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エブリシング・オンライン  作者: 花南とや
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南の森


 一晩ぐっすり眠った休日の早朝。さっさと朝食を食べ切って、早速ログインする。




 次に目を開くと映るのは、自室の天井じゃない異世界の町並み。うん、やっぱり感動だな。

 しかも今日はそばに2人の仲間がいるのだから。

「キュイ」【  驚  】

「ガウ」【  楽  】

「や、おはよー2人とも」

 私のログアウトとログイン、それに伴う睡眠状態は初めてだったからか、リリスが驚いてた。ルディは気にしてない。


 さて、まずギルドで依頼を受けるか。

 今日の予定は、昨日と同じ角と薬草納品の依頼をこなしてランク上げだ。

 最初は西の草原で兎狩り。ルディに誘引を使って貰って、狩まくる。

 あの子にばかり任せてたら私たちが成長しないので、私は鞭術、リリスは闇魔法がレベルアップするまで頑張ろう。

 その後は薬草集め。こっちも採取がレベルアップするまで取りまくるつもり。


 そして次に、東の湖でポーションを量産する。納品分を除いた薬草がなくなるまてガンガン作ります。

「あ、外出る前に携帯食も買っとかないと」

 このゲームには空腹度がある。感覚としては小腹がすくぐらいだけど、空腹のまま放置するとパラメータにマイナス補正がかかって、最終的に餓死する。

 昨日は初心者冒険者キットに入ってたレーションを食べたけど、もう無くなったから用意しとかないといけない。

「あんま美味しくなかったんだよなー」

 レーションは超安値で売ってるけど、正直美味しくなかった。

 ただ美味しい食事はその分高いので、今は手が出せない。

「そのうち森に行って果物でも集めるか」

 確か南に林檎とかあるって掲示板に載ってた。

「じゃあ行くぞー」

「きゅー!」【  楽  】

「ワン!」【  楽  】




 最後の青草を調合し、思いっきり伸びをした。

「んんん、肩凝ったー」

 気分だけど。

 昨日より早いペースで目標を達成できた。・・・油断してミスしたところもあったけど。

 ルディがいるから大丈夫だろとたかを括っていた結果、後ろから襲いかかったからスライムの攻撃を一回くらってしまった。

 しかも、リリスも掠る感じで。本当申し訳ない。


 まぁそのおかげで、私も新しい魔法が使えたのはよかったか。

 従属魔法Lv2の『アシスト・ヒール』効果は、自身の使い魔単体へのHP回復。

 正直、物理メチャ強なルディをテイムして私自身の育成方針を見失ってたけど、今後はINTにもステ振っていこうと思う。

 


 この後どうしよっかなー・・・そう言えば、

「ルディさ、私にテイムされる前どこにいたの?」

「ガウ?」

「いや、どこを寝床にしてたのかなーっと」

 町の周辺で襲撃をかましてくることは有名だったけど、住処の話は聞いたことがない。

 ルディは少し歩くと、私を方を振り返り一鳴きする。着いてこいってことかな?

 そして私たちは、のんびり南の森へと歩いて行った。




 森の中は、奥に進むほど木々が生い茂り、光が届かなくなっていた。半ばまではよくあった果物も、いつの間にか見えなくなっている。

「もうすぐ世界の果てだけど、まだ行くの?」

「ガウ」


 世界の果て、といっても別に壁があるわけじゃないらしい。

 透明な結界に限られて、その奥にはひたすら青空が映し出されているんだとか。

 だから考察なんかでは、イグドラスール自体が空を浮かぶ巨大な塔なのでは、なんて意見もあった。


「がうがう!」【  喜  】

「あ、ついた?」

 ようやくルディが立ち止まる。辿り着いたのは、森の最深部に位置し、果てまで広がる池のふちだった。


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