフンッと鼻を鳴らす。



「そうですわ!!わたくしのプライドを返しなさい。今すぐに!!」



俺はグリムとケンを見る。二人とも困った顔をしている。



こういう時は無視が一番。


「さてグリムとケン。試合の続きを見ようか。」



俺は二人を促すと元居た場所に戻る。



「な、なんですの!?このわたくしを無視するなんて・・・・」



俺たちが試合を見る態勢をとると理事長が歩いてきた。



「おぉ、はやと。お前の試験はなしになったぞ」



「・・・・なんで?」



俺が眉をひそめると、理事長が肩に手をのせてきた。


「心配するな。さっき黒龍倒しただろ?あれがお前の試験ってことになったからな。リリィ姫の承諾はもらった。」



理事長の言葉にそっと胸を撫で下ろす。

実は魔力が尽きかけてたり。



「まぁ、いいや。じゃあグリムとケンは頑張れよ」



俺が二人に笑いかけると、二人とも親指をたてる。



「ちょ、なんですの!?だから、なんでわたくしを無視するんですの!?」



チョコが俺の肩をつかんできた。



俺はチョコを見下ろす。



俺の身長が170ちょっと。チョコは見た感じ150ってとこか。



「無視する理由?決まってるじゃん。俺お前のこと嫌いだし。」



俺の一言に辺りがシーンとなる。



「おい、はやと、姫様に嫌いなんて言っていいのか?」



グリムがコソッと耳打ちしてくる。



「あぁ、俺わがままな子嫌いなんだよね。別にいいんじゃね?」



俺がグリムに呟き返すと、ケンも会話に入ってきた。


「でも、はやと。僕もさっきのは言い過ぎだと思うけど。」



まぁ、確かに言い過ぎたとは思うが。



しかし譲れないものもある。

デレないツンなんて価値ないよね。



某ギャルゲのツンなんてデレるまでに時間かかって妥協したし。



「いいんだよ。少しくらいきつく言ったほう・・・・が?」



当の本人のチョコを見ると、顔を伏せてシャクリ声をあげている。



おいおい。まさか・・・・


「はやと、はやと。なんか泣いてるよぉ」



ケンが慌てて耳打ちしてくる。



「・・・・わかってる。」


俺は頷くと、チョコの顔を覗き込む。



「・・・なんで泣いてるの?」



俺の一言にチョコが首を横に振る。



「な、泣くわけないで、すわ。わたくしは、べ、別に、ただ、人から嫌われること、何したかなって・・・・・・思い出し、てみると色々悪口とか言って、たなって・・・・」



成る程、嫌われた理由を探しているうちに思い当たる節が結構あって自己嫌悪で泣いてるみたいな感じか?


たぶんだが。



つか、何この周りからの視線。痛い、痛すぎる。



俺が泣かしたみたいになってるじゃん。

まぁ、実際俺が泣かしたかもだが。



グリムとケンが肘でつついてくる。

謝れって言ってんのか・・・・。



「あのさ、えっと、ちょっと言い過ぎた。ごめんな。」



「うぅぅっっ、うわぁぁぁぁぁぁぁん」



俺が低姿勢で謝るとチョコが大声で泣きだした。



余談だがチョコは15歳らしい。

15歳で人前で泣くなんて恥ずかしくないのか。



「あの、えっと・・・・」


俺はケンを見る。



目を逸らされた。



次はグリムを。



同じく目を逸らされた。



理事長は知らんぷりして口笛を吹いている。



アリスは・・・・俺を睨んでる。

意味わからん。



「あ、その、泣き止んでくれませんかね?」



俺が優しく声をかけると、さらに声をあげて泣き始めた。



周りの視線とチョコ以外のお姫様の視線が痛い。

つか姉妹なら他のお姫様はなぜ慰めにこないんだ。



不意に手がチョコの頭を撫でる。



特に意識したわけじゃない。

昔から妹とかが泣いた時にも頭を撫でていたから条件反射か。



ゆっくり、できるだけ優しく撫でるとチョコが泣き止んできた。



俺はそっとため息をつくと、チョコの頭から手を離す。



一時の沈黙の後、チョコは顔を真っ赤にして無言で他の姫様達の方に歩いていった。



なにがなんだか。










ケンとグリムの試験も終わり、行くときとは違い迷うことなく学園に戻ってきた。



学食のおばちゃんもカレーの作り方を覚えたらしく、俺たちに振る舞ってくれた。



風呂に入って部屋に戻ると、誰もいなかった。



俺は自分のベッドに倒れこむと大きく欠伸をした。



(今日はかなり疲れたな。)



俺が重くなってきた目蓋をゆっくり閉じようとした時、ドアが開く音がした。



ゆっくり目を動かすと、腕を組んだアリスがいた。



「よぉ、アリス。」



アリスと会話するのは三日ぶりか。



「よぉ、じゃなぁぁぁぁぁぁい!」



なぜかアリスは怒っているらしい



アリスは俺のベッドの上に乗ってくると、俺の体の上に乗ってきた。



やばい・・・・風呂上がりだからかいい匂いのするアリス。



しかもアリスが乗っているのはジャスト股間のあたり。



えっと・・・・誘ってんのか?



眠気が吹っ飛んだ。



「あ、アリス。なんだ、状況的にかなり嬉しいんだが、傍から見たらかなりやばいんじゃないか?」



俺の言葉に、アリスは聞く耳持たないといった感じで睨んでくる。



「そんなことはどうでもいいんだよ!ぼくは、とっても怒ってるんだよ?なんでかわかるかな!?」



「・・・・わかりません」


「それは、はやとが黒龍相手に無謀なことしたからだよ!」



「ん?グリム達と笑ったことじゃないのか?」



俺の言葉を聞いて、アリスは何かを考えるように眉をひそめる。



「そ、そのことも怒ってるんだよ!?」



嘘だな。

たぶん、今思い出したんだろ。



「てかさ、別に無謀じゃなかったんじゃないのか?黒龍倒せたわけだし・・・・」



俺の言葉にアリスが目を見開く。



「無謀なんだよ!!たまたま倒せたからいいけど、はやとに何かあったらどうするのさ!!」



「いや、俺に何かあったらって、なんでアリスが心配するんだ?」



俺の言葉にアリスは口を尖らせる。



「わかんない・・・けど、はやとに何かあったらぼくは嫌なんだよ!!」



成る程。俺は知らないうちにフラグをたてていたらしい。



「あー、なんだ。これからは無謀なことはしないから。許してくれ」



「・・・・本当?」



「まぁ・・・・な」



「・・・わかった。次無謀なことしたら、ぼくにも考えがあるしね。」



妖しげな笑みを浮かべるアリス。



俺はそんなアリスの言葉も頭に入らない。



なぜならアリスが動くたびに股間のアレが立ち上がるのを抑えなければならないのだ。



この辛さ、わかる人ならわかってくれるはずだ。



そんな時、声がした。



お姫様達が帰ってきたらしい。



この状況、どうするか・・・・ 。


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