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地球上のどこかで、  作者: ぺんぎん。
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あの日、君と

あの日はこの時期には珍しく大雨の日だった。

雨の中、傘もささずに座っている君を見つけた。

「大丈夫ですか...?」

私が呼びかけると、君は今にも泣きそうな顔を私に見せた。

家出をしたのだろうか。警察に通報したほうがいいのだろうか。色々考えた挙句、私は

「うち、来る?」

と言った。君は不安そうな顔をしながらも頷いた。


家に着いてからとりあえず風呂に入れた。

特に話すこともなく夕飯を食べさせ、寝かせた。

少しの会話で分かったこと。それは名前は優斗といって歳は12歳。ご両親が毎晩喧嘩していて嫌になって出てきてしまったのだという。

私も勢いで連れてきてしまったが普通に考えて26歳の私が家に連れてくるのは犯罪ではないか。明日、きちんと話して家に帰そう。

そう思い、私も眠りについた。

起きると優斗くんはいなかった。机の上には、丁寧な字でありがとうございました。と書かれていた。


私は35歳になった。仕事も順調、恋愛以外は上手くいっていた矢先のことだった。

最近、ご飯を食べようとお箸を持つと落としてしまうことが多くなった。今までにないことだったので怖くなり病院に行った。

診断結果は、筋萎縮性側索硬化症。ALSだった。

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