第5.5話
「うるさいっっっっっ!!!」
脈打つ心臓を右手で押さえながら、私は声の限り叫んだ。取り囲む人々はその剣幕に押され、一様に口を閉じている。
「どうして悪い奴だって決めつけるの!! 龍ってだけで、どうして邪悪な存在って決めつけるの!! ラゴがどれだけ私に寄り添ってくれたか、どれだけ私の孤独を癒してくれたか、誰も知らないくせに!!」
体が熱い。喉が痛い。皆の前でこれだけの大声を出すのは初めてだ。臆病な自分にまさかこんなことが出来るなんて思ってなかった。
「お、落ち着けよドラー……」
「落ち着けないよ! ラゴを殺せ、今すぐ殺せって言われて私はすごく怒ってるんだから! ラゴを殺されるくらいなら、私がお前たちを全員殺してラゴを守ってやる!」
私は近くの机の上に置いてあった鋏を手に取り、構えた。そんな乱暴な言葉をすんなり口から出せた自分に驚きを隠せない。
「何だあれ……」
「龍が……」
私を取り囲むクラスメイトが私の後ろに視線を向け、驚愕の表情を浮かべている。私は後ろを振り返り、大きく息を呑んだ。
緑色だったラゴの体は今や虹色に輝き、眩い光を放っていた。明らかに今までと様子が違う。
「ありがとう、ドラー。こんな僕のために頑張っ




