『ルーティーンにおける、活躍の意味』・・・『詩の群れ』から
『ルーティーンにおける、活躍の意味』・・・『詩の群れ』から
㈠
意識的迷妄の中で、我々は、ルーティーンを行っているな、だろうだ。
だろう、繰り返しの繰り返しによって、バベルの塔は出来上がるんだ、だろうだ。
そうだよ、そして、意味の回復が、ルーティーンになる訳なんだ、だろうだ。
だろうだだろうだ、もう本当に、だろうだ、だよ、だろうだ。
㈡
しかし、活躍というのは、大変望ましい現象だね、だろうだ。
だろう、それは、世間を賑わせているからね、すごいことなんだよな。
だな、ルーティーンを行うのは、その繰り返しを定着させるためなんだよ。
そうか、まさしく、歴史に名を刻んだ人々の、秘密の様なものなんだな、だろうだ。
㈢
俺は、しかし、ルーティーンにおける、活躍の意味の、本当の意味を知っている様で知らない。
成程、寧ろ、知らないことが、繰り返されて、ルーティーンなんだろ、だろうだ。