第34.5話
「なんだと……!」
渾身の一撃、貫通真空斬を私に受け止められたイルギーは驚愕の表情を浮かべた。
今までの私なら、受け止めることは叶わなかっただろう。そもそも私とイルギーとでは、力も、反応速度も、闘力も何もかも違う。
今の私を支えているのは超能力だ。少し前までコンプレックスの根源となっていた超能力が、今では私の希望の光となっている。気持ちの昂りを感じながら、私は2本の刀を操ってイルギーに攻撃を仕掛けた。
「イルギー様と互角に渡り合っているだと……!」
「本当に万年最下位のソーティアなのか……?」
フィールドの隅で戦闘を見守る剣士たちは一様に驚愕の表情を浮かべている。当然だ。超能力を駆使して戦う戦闘術、超能二刀流を皆の前で披露するのはこれが初めてなんだから。
「せりゃあああっ!!!」
気合一閃、私は両腕を勢いよく振るって2本の刀を操り、勝負を決めるべく必殺技を放った。1本の刀はイルギーの正面から、そしてもう1本の刀はイルギーの死角から迫る、両刀死角斬りだ。
「くっ……!」
勝負が決まるかと思ったが、イルギーは底力を発揮して2本の刀を受け止めた。さすがは一流の剣士、しかし私の攻撃は止まらない。私は懐から短刀を




