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能力の優と劣  作者: 俊
一章:一学期編 (初年度)
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[一章-終:予知の話]

———翌日 一馬のクラス 放課後

「あぁー、授業終わったー」

と一馬。

「斉藤一馬、1-1、えーとここだ」

と廊下で呟く人。扉を開けて中に入る。

「斉藤一馬さんいますか?」

と尋ねる。真っ先に反応したのは響也だった。

「えっ、一馬おいおい〜」

と一馬を肘でグリグリと押し茶化しにかかる。一馬は響也の手を押し返し、

「えっと…確か月見…莉奈だっけ?」

と言う。

「はい!覚えていていただいて光栄です」

と顔を少し赤らめながら答える莉奈。

「優能力者だったんだな、まさかクラスを特定するなんて…」

と驚く一馬。

「あの…昨日のお礼がしたくて」

「いや、大丈夫だよバレてない」

とバングルを見ながら一馬が言う。

「いえいえ、そんなことじゃ無いんです。助けていただいたことです」

と莉奈。

「いや、あれも偶然だよ」

と一馬。

「私の力を自由に使ってください。あの…もしよかったら…連絡先とか…教えていただけると…嬉しい…です」

と莉奈。

「連絡先ぐらい全然いいよ」

と快く快諾する一馬。スマホを取り出し連絡先を交換する。

「あっありがとうございましゅ………うぅ噛んじゃった」

と莉奈。

「どんな能力が使えるんだ?」

と尋ねる一馬。

「百聞は一見にしかずです。試してみます」

と目を瞑り神経を集中させる莉奈。

「……あれ…かなりぼんやりとして…明日一馬さんは闘技会のランダム戦に選出され…る?…いえ普通なのかな」

とあやふやな未来予知した莉奈。

「…闘技会って言ってない?これってどれくらいの確率で当たるんだ?」

と莉奈の前半の言葉を聞いていた一馬が聞くと、

「いえいえ普通でした、多分。確率は基本まちまちですね、これは一馬さんが何か行動しない限りは確実かな?」

と莉奈。

「ほんとかー?明日わかることだけど…」

と一馬。


———闘技会

優能力者学園の体育祭で行われる大会の一つ。優能力者学園のイベントは基本関係者のみで行われているため情報が漏れる心配は無い。

闘技会のルール

1:能力の使用は許可ただし殺傷の攻撃は認めない

2:敗北は気絶、20秒以上ダウン、場外、ギブアップのみとする

3:場外は地面に体がついているかに関係無く100メートル×100メートルの範囲から出た段階で敗北とする

4:10分以上決着がつかない場合審判による判断で勝敗を決める

5:以上のルールに反した段階で敗北とする

このルールにのっとって行われる大会だ。

トーナメント戦で一回勝つごとにチームに得点が入る。闘技会には、ランダム戦と選抜戦があり、戦闘系寄りの能力を使う人の中から選ばれる。


(うーん…最初か後かどっちが本当だ?)

と闘技会は嫌だが後が本当だと決める一馬。

「ああ参考にするよ」

と莉奈に言う。


———翌日

「……二学期にある体育祭の闘技会のランダム戦は一馬が選ばれた」

と先生。一馬には昨日の莉奈との会話を思い出す。

「……えっ」

と驚く一馬。

この時は、まだ忙しい日々が始まることを知らない


〈一章 完〉

スッキリしなくてすいませんが、一章はこれで終わります。

次回から一章のまとめを出してから二章に入ります。

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