《16話》
遅くなってすみません。m(_ _)m
誤字脱字があると思いますが、よろしくお願いします。m(_ _)m
「カリン、そっちの魔物頼んだ!。」
「了解じゃ!」
真鳳、カリンは二手に分かれて魔物を削って行く。
「『ホーリースピア×5千』」
真鳳の周りに無数の魔法陣が出現し、現れた魔法陣から光り輝く槍が魔物に向かって放たれる。
「カリン!そっちはどうだ!?」
「こちらももうすぐ終わる!」
「了解!」
真鳳は残った魔物に手を向け、魔法名を唱える。
「《全属性極大魔法》『極双竜ノ殲滅』」
真鳳の左右に巨大な魔法陣が出現し、現れた魔法陣から竜が現れた。右には氷の竜、左には水の竜。現れた竜2匹は、残った魔物を殲滅して行く。
「はぁ、やっと片付いた……。」
「お疲れ様じゃ、真鳳。」
後ろを振り向くと、カリンがいた。
「ありがとう、カリン。」
でも…
「でもさ、まだ終わってないんだよね……。」
まだ、邪神皇帝が残ってる。
その時であった
ドォーン
真鳳、カリンの背後から大きな音が聞こえた。
振り向くと
「貴様らか……我の全眷属を殲滅したのわ」
二人の背後に居たのは、10億の魔物のリーダー【邪神皇帝】であった。
「ちっ、カリン気おつけろ。」
「あぁ、分かっておる。」
二人は邪神皇帝から、数歩バックステップで下がる。真鳳は、右手にデュランダルを握り、左手にアスカロンを持つ。カリンは、拳に青い炎を纏わせていた。
「そんなに警戒しなくてもいい。今回は我が主の伝言を、伝えに来ただけだ。まぁ我が全眷属が全滅したのはちょっと、ショックだったがな。」
邪神皇帝の主の伝言って何だ……
「で、お前の主からの伝言とやらは何なんだ。」
「そうだったな。では、主の伝言を伝える。『俺は五年後、最高神と同等の力を持つ者と、100億の魔物をもってこの世界を征服する。止めたければ、止めるといい。止めれるものならな。』」
世界を征服だと!?
「一つ聞きたい」
「何かね?」
「5年後に世界征服が、始まるんだな。」
「そうだ」
「そうか……分かった。なぁ、邪神皇帝。」
「何だ」
「お前の主とやらに、伝いてほし事がある。」
「ほぉ、それはなんだ。」
「………………絶対止めるって、つたえておいてくれ。」
「…………了解した。主に伝えておこう。では、我は失礼しようか。」
そう言うと邪神皇帝の身体が、徐々に薄くなっていく。
「逃がすか!」
カリンが邪神皇帝に飛びかかる
「よせカリン!」
「何故止める真鳳!」
カリンは立ち止まりこちらに振り向く
「その邪神皇帝は分身だ」
「分身だと!?」
「あぁ、あの邪神皇帝から魔力が一切感じ取れなかった。本体の邪神皇帝は、別の場所にいる。」
「そ、そうだったのか。」
「カリン戻ろ」
「何処にじゃ?」
「大和王国だよ。俺、学園に通う為に大和王国に来たんだから。」
「そうだったのか。」
「そうだ、戻る前に魔物に殺された兵士やあの騎士団の人達を浄化させてあげよ。」
「そうだな」
「『ロング・ディスタンスピュアリフィケーション』」
空に巨大な魔法陣が出現し、現れた魔法陣から暖かな光が死者を浄化させていく。
「ふぅ、終わった。よし、国王に報告しに行くかね。」
「うむ」
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