表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
好感度MAXから始まるラブコメ  作者: 黒姫 百合


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/61

……これって十中八九、雑用だよね

「へぇ~、二人とも結構似合ってるじゃん」

「プライベートでは早苗のスカート姿とか茜のパンツ姿を見てても、制服だとなんだか新鮮だね」


 ミチルや渚からも好評だった。


「やっぱりスカートは涼しい」

「それは良かった。確かに夏は涼しいよね」

「良いな~。私も夏はスカート履きた~い」

「放課後ならいつでも貸すよ。だから冬はスラックスを貸してほしい。逆に冬はスカートだとかなり寒いから」

「良いよ。冬も交換しようね」


 スカートを履いたことで、一気に下半身の風通りが良くなった早苗はご満悦である。


 やっぱり夏場はスカートの方が過ごしやすい。

 そんな早苗を見て、茜も嬉しそうに微笑んでいる。


 早苗が茜に我がままを言うと、茜は大人っぽい表情でその我がままを受け入れる。

 茜も冬はスカートで苦労しているらしく、冬も制服交換をする約束を交わした。


「せっかくだからミチルちゃんや渚ちゃんもしようよ~。楽しいよ」

「そうね。渚、交換してくれるかしら」

「もちろんだよ。それじゃーボクたちも交換してみるね」


 せっかくだからミチルと渚も制服交換しようと提案する早苗。

 最初は無理だと諦めていたミチルだが、やはり興味はあるらしく渚に制服交換を頼む。


 もちろん、彼氏に甘い渚が断るわけもなく、渚とミチルは多目的トイレへと消えていった。


「お待たせ~。なんとかできたわよ。あたしは全然余裕だけど渚は……」

「ボクはかなりキツキツだね。でもボタンを閉めないでベルトで止めれば履けるし、やっぱり裾だけは足りないね」


 多目的トイレから出てきた二人は、いつもとは違う服装のせいで新鮮だった。

 ミチルはかなり余裕があるらしく、スカートということもありサイズ的にも違和感はない。


 プライベートではスカートを好んで履いているからスカート姿のミチルは見慣れているはずなのだが、やはり学校の制服だと新鮮に感じる。


 一方渚の方は結構小さいらしく、裾が足りていない。


 でも渚の生足はムダ毛一本もなく手入れされており、むしろ美しかった。


 ボタンを閉めていないものの、ベルトで固定されているおかげで落ちてくることはなく、違和感はない。


「ミチルちゃん、似合ってるよ」

「ちょっと早苗。いきなり手を握られたらビックリするじゃない」


 あまりにもミチルのスカート姿が似合っていたので、思わず早苗はミチルの手を恋人つなぎのように握る。


 いきなり早苗に手を握られたミチルは驚くものの、嫌がってはいなかった。


「あらあら、ボクの彼氏が早苗に寝取られちゃったね」

「その割には余裕そうだね。嫉妬とかしないの」

「大丈夫。ミチルはボクにメロメロだからね。もちろん寝取られたのは冗談だよ」

「知ってる」


 珍しい渚の冗談に、面白がっているのか茜はその冗談に乗る。

 渚の言う通り、ミチルは渚にメロメロなため他の人になびくことはないだろう。


「ちょっと、なんであたしが早苗に寝取られるのよ。男に寝取られないわよ」

「分かってる分かってる。ミチルはボクだけのミチルだからね」


 冗談でもミチルは不服らしく渚に噛みつくが、渚は軽くあしらう。


 からかわれているミチルは可愛い。


「武田さん神崎さん藤原さん加藤さん、ちょっと良いかしら」

「はい、なんでしょう」

「……嫌な予感しかしないんだけど」


 四人で駄弁っていると、急に担任の先生に声をかけられた。

 渚は丁寧に対応するものの、渚の後ろでミチルは嫌な顔をしていた。


 ミチルの言う通り、早苗も嫌な予感しかしない。


「……これって十中八九、雑用だよね」

「……放課後、教師が生徒に話しかける用事なんてそれしかないでしょ」


 早苗も茜に耳打ちすると、茜も少しだけ嫌そうな表情を浮かべていた。


「職員室前に段ボールが十箱あるんだけど、それを美術室に運んでほしいんだけど良いかな?」

「はい、もちろん大丈夫ですよ」

「ありがとう。これお礼ね。ホントはダメなんだけどさすがにタダ働きさせるのは悪いから」


 そう言って担任の先生は四人に紙パックのジュースを配る。


 リンゴやバナナオレ、オレンジジュースなど種類が豊富だった。


 渚は誰にでも親切な女の子だから、同級生からだけではなく、先輩や後輩、先生にも人気である。


 その後、担任の先生は職員会議へと向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ