まだ来ない…!by,智輝
ーーーーあの!これ、あなたのですよね?ーーーー
少し時間をさかのぼる。
「どんなこがくるのかなぁ」
俺の名前は相原智輝、14歳。
俺の家は父が亡くなって、母親と二人暮らしをしている。
母親は、仕事で良く家に居ない事が多い。
なので料理などは俺が自分で作っている。
今日はなんでこんなくそ暑い日に外に出ているかというと、俺の家に一時的に預かることになった人を
迎えに行くためだ。
俺が家事などをやっているというのにも関わらず、母親が決めてしまったらしい。
そーいう強情なところがあるのが母親の良いところでもあり、悪い所でもある。
駅の改札口の前で待ち合わせをしており、今向かっている所であった。
改札口の前にたどり着い俺は、辺りをキョロキョロとしていると、とても美人な、俺と同い年位の女の子がいた。
黒くて長い髪はおさげに結ばれてあり、真っ白な肌が強い日差しに照らされて、キラキラと光っている
白いワンピースが、ピンク色のリボンできゅっと結ばれている。
だけど、瞳の色に感情がないように見えた。
ぽーっと見とれていると、その美少女の被っていた麦わら帽子が風に飛ばされて我に返った。
女の子の方をみると、目を閉じてボーッとしている
(なんで拾いに行かないんだよ!)
俺は自然と飛ばされた麦わら帽子を追いかけて全力で走っていた。
この辺りは人が全然居ないので、多分そのせいだろう。
ようやく麦わら帽子を捕まえた俺は、女の子がいた方に戻り、麦わら帽子を差し出し、今に至る。
智輝「これ!あなたのですよね?」
女の子「…あ、そうです。」
(あっそうですって、今思い出したみたいに言うのかよ…)
智輝「どうぞ。」
女の子「ありがとうございます…」
そう言って、女の子は麦わら帽子を被った。
良くみると、女の子は大荷物だった。
(もしかして、この人がうちにくる人…?
…なわけないか)
そして俺は、その辺にあったベンチに腰をかけた。
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(あっづーーー…!!!!)
ベンチに腰をかけてから約一時間が過ぎた。
(どー考えても遅すぎでしょ、いつまで待てばいいんだよ!)
前をちらりとみると、さっき麦わら帽子を拾いにいってあげた女の子も、ベンチにと座らず、ずっっと待っている。
流石に辛いだろうなと思い、「隣座りますか?」と言った。
振り返ってきたが、やっぱり相当の美人さんだなぁと思った。
女の子の表現は、汗一つかかず、涼しげな顔をしていた。
女の子「…ありがとうございます…」
そう言って女の子は隣に座った。
……………………すっごい緊張する。
こんな曖昧は地域に住んでいる俺は、こんな美少女と隣に座っているというだけで、とてつもなく緊張するものだ。
無念…。
お知らせ
題名、夏の気持ち1話となっているのですが、1話はミスですw
なおしかたわからないので、このまま書いて行こうと思います、
ここまで読んでいただきありがとうございました!