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エブリシング・オンライン  作者: 花南とや
44/48

2つ目の試練 その4


 さっきので、上級職への転職が可能になった。

 選択肢は『上級テイマー』と『死霊使い』の2つ。


 上級テイマーになれば、従属魔法の効果を1.2倍。また野生のモンスターからの好感度に極僅かな補正。ほか、モンスターに関するスキルの熟練度に極僅かな補正。


 死霊使いになれば、卵から所有していた場合を除き、死霊系以外のモンスターのテイムが出来なくなる。

 かわりに、死霊系使い魔への従属魔法の効果を1.4倍。野生の死霊系モンスターからの好感度にやや補正。ほか、モンスターに関するスキルの熟練度にやや補正が入る。


 テイマーの上位互換な広くて浅い上級と、1属性に特化した狭くて深い死霊使い。


 まぁ、選ぶなら死霊使いかな。

 死霊系以外テイムできなくても困りはしないし。それより従属魔法の効果アップの方が重要。


「よし、転職っと」


〈『死霊使い』に上位転職しました〉

〈称号『死に寄り添う者』を獲得しました〉


 やったー!称号まで貰えた!!

 効果は、テイムしている死霊系モンスター数に応じて取得経験値の上昇。


「もうそろそろ進むか」

「おーし、みんなで攻略だー!」

「きゅー!」【  好  】

「ガウ」【  嬉  】

「チゥアー」【  喜  】

【  無  】




 意気込んで進み始めたけど、拍子抜けする羽目になった。

 ロアが強すぎて私たち何もすることがねぇ。

 一応私たちは私たちなりにやって来る敵を倒してるけど、こっちが1体倒してる間にロアは2体仕留めてる。

【  慢  】

 そしてあのドヤ顔。表情変わらないけど。

 まぁ当然か。レベル80はエグい。


 対してリリスは顔しわっくちゃにして、歯軋りみたいな音立ててるや。

「ギュヌヌヌヌッ」【  妬、嫉  】

 落ち着け。


 亡霊は死んだモンスターの皮を被ってるって設定らしく、似た特徴があるモンスターだからか、リリスはロアに対抗心を抱いてるっぽい。



 強力な戦力の途中加入で想定していたほど苦戦することもなく、めちゃくちゃ順調に進んでいっている。

 何ならもう『旧世界の大怨霊』との戦いになる。


「順調に行き過ぎじゃないかな!?」

「前にお前が戦ったのとギミックは同じっぽいぞ」

「確かに。でも油断させて後半で違うの出してくるとかしてくるかもだから、気をつけなね」

「コヒナがなー」

 まぁ、朔夜くんはゲーム慣れしてるしなぁ。

 ボス戦とかも、私より手慣れてるだろ。


「大怨霊に物理効かないとなると、俺は手下相手か・・・やっぱ攻撃の魔法も覚えといたほうが良かったか〜?」

 ・・・・・・あ、そうだ!

「これあげるー」

 投げつけたのは上級装備品『霊成手袋』月夜神のとこの大怨霊で2つドロップした片方。

 これをつけると、霊体に触れるようになる効果がある。

 武器を使う私には意味がないが、拳を使うさくたろーには有効だろう。

「よっしゃああこれで俺もあのデカブツ殴れるぜマジ感謝ー!!!」

「言いながらもう殴ってるう!?」

 あいつ手が速い!


「私たちも負けてらんないね、勝つぞー!!」

「キュキュイ」【  殺  】

「グルルッ」【  敵  】

「ヂ、ヂュァ」【  奮  】

【  怨  】


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