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Double Life  作者: Toki.
59/60

風紀と明日香のLove×2 Life!!



風紀視点です。

今回は、Double Life の最終話の次の日に当たる話しを書いてみました。

ということは! もう付き合った後の二人が見れるって事です!!

…その、まぁ! 詳しくは見てからのお楽しみということで。

Tokiを嫌いにならないでください…。







「ねぇ、風紀」


「ん?」


「あのね、ちょっとお願いがあるんだ」


高校1年生の文化祭が終了した次の日、俺達の学校は休みだった。休日ということもあり、俺はゆっくり明日香と過ごそうと決めていたのだ。


そんな俺の気持ちを知ってか、どうかは知らないが、まだ朝の8時だというのに、明日香はいきなり俺の部屋へと入り込んできた。


そうそう、昨日俺と明日香は彼氏、彼女という関係になった。だけど、そういうことを、あまりおおっぴらにすると、俺の生命に関わってきてしまう。だからと言って、否定するつもりはないけどな。


「お願いって?」


「あ、あのね…」


モゾモゾと体を動かしながら、明日香はカァっと顔を赤くした。何か可愛らしいことでも考えているのだろう。


「なになにぃ?」


俺はそんな明日香を見て嬉しくなって、ついついからかってしまう。


「あ、あの、だからね?」


明日香は真っ赤に染まった顔で俺にニコッと笑って見せた。


「その、ね?」


「ん〜?」


はっきり言いにくいことなのだろう、俺はそっと明日香を理解しようとそばによった。


それでも、明日香は何も言おうとはせず、ただモゾモゾと動いているだけ。


「もぉ、あまり顔見ないでっ!」


手で顔を隠すが、全てが隠しきれているわけではない。指と指の間から、俺の様子を伺っているのが丸分かりである。


「…も、もう一度、昨日の言葉を言って欲しいんだけど」


「昨日の言葉?」


分かっている。俺が昨日言った言葉。多分、明日香のことだから、昨日のことが本当なのかどうか落ち着いた今日、もう一度確かめたいのだろう。


なんたって、昨日あのあとの明日香の言動全てがおかしかったから。


しかし、俺はあえて知らない振りという選択肢をとった。どうしてそうしたのかは、この後直ぐに分かるだろう。


「ふ、風紀ってば!」


さっきよりも顔を真っ赤にした明日香がそこに居た。


ふてくされながら、明日香は俺の部屋へと入り込んで、俺がさっきまで寝ていた布団へと腰を下ろす。


そんな明日香を見て、俺はニッコリと笑った。


昨日のことが信じられないのは俺も一緒だ。あの学校一美女と言われた女の子と付き合えるのだ。


だけど、それを真実だと実感するには相応しすぎる状況が、今まさに起きている。


あんなに顔を赤くした明日香を見るのは初めてだ。


「ね、ねぇ? 風紀ぃ」


甘えた声で俺にささやいて、俺が言ってくれるのを待っているらしい。


「昨日の言葉って、どんな言葉だったのかなぁ?」


悪戯しているような気分になって、俺はニシシと声を出して笑ってしまった。


「ふ、風紀ぃ…」


いじけたのか、明日香は布団の中へと潜り込んでいってしまった。


「どうしたぁ?」


「……」


何も反応がない。


「俺、もう部屋でちゃうよぉ?」


「……」


そう言っても反応がなかった。じゃあ、コレでどうだ?


「そっかぁ、明日香は俺の顔が見たくないのかぁ」


「み、たい!」


ちょろっと布団のわずかな隙間から、明日香のいじけている顔を拝むことが出来た。


「あ〜すかっ」


俺は布団越しに明日香に抱きつく。


今までの俺じゃあ考えられない行動だ。だけど、こんな可愛い明日香を見て、こうしちゃいられなかった。


本当に俺は明日香が大好きなんだって、もう一度分かった気がする。


「風紀のいじわるぅ、ばかぁ、いくじなしぃ」


今にも泣きそうな声で、明日香は口を尖らせながらそう言った。


「明日香」


わずかな隙間から明日香の名前を呼ぶ。そうすると、明日香は口を閉ざした。


「俺、お前に二つ言わなきゃいけないことがあるんだ」


小さな声で、俺は目を瞑りながら語るように口を開いた。


「ひとつは俺のこと。俺は女性恐怖症なんだよ。ずっと黙っていたけど、女に触れることが出来ない体質なんだ。喋ることも、ある意味苦手だよ」


その後に、明日香は例外だったよ、と笑って呟く。


「もう一つは、明日香。お前無しに俺の幸せがあるわけないだろ…」


それだけを言うと、布団の中にもぐっている明日香から泣き声が聞こえてきた。


「明日香、大好きだ」


「私も…だ、大好きだよぉ」


泣きながらそう言ってくれる。そんな明日香を、心から愛おしいと思った。


「明日香?」


「うぅ…」


「泣くなよ」


「だ、だって、嬉しいんだもん」


「俺も嬉しいよ、明日香が好きって言ってくれて」


「ほ、んと?」


「ほんと」


「私も嬉しいよ、風紀が私の事、その…だ、大好きだって言ってくれて」


きっと布団の中で顔を真っ赤にしているのだろう。


そう思うと、ふっと笑顔がもれた。


「何度でも言ってやるよ。明日香、大好きだよ。愛してる」


「私も愛してる」


「俺のほうが愛してると思うよ?」


「私のほうがもっっと愛してるもん!」


「そっか」


布団越しに、明日香の頭を撫でた。


「可愛いな」


「あ、ありがと…」


「世界一可愛いぞ」


「も、もぅ」


「本当にそう思ってんだよ。…こんな可愛い明日香が、俺の彼女でいいの?」


「風紀じゃなきゃ嫌なの」


むすっとした声が返ってきた。


「もう、俺は明日香以外に考えられない」


「私も風紀以外に、こんなこと言えない」


「こんなことってぇ?」


再びからかってみる。明日香は口を尖らして、いじわるぅと呟いた。


「だ、大好きとか、愛してるとか」


また顔が赤くなったのか、明日香の体が少し丸まるように動いた。


「当たり前だ。他の男にそんなこと絶対言うなよ」


「当たり前だよっ!」


「だよな」


俺はクククと笑いながら、明日香を抱きしめる力を強めた。


「風紀ぃ?」


何か不振に思ったのか、明日香は俺の名前を呼ぶ。


「泣いてるの?」


「ないてねぇよ」


「なぁんだ♪」


正直、幸せすぎて、ちょっと泣きそうだ。


「明日香」


「何ぃ?」


「結婚、しような」


「っ…!!」


「愛してる」


俺はそっと目を瞑って、明日香の返事を聞く前に眠りの世界へと入り込んでいった。










こいつのためなら、俺はなんだって出来るから。





















さ、さて、どうでしたでしょうか?

自分で書いていてなんですが、正直背中が痒いです。顔が真っ赤なのは俺だっつう話ですよね(つω・。`)うぅ…


風紀ってあんなキャラと違ったんだけどな。

それにしても、明日香ってどう書いてもかわいいです。さすがは…ってなんか親ばかみたい。


それはさておき、読んでくださった皆様、ありがとうございました。

まだまだ続くと思われるこの記念小説。

どうか最後までお付き合いのほどお願いします。






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