41/53
4.潜入! 異世界ダンジョン!―おまけ
湖にまで戻ってきた二人は、それぞれ裸になって水の中に入る。
「絶対こっちを見るなよ!! 絶対だぞ!!」
「あーはいはい、分かってるって師匠……。……っていうか、初対面からして裸だったのに、今さら恥らう意味もなくね?」
「お前に欲情されたら困るからだ!!」
確かにそれはするかもー、とウォリは無邪気に笑っていた。
悪びれる様子のないウォリにタモンは頭を抱えつつ、ひとまず触手の粘液を落とすため、頭から水の中に浸かることにした。
冷たい水が心地良い――その瞬間だけは、タモンは異世界に来たことも、自分が娘の体に転生したことも、全てを忘れていた。
水の世界に身を委ね、大の字になったタモンは、ゆっくりと目を開け湖面の輝きに心を癒そうとする。
そこに、ウォリのウォリが通り過ぎていった。
「ぶふぉっ!?」
「うわビックリした!? そんなとこに居たのかよ、師匠!」
「お前、大事な娘になんてモノを見せてくれるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ええ!? さすがに今のは不可効力だろ!? いだいいだい、千切れる、耳千切れるってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
例えラッキースケベ(?)でも許してくれないと、タモンの厳しさを思い知ったウォリだった。




