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妹と召喚されました!  作者: 雄也
エルフ編
32/78

初依頼受けました!即遂行…その前に装備だ!

冒険者登録をした俺と沙耶とリサの3人は、一枚のカードを受け取っていた。


「こちらは、ギルドカードです。自分のギルドカードに魔力を流してください」


俺は、受け取ったギルドカードを見るが、裏表に何も書かれていない。

魔力を流さないと意味ないのか。


俺は、リサに魔力の素質を見てもらった際のマイフェスに魔力を流したときと同じようにギルドカードに魔力を流していく。

すると、ギルドカードから文字が浮かびあがった。



《ギルドカード》


冒険者   : キサラギ ユウ


ランク   : Fランク


依頼達成数 : 0


達成率   : 0%


遂行中依頼 : 0



「このカードは、身分証にもなりますので紛失などにはご注意ください。冒険者登録は以上となります。冒険者登録金の一人銅貨10枚です」


冒険者登録にもお金いるんだな。

そう思いながらも、横にいるリサが袋から銅貨30枚を数え、渡した。


「ヒモですか…この後、依頼はお受けになられますか?」


この人、なんか言ったよね!

俺、ヒモじゃないからね!


と、ますはこの後か、どうしようか。


「「受けます」」


うん、この二人は、俺の考え聞いてくれないよね。


「でしたら、あそこの壁に依頼が貼られていますので、お受けしたい依頼書をまたこちらまで持ってきてください。ランクによって受けられる依頼が変わってくるのでご注意くださいね」


そうして、俺たち3人は、依頼が貼ってある掲示板の前に来ていた。


「私達は、Fランクなので受けれる依頼が限られますね」


依頼を見ながら、沙耶が言う。


冒険者には、ランクというものが有り、ランクによって受けれる依頼が変わってくるそうだ。

ランクは、F→E→D→C→B→A→AA→AAA→S→SS→SSSとある。

ついでに、SSSランクが最高ランクで、Fランクが最低ランクらしい。

依頼の達成度や、経験、ギルドへの貢献によって、ランクは上がるそうだ。

Sランクより上は、滅多にいないそうだがな。


それよりも、俺たちが受けれる依頼が少なすぎることだ。

さすが、最低ランク。

薬草採取や配達系の依頼しかないな。


「沙耶とリサは何か受けたい依頼とかあったか?」


俺は、横で依頼を探し回ってる沙耶とリサに聞くと、二人が一緒に同じところを指差した。


「「あれが受けたいです」」


ほぉ、同じ依頼を受けたいっていうなんてな。

それほど良い依頼あったかな。


俺は、二人が指した依頼を見た。



《依頼》


依頼名 : 精緑の採取


場所  : 妖精の森


内容 : 妖精の森にある精木の葉

20枚の採取、納品


報酬  : 金貨1枚


ランク : F〜SSS



うん、よく分からん。

まぁ、Fランクの依頼って、良い依頼なさそうだし、二人が受けたいんならいいか。


「よし、受けよう」


そういって、依頼書を掲示板から剥がして、受付に持っていった。


「受ける依頼お決まりですか?」


先ほど冒険者登録した時のお姉さんが対応してくれた。

そういえば、冒険者の説明の前に名前言ってたな。


確か、“シラ=ソマーシェ”だ。


「シラさん、この依頼を受けたいんだけど?」


「ご確認しますね。」


シラさんはそういうと、依頼書を受け取り確認した。


「こ、この依頼をお受けされるのですか?」


えっ!何この反応!

なんか、驚いたような表情されてるんですけど!

ちょっと、この依頼受けるの悩んじゃうんですが!


「「はい!」」


君達二人は、元気に返事するね!

俺にも考えさせてほしいんだけど!


「分かりました。では、ギルドカードをお預かりしますね」


シラにギルドカードを渡すと、シラは依頼書に印を押し、ギルドカードをかざすと、ギルドカードを俺たちに返却した。


「依頼を失敗した場合には、違約金が発生しますので注意してください。依頼の確認は、ギルドカードを見てください」


シラがそう言うと、返却されたギルドカードを見た。


《ギルドカード》


冒険者   : キサラギ ユウ


ランク   : Fランク


依頼達成数 : 0


達成率   : 0%


遂行中依頼 : 1

〈精緑の採取〉

妖精の森にある精木の葉 20枚の採取、納品



ギルドカードには、今受けた依頼が記載されていた。


「ギルドカードには、遂行中の依頼が表示されます。では、頑張ってきてください」


そう言って、シラは俺たちを笑顔で見送ってくれる。

それを背に俺たち3人はギルドハウスを出た。


「先ずはどうしようか?」


「ユウ様、依頼の遂行を優先するべきですが、先ずは装備を整えましょう。いくらユウ様でも素手での戦いは危ないですから」


「私も、リサに同意です。持っていく食料も買っておきましょう」


確かに、装備はあった方がいいな。

これから先どんな敵がいるかも分からないんだ。

出来るだけ、揃えておくか。


でも、沙耶が食料もと言っていたが、

そんなに時間かかるのかな。

まぁ、最低ランクでも受けれる依頼だし

1日もあれば帰ってこれるだろう。


俺はそう思いながら、3人で依頼を受けるための装備を買いに動き出した。


そういえば、もともと屋敷での食料とかを買う予定だったのに、予定完璧に変わってしまったな。

まぁ、いいか。





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