表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妹と召喚されました!  作者: 雄也
エルフ編
43/78

妖精の森へGo!

俺を睨む沙耶に、目が笑っていない笑顔のリサが俺を睨んでいる。


「それでユウ様はこれからマナをどうするんですか?奴隷として買ったのであれば、奴隷契約がされているでしょう?」


「リサ、奴隷契約とは何ですか?」


「奴隷を契約したときに、主人に危害を加えないように、絶対服従の呪いがかけられるんですよ」


「絶対服従……お兄ちゃん、そこまで落ちましたか…」


そういって、沙耶は溜息をついた。


「俺ってそこまで信用ないかな!?奴隷契約はしてないぞ」


「えっ!本当ですか!?それは、奴隷商として良いのでしょうか?」


「マナ、本当ですか?」


沙耶は俺じゃなくて、マナに聞きやがった。

俺そんなに信用ないかな~泣くぞ!


「本当なのです~ご主人様が店の人に掴みかかって、この子に負担がかかるのならできない!って、奴隷契約はしなかったのです~」


「お兄ちゃん、店の人を力づくで言い聞かせるなんて…」


「ユウ様…」


なんだ、二人とも、次は俺を哀れみを含んでみてくるんだが。


「はぁ~なら、なおさら今後どうするかが大事になりますね。明日は妖精の森に行くのです。

危険なことだって多いでしょう。そこに連れて行きますか?それとも置いていきますか?」


まぁ、2択になるよな。

ここは、人族の住む街であって、エルフがいれば大変なことになる。

マナをここに置いておくのは危険か。


「俺は連れいていきたい。マナはそれでいいか?」


「いいのです~」


軽いなおい!


「決まったのは良いですが、ご飯食べに行きませんか?もう、夜遅くなってしまってますから、開いているか心配ですが…」


リサがそういうと、俺たちは宿の1階にご飯を食いに行った。

宿はにぎわっており、いろんな人が騒ぎまくっており、飲み明かしていた。


マナは、エルフがバレないように、リサが使っているローブを使って顔を隠して行った。

マナはおいしいのです~って言って、嬉しそうに食べていた。

俺の膝の上で…


沙耶とリサからは終始冷たい目で見られていたがな!


そうして、食事を終わらせると、部屋に戻って。

俺たちは明日に向けて寝た。


もちろん、4人そろってだ。

3人用のベッドだったので、とても狭いが!


どうして、3人部屋なのにベッドが1つなのだ!


俺はそうぼやきながら、女の子3人に囲まれて寝る幸せな眠りに落ちた。


「ユウ様、起きてください」


「お兄ちゃん!マナ、行きなさい!」


「はいなのです~」


なんだか騒がしい。


「グハッ!」


すると、突如俺の腹に強い衝撃が走った。


「いいですよマナ。お兄ちゃんも喜んでるはずです!さぁ、もう一度!」


「はいなのです~」


「ちょっと待て!」


「起きたのです~」


俺は、慌てて起きると目の前にマナが迫っており、抱きついてきた。


「ご主人様、おはようなのです~」


「おはようございます、ユウ様」


「おはようございます、お兄ちゃん」


「あぁ、おはよう。って、俺はこんな起こし方で喜ばんわ!もっと、キスで起こすとかあるだろう!」


「なんですか、お兄ちゃんはキスで起こしてほしかったのですか?なら、今後それで起こしますが、私が止まれずに襲ってしまっても知りませんよ?」


「あ、はい。遠慮します」


あぁ、沙耶の目が本気だ。

やめておこう。

でも、普通に起こしてほしいものだがな!


「って、マナ俺をご主人様って呼びながら、沙耶の命令聞いてない!?」


「サヤお姉ちゃんが、こうすればご主人様が喜んでくれるって言ったのです~」


「いい子ですねマナ。これからも、お兄ちゃんのこと教えてあげますよ」


「はいなのです~」


沙耶が何を教えるか不安だぞ!


「ユウ様、起きて早々で申し訳ないのですが、ご飯を食べてすぐにでも出発しましょう。

暗くなった森を歩くのは危険なので、早めの行動をとりたいのです」


「あぁ」


そういうと、俺たちはご飯を食ってから宿を出た。

そして、俺たち4人はアルトリアの街を後にして、妖精の森へと向かった。


妖精の森までは1時間ぐらい歩いたが、魔獣とも魔物にも合わなかった。

魔力をできるだけ温存したいということで、今回は空を飛ばなかった。


そして今、妖精の森に入ってから、2時間歩いたところで、大きな木があった。

そして、そこには入り口らしき大きな穴があった。


「エルフの村なのです~聖樹なのです~」


聖樹か~

木の中にエルフ住んでんのかよ!


「この聖樹の中ですね。そこに精木があるのですね」


「入りましょうか」


そう言って、俺たちは聖樹の中に足を踏み入れた。

入った瞬間、光に包まれた。


その瞬間俺は剣を抜き、3人を庇うように前に出た。

そして、俺の横には、俺が先ほど薙ぎ払った矢が数本転がっていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ