表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私選和歌集  作者: 如月瑠宮
源氏物語より
63/73

夕顔

心あてにそれかとぞ見る白露の光添へたる夕顔の花

 貴方様かと思いました。白露の光を添えている夕顔の花のように美しい方を。


※女性から貰った扇に添えられていた歌。夕顔と呼ばれるようになる女性からの物で「もしかしてあの光源氏様ですか?」といった趣旨。




寄りてこそそれかとも見めたそかれにほのぼの見つる花の夕顔

 近寄ってそれかと見たらどうでしょう。黄昏時に仄かに見た夕顔を。


※前述の夕顔の歌への光源氏の返歌。




咲く花に移るてふ名はつつめども折らで過ぎ憂き今朝の朝顔

 咲いている花に心移りしたという噂は憚られますが折らずに過ぎがたい今朝の朝顔です。


※六条御息所の屋敷で帰り支度を手伝ってくれた下女を口説きながら詠んだ歌。下女は礼節を弁えた対応をした為、主として行き渡った教育をしている六条御息所に惚れ直すという場面。




優婆塞が行ふ道をしるべにて来む世も深き契たがふな

 優婆塞が行く道を道案内として、来世も深い契りを違えないで下さい。


※光源氏が来世まで契る事を夕顔に詠った歌。夕顔の返歌は「前の世の契り知らるる身の憂さに行く末かねて頼みがたさよ」でした。




逢ふまでの形見ばかりと見しほどにひたすら袖の朽ちにけるかな

 再び逢うまでの形見だと思って見ておりましたが、すっかり涙で袖が朽ちてしまいました。


※空蝉が夫と一緒に任国へと行くと知り、彼女が脱ぎ捨てた小袿と共に贈った光源氏の一首。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ