[一章-2:いざこざ《Trouble》]
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(^ν^)
「あぁ〜、疲れた」
説教と事情聴取が終わった、一馬が言う。
「にぃがちゃんと話聞いてればかかる時間は半分くらいだったのに〜」
雫は不機嫌。半分は、話を聞いていなかったことに対する説経だったので雫の言うとうりである。
一馬は雫に何度も謝る。
「ごめん、どうしたら許してくれる?」
「じゃ、テスト開けの休みどこか連れてって」
一馬は雫の提案を受ける。雫の機嫌は少し良くなる。
扉が開き
「今日はもう遅い、昨日みたいな事があるといけないから先生が送っていこう」
と提案する先生。
帰りが楽になので、その提案を受け兄妹は家へと帰る。
———翌日
「ねぇ〜」
一馬に宇佐美が話しかける。間違い無く研究のことだと一馬が思っていると、
「今日も雫ちゃん連れてきてね〜」
と言う。やはりと一馬は思う。
研究か?と一馬が尋ねると、宇佐美もちろんと言わんばかりに頷く。
「あっ、今日は雫ちゃんだけでいいから、まずは雫ちゃんと仲良くならなきゃ!」
昨日の素っ気ないかなり反応を気にしているようだった。
「俺は邪魔か?」
その質問に宇佐美は
「う…ううん…邪魔…じゃない…と…思う…いない方がちょっと…少し…嬉しいかなってだけ」
と途切れ途切れに答える。明らかにきて欲しくなさそうなことは誰でもわかる。
「よし、俺がいらないことはよーーくわかった」
皮肉ぽく一馬が言う。
———放課後
雫は宇佐美に捕まっているので、帰るわけにはいかない一馬は、することもないので学園内をうろついていると、響也が3〜4人の男に囲まれているのを見つけた。
明らかに遊んでいる様では無い。
「おい、てめー謝れよ!」
と男の一人が言う。
「邪魔だったんだよ!」
と違う男が言う。
「あっ…」
響也はびびって何も言えない。
「何か言えやこらぁ!」
男の手が振りかざされる。
男の手が響也に当たる、
刹那
「能力防御壁」
突如、響也の前、男のパンチの軌道上に半透明の盾が現れる。男のパンチは届かない。
「何をしてるか知らんが、話もせず暴力とは良く無いんじゃないか?」
盾をつくった本人、一馬が言う。
「うっせー!誰だか知らんが、関係ないだろ!」
「…一馬…逃げろ」
と恐怖の中、絞り出した様な声で響也が言う。なんでと、いう一馬の問いに響也は、
「あいつらは全員能力者だ、やり合ったら絶対負ける、頼むこいつは関係ない見逃してやってくれ」
と頼むも。
「ダメだ、こいつは俺の気分を害した、二人まとめてボッコボッコしてやる」
男達、一馬が臨戦態勢に入りそうになった
刹那
「待ちなさい!」
女性の声が響く。
次回 クラス最強《strongest》
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