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I/O and Hz
胸に潜む言葉たちが
抑えても抑えても
こんなにも懐かしい
眼差しを思い出すのか
情けないのに進めない
どうすればいいの
数知れない声たちと共に
夜は進んでる
I/O 割り込み速度を超えて
あなたの声に割り込んで
喚くことのない僕の声は
中音 雑音に溶けていく
土に埋めた心たちが
雨降れば 風吹けば
あなたに向かって
鳴き始めて 止められない
哀しいのに止まらない
どうすればいいのか
一つだけの声に答えて
朝は明けていく
Hzなんて 無視しちゃって
あなたの目の前に現れて
眼を見れない僕の眼は
交差する視線に 消されてく
聞こえて仕方がない私の声と共鳴する顔のない声声声