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エブリシング・オンライン  作者: 花南とや
28/48

間話  


 珍しい人物からかかってきた電話に、少し驚いた。


「もしもし、何のよう?朔夜(さくや)くん」

 従兄弟の朔夜くん。

 私にETOをくれたおばさんの息子。ここ数年は、年末年始に会うくらいしか関わり無いんだけどな。


『あっ雛子か?悪いな急に。母さんにゲームどうしたのか聞いたら、お前にあげたって言うからさ』


「あぁ、その件。貰ったよ。改めてお礼伝えといて」


『わかったわ。いや、せっかくやってんだったらフレンドならないかと思ってさあ。今どこいんの?』


 フレンドかー。そんな機能があるのは知ってるけど、他プレイヤーと関わらなすぎて忘れてた。ぼっちプレイを満喫してるしなー。

 まぁ、朔夜くんなら別にいいか。


「第1層のランスだよ」


『おっ!俺今1層いるからちょうどいいわ。」


「意外」

 初日からやり込んでるらしいから、もっと上に在住してんのかと思ってた。


『俺サブ職農家でな。1層の西側一体が農耕地帯?みたいになってて、そこで畑やってんの』


「へ〜」

 それは知らんかった。


『入口の農協の人にさくたろーの畑の場所聞いたらわかるから、待ち合わせしようぜ。あ、さくたろーは俺のPNな』


「おっけ。ちなみに私はコヒナだよ」


『ネットリテラシーって知ってるか?』


「おまいう〜」



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