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花の中の花  作者: ほた
第3章 風と嵐
15/30

01-02 風と嵐


「ドクターいるか?」

 クロードは、朝食後フルーとオニキスを連れ立ってシュラール診療所を訪れた。

「なんだローレンか、おや花ちゃんも一緒か」

「ドクターおはようございます」

 フルーは、元気よくドクターに挨拶をする。

「おう! 元気にしているか?」

「はい! すこぶる元気です!」

「それはよかった」

「……それと、ローレンの後ろに隠れているその子は確か」

「オニキスですよ」

 フルーは、クロードの背後に張り付いているオニキスの腕を引いて、自分の前に立たせると、逃げないように胸の前に抱き留めた。

「おはようございます」

 オニキスは、人間領に来てから人見知りをするようになった。

 こうやって捕まえていないと、フルーとクロードの後ろに隠れてばかりだ。

 診療所はまだ開院していない時間だ。待合室には患者の姿はない。

「さて、ここは病人や怪我人が来る場所だが、お前さん達が揃って来るとはどんな用向きだ」

「別に用がなくても来ても構わないだろう……と言いたいところが、今日はドクターに頼みがあってきた」

 クロードはそう言うと、突然ドクターに向け笑顔を作る。ドクターはクロードの笑顔を見てその場から数歩後ずさった。

「ローレン! お前さん絶対何かたくらんでいるだろう!」

 この魔族の笑顔は威力がある。クロードは普段、無表情が定番だ。もちろん笑ったり怒ったりもするのだが、ここまで露骨に笑うことは稀だ。

 何か裏があるのではと勘繰りたくもなる。正直フルーも怖いと思った。

 クロードがドクターに怖がられているのは、本人の日頃の行いなので、同情はしない。

「まあまあドクター、落ち着いてください」

 フルーは反対にドクターを同情したくなっていた。

「花ちゃん、お前さんの上司怖いぞ」

「それはドクターの方が付き合い長いので良くご存じじゃないですか、いい加減諦めてください」

「……花ちゃん! はぁ、しばらく見ない間に逞しくなったなぁ」

「いろいろありましたからね。この魔族の傍にいると、嫌でも神経が図太くなりますよ」

「そりゃ言えてるな」

 フルーとドクターは顔を見合わせて笑う。クロードはそんな二人を少し離れた位置で見ていたが、会話がなかなか終わらないので、二人の間に割って入る。

「はいはい、そこの二人。俺の悪口を言い合うのは良いが、そろそろ本題に入ってもいいか?」

「あ、ごめんごめん」

 フルーはドクターから少し離れると、クロードのために場所を空けた。

「ドクター、そんなに警戒するな。悪い話を持ってきたわけじゃないぞ」

「そ、そうなのか、まあ立ち話もなんだ」

 ドクターは、来客の三人に待合室のソファーを勧めてくれた。

 診療所の待合室には、大きなソファーがいくつも置かれている。体調が悪い人、怪我をしている人、ご高齢な方もゆっくり待てるようにとの気遣いだ。ドクターはその中の、丁度応接室のように向かい合わせになっている一角を話の場として選んだ。

 ドクターの前にクロードが腰を下ろし、フルーはクロードの横にオニキスを座らせた後、ドクターの横に腰を下ろす。

「茶は出せんぞ。これから診療がはじまるからな」

 ドクターは、そう言うとソファーに深く腰掛け、背もたれに寄りかかる。

「ああ、お構いなく」

「だが、お前さんが改めて話にくるなんて一体何の用だ」

「ドクター、率直に言おう。少し前にこの診療所の後継者が欲しいと言っていたよな」

「なんだその話か……確かに言ったな」

 フルーは、ドクターが後継者を欲していることを、初めて耳にした。

「この診療所は跡を継いでもらえる人がいないんですか? じゃあドクターの代でここは終わりに?」

 フルーは話の腰を折らないよう慎重に会話に加わった。

「今のままだとそうなるな。どうにか後釜を見つけたいと思っているんだが、なかなか見つからなくてな。俺もローレンのようにいつまでも若くいられればいいんだが、そうもいかん。早いうちに安心して預けられる奴を探しておきたいとは常々思っているが、なんせこう毎日の診療に時間を取られて、後回しになっている」

 フルーは、ドクターが日頃そんな事を思っていたなんて、思いもしなかった。

「俺の方も、探してはいたんだが、アルデゥイナ内は十年前の事件以来、慢性的に医療関係者が不足のままだからな。条件の合う医師は、見つからなくてな。力になれなくてすまないと思っている」

「いやいや、気にかけてくれていただけでも、礼を言いたいよ。やっぱり医師不足は深刻だよな。十年そこらじゃ医師の数が増えるわけないさな。俺達中年医師はもう少し若手が育つまで踏ん張るしかないか」

 確かにこのアルデゥイナには、人口に対して病院、いや医師の数が足りないような気がする。

 中央の役所付近には、立派な病院はある。しかしそれは箱だけ立派で、中で働く医師や看護師の数が少ない。何か事件や事故があるとシュラール診療所のような小さな街医師のドクターに救援依頼の召集が掛かることからも、その深刻さが分かる。

 ――いったい、この街に何があったんだ。

「あのクロード、ドクター、十年前の事件って何があったの? 僕が聞いてもいい事かな?」

 フルーは、二人に質問をした。

「……そうだな、フルーは補佐官として知っておく必要があるな」

「……それは俺が話そう」

 ドクターが話の説明役に名乗りを上げてくれた。ドクターはいつもの飄々とした態度から真面目な口調で語り始める。

「花ちゃん、十年前の事件てのはな。他国から持ち込まれた疫病の事だよ。その病で感染者本人、その家族、診察に当たった医療関係者……本当に多くの尊い命が失われた。本当に大切な……」

 ドクターはそう言うと手を顔の前に組み押し黙る。

 ――そんな事があったなんて。

 いつも明るいドクターの表情に影が差すのが分かった。いったいどれほどの人が犠牲になったのだろうか。きっとドクターは治療の最前線に身を置いていたはずだ。どんな光景を見てきたのだろう。ドクターのその顔つきから、想像を巡らせるとフルーは寒気がした。

「人が増えればそういう不測の事態も起こるものだが……あれは俺もきつかった」

 いつも強気なクロードが、珍しく弱気を見せる。

 フルーは二人に声をかけるのが躊躇われた。こんな時、正しい言葉などないと分かっていても、何も言わない自分は無責任なような気にもなる。しかし、そう思うのは押し付けの善意で、当の本人達には迷惑かもしれない。

 フルーは空気に飲まれて押し黙っていると、ドクターがフルーの肩に手を置いて、いつものように笑いかけてくれた。反対に励まされてしまった。

「すいません」

 フルーは、謝罪の言葉を口にするのが精一杯だった。

「いいさ、辛気臭くなって悪かったな。まあそんな事があった後は、どうしたって医療の仕事に付きたいと思うやつは少なくなる。出来る事なら俺が現役のうちに伝えたい技術もあるんだが、諦めるしかないのかもしれないと最近は思っている……」

 ドクターは、普段少しふざけた態度で、フルーや周囲を和ませてくれる。しかし医療の事となると、目つきが変わる。真剣な眼差しで、患者の相手をして、人を助けようと懸命だ。

 ドクターは、普段の態度で自分の本心を隠して、その熱い情熱と抱える葛藤を和らげているのだろう。

「この街には、その時の爪痕がまだまだ残っているんだ。ドクター達少数の医療関係者が踏ん張っていてもらう間に、俺達実務役がこの問題の打開策を見出さなければいけない」

 クロードは、いつになく真剣に街の事を語る。

「そうだね、僕もこれから頑張ります」

「花ちゃん期待してるぞ」

 フルーは、ドクターとクロードを見比べた。

 この魔族は、仏頂面で何を考えているのか測れないときがあるが、周囲の事を考えて自分に足りないものを補う努力は、貪欲と言っていいほどだ。

 この二人は全然タイプが違う。しかし心の中に持っている物は、同様のような気がする。

 フルーは、今ならこの二人が友達なのも納得がいく。

 ――ホント、この魔族にしてこの人間の友達。この街が大好きなんだろうな。

 フルーはシュラール診療所が抱える問題と同時に、この街の悲しい歴史を知ることになった。

 この街に生きている人達の歴史、そして今後フルーもその一幕に手を貸さなくてはいけないのだと自覚した。

「さて昔話はこれくらいで、本題に入るが。後継者の条件に合う者がみつからないなら、自分で育てるつもりはないか?」

「どういうことだ」

 クロードは、自分の隣に座っているオニキスの頭に手を載せた。

「このオニキスを引き取ってみないか?」

「あっ?」

 ドクターはクロードの唐突な対案に、呆気に取られ変な声を出した。

 それもそうだ。突然話の流れが変わったと思ったら、今まで静かに座っていたオニキスを話の主役に引っ張り出したのだから。

「ローレン何を言っている、その子はお前さんところで面倒を見るんじゃないのか?」

「人間領の環境に慣れるまでは家で面倒をみるつもりでいたが、出来れば早めに自立させたいと思っている。それにうちには幅を利かせている飼い猫が既に一匹いるんでな」

「にゃー」

 フルーは、話に合わせて猫の真似をしてみた。

 オニキスは、そんなフルーを見てくすくすと笑う。

「それにいつまでも、うちに置いていると、ご覧の通り過保護にしすぎてしまう」

「だけどな……その子は納得しているのか?」

「オニキス、君はどう思っているの? 教えてくれるかい」

 フルーはオニキスに発言するように促す。

「あの、私は……正直よく分かりません。でも……」

「でも?」

「その……私もフルーみたいに、何か出来る事があって、それをやってみたいなとは思うんです。それが何かはまだ分からないですが」

「よし、オニキスよく言った! ということだドクター、オニキスを預かってくれ、頼む!」

 クロードはそう言うと、ドクターに頭を下げた。

「ローレン!」

 ドクターは、豆鉄砲を食らった鳩のように驚き、ソファの背もたれにのけ反る。

「まてまてまて、勝手に話を進めるな」

「ドクター! オニキスは僕なんかよりもずっと賢いですし、出来る子です。どうかお願いします!」

「花ちゃんまで! なんだよこれ~」

 フルーもまたクロードに倣いドクターに頼み込む。オニキスは、そんな二人を交互に見た後お願いしますと頭を下げる。

 ドクターは三方から懇願され、慌てふためき、『弱った』と愚痴をこぼす。

「あああ、わかったわかった。だから全員その頭を上げろ!」

 お許しが出たので、三人は頭を上げる。

 ドクターは『もうこういうのは止してくれや』と、腕をさすっている。

「よし、それは了承ということだな」

 フルーは、一瞬だがクロードの口元に笑みが出来たのを見逃さなかった。

 ――なるほど。

 これは、ドクターがこういう改まった場面が苦手なのを見越しての、クロードの作戦だ。フルーも片棒を担がされてしまったが、まあそれはいつもの事だ。

「……どうにでもしろ! だが預かるにしても試用期間を置かせてもらうぞ。医療の仕事は、想像以上に過酷だ。向かない可能性もある」

「それは構わない」

「オニキスよかったね、仮だけど就職先が決まったよ」

「は、はい、頑張ります」

 オニキスは、両手の拳を握ると嬉しそうにしている。

「それともう一つ、今日からオニキスは卒業だ。改名をするぞ」

 クロードが全員に向かってそう宣言した。

「そうだね。オニキスだと自分の本体の名前だものね。気に入っているならいいけど」

「……別に気に入ってはいないです! どちらかと言うと……オニキスという名前は、あまり好きではありません」

 オニキスはそう言うと、しゅんと下を向いてしまった。オニキスという名前に何か嫌な思い出でもあるのだろうか。

「なら改名決定だね。何にしようか」

 フルーは下を向くオニキスを覗き込んで、『ねっそうしよう』とオニキスを励ます。

「実はな、今回はもう名前を用意しておいた」

 クロードは、そういうとスーツの内ポケットから一枚の紙を取り出した。

「ほぉ、ローレンそれはずいぶん用意がいいな」

「今回は自信あるぞ」

 クロードはそういうと、応接机の上に紙を置いた。

 ――んっ? 今回は……まてまて今が今回、じゃ今回の前は? ……あっ。

「……クロードさん、じゃあ僕の時は自信なかったのかよ!」

 フルーは気が付いた。前回は自分の命名ではないか。

「……フルール君、いやなら君も改名してもらっても構わないよ」

 クロードは、無表情のまましらっと答える。

「なっ! ……フルールのままでいいですよ。みんなこの名前で憶えてくれているし、今更さぁ……」

 フルーは一人文句を垂れるが誰も聞いちゃいない。その間にオニキスの新しい名前が発表される。

「オニキス、お前の新しい名前は『ヴァン』だ」

「ヴァン」

「そう、『ヴァン』意味は『風』だ」

「風、ですか」

「風は誰にも捕まらない、そしていろんな形に姿を変えられる。そういう意味も込めておいた」

 オニキスは自分の前に置かれた紙を取り上げた。紙には『VENT』、風という綴りが書かれていた。

「へぇクロードにしては、センスいいね……いひゃい」

 フルーは、クロードに鼻の頭を指で摘ままれた。

「つねることないじゃないか!」

「……ちょっと待てローレン! それは何か、俺への挑戦状か嫌がらせかよ?」

 それまで様子を見ていたドクターが会話に乱入する。

「いや、別にそんなことはないぞ」

 しかし、クロードは気持ち悪いほどにこやかにドクターに笑顔を送る。

「『ヴァン』は、なしだ」

「オニキス、新しい名前気に入ったよな?」

 クロードはドクターを無視して、オニキスに語りかける。

「はい、気に入りました。ヴァンは駄目なんですか?」

「いいや、大丈夫だ決定だ」

 クロードは、反対するドクターの意見を取り合わず、頑として譲らない構えだ。

 フルーは両者の不穏な空気に居たたまれなくなり、隣に座るドクターの白衣の袖を引っ張った。

「どうしたんですか? 名前くらいいいじゃないですか」

「それがな花ちゃん……」

 ドクターはとうとうため息をついた。

 ――珍しい事もあるものだ。

 いつも自分の方が有利は立場にいる方が多いドクターが、今日は完全にクロードに根負けしている。

「フルー、ドクターのフルネームを知っているか?」

「えっと、普段からドクターと呼んでいるから。たしかオラー……」

「オラージュ=E=シュラール、Eはエリックな」

 ドクターは、自分でフルーネームを名乗った。

――そうだった、オラージュ。

 フルーがドクターのフルネームを耳にしたのは、ドクターと初めて会った時以来だったので、すっかり忘れていた。

「そのファーストネームのオラージュは『嵐』という意味だ」

「へぇ、ドクターは結構勇ましい名前なんですね」

「そ、そうかい花ちゃん。……っておだてても無駄だぞ! ローレンお前、この子に俺の名前に似た名前つけて何を狙っている」

「別に……」

 こういう時のクロードは、十分何かをたくらんでいる。

 フルーは今身に着けているスーツの採寸の時、十分味わっている。クロードは少しだけヒントを出して、裏で特大の罠を仕掛けているような魔族だ。

「じゃあ、そろそろ開院時間だろ。俺とフルーはこれで失礼するよ。ヴァン、後は頑張れよ」

 クロードは、オニキスを新しい名前で呼んだ。

「はい!」

 オニキス改め、ヴァンは元気に返事をした。

「あのドクターは偏屈だが悪い人間じゃない。少し一緒に居てみるのも悪くない。もしどうしても嫌だったら帰って来ていい。それに、契約書の四番目に書いてあったことを覚えているか?」

「お手伝いをすること、定期的に食事の席を共に囲むこと」

「そういう事だ。食事の誘いに来る。あと他にも諸々教え込みたい事もあるしな。また時間をみて顔を出すからな……じゃあ後は頼んだぞ。オラージュドクター」

 クロードは、普段ドクターのファーストネームなど呼びはしない。

 ――ワザとらしい。

「まて、ローレン!」

 クロードは呼び止めるドクターを無視してソファーから立ち上がり背を向ける。

「ドクター、あれからもう十年だ。時間は心の傷を癒すと言うが、もう前に進んでも、誰も責めやしないと思うぞ。これは俺からのお節介だと思ってくれていい」

 クロードはドクターの方を見ず、そう言い終わると待合室を横切って玄関の方に向かう。

「……くそっ、いつかお前さんをぎゃふんと言わせてやるからな」

「期待して待っているよ」

 クロードは振り返らないまま、ドクターに手を振ってみせる。

 ドクターは、ひとしきりクロードに向かって悪態をつく。その行為は、なかなかの勇者だと思う。フルーは、あの腕っぷしの強い魔族に正々堂々喧嘩を仕掛けられる人間はドクターとダニエルくらいしか知らない。まあこれは、長年の付き合いがあってからこその関係なのだろう。

 ――まあ自分も最近例外じゃないが。

 クロードは、玄関まで見送りに来たヴァンの頭を『頑張れよ』とひと撫でした後、診療所の玄関扉から、静かに出て行ってしまった。

 フルーは、ドクターにぺこりと頭を下げた後、ヴァンにファイトとガッツポーズを見せてから、クロードの後に続いた。


 診療所を出ると外には、開院時間を待つ患者の列が既に出来ていた。

 クロードは、フルーを置いて診療所の敷地を出て、歩道へと歩みを進めていた。

 フルーは患者達に目礼をすると、小走りで先を行くクロードの後を追う。

「クロード、さっきドクターに言ったことって?」

「……家に帰ったら教えてやる、今は何も言うな」

「う、うん」

 クロードは、そう言ったきり黙って歩く。ドクターとクロードの間には、まだフルーの知らない何かがあるのだろうか。


 ――風と嵐か、なんか親子みたいだな。

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