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六星の旅路  作者: dae
第1章 旅の始まり
13/21

13話「商人」

朝日が差し込む中、静寂な森の一角で、カイは無言で剣を振り続けていた。軽やかな足取りで動きながら、剣の一振り一振りが空気を切り裂き、その鋭い音が微かに響く。無駄のない動きと、完璧に鍛え抜かれた技が彼の身体から自然と溢れ出していた。


その時、後ろから足音が近づいてきた。カイは手を止めずに振り返ることなく気配を察知していたが、相手が声をかけるのを待った。


「カイさん、少しいいですか?」


声の主はレイナだった。彼女は整った顔立ちに真剣な表情を浮かべ、カイに歩み寄った。手には長い槍を携えており、その姿からは昨日の戦闘で見せた強さがにじみ出ていた。


カイは剣を止め、ようやくレイナに目を向けた。「何か用か?」


レイナは真っ直ぐにカイを見つめ、少し迷ったような表情を浮かべた後、意を決して言った。「手合わせをお願いします。」


カイは一瞬目を細め、少し考えた後に静かに首を横に振った。「理由がない、断る。」


レイナはその返答に一瞬驚いたが、すぐに食い下がった。「今の自分の実力を知りたいんです。それに、あなたの力を目の当たりにしたからこそ、戦ってみたい。」


カイは彼女の目の奥に宿る決意を感じ取り、少しの間沈黙した。やがて、彼は再び剣を構え直し、軽く頷いた。


「いいだろう。ただし、一度きりだ」


レイナは微かに微笑み、槍を構えた。二人の間に緊張が走り、空気が一瞬にして変わった。お互いに一切の油断をせず、完璧な集中力で相手の動きを見極める。周囲の静けさが、戦いの始まりを告げるかのようだった。


次の瞬間、レイナが一気に槍を突き出し、戦いが始まった。彼女の動きは速く、鋭い槍先がカイに向かって一直線に伸びる。だが、カイはその攻撃を軽やかに避け、まるで風を切るような動きで槍の一撃をかわしていく。


「速い……」レイナは心の中で呟きながら、すぐに次の攻撃に移った。彼女の槍は滑らかに振り回され、連続した突きや斬撃がカイに向けられる。その力強さと技術は確かであり、彼女が幼少期から厳しい訓練を受けてきたことが伺える。


カイとレイナの戦いは、最初は単純な剣と槍の技術の応酬だった。カイは冷静かつ無駄のない動きで、レイナの槍の一撃一撃を避け、時折攻撃の隙を狙って剣を振るった。レイナもまた、速さと力強さを兼ね備えた槍術でカイに食らいつく。彼女の攻撃は正確で鋭く、カイを追い詰めるかのように次々と繰り出される。


カイは槍の動きを読み、鋭い突きに対して身を軽くひねりながらかわし、そのまま剣を反撃に転じた。しかし、レイナは素早く後退し、間合いを保ちながら体勢を立て直した。


「『エイヴィルクス』!」


レイナはその言葉とともに、槍に力を込めた。すると、彼女の槍が微かに青白い光を帯び、雷のエネルギーが槍に集まっていく。カイはその変化を感じ取り、目を細めて警戒心を強めた。

「例の雷を纏う魔法か」


次の瞬間、レイナが槍を振りかざすと、そこから雷が弾け飛び、青白い電流が空中を裂いた。雷をまとった槍は圧倒的な速さと力でカイに向かって突き出され、周囲の空気さえも揺るがすかのようだった。


カイは驚きつつも冷静さを失わず、槍の雷を避けるために一歩横に飛び退いた。だが、レイナはすかさず次の攻撃に移る。槍を一振りするたびに雷が迸り、カイを追い詰めていく。


カイは剣を振るい、雷の槍を受け流そうと試みたが、雷の力が強すぎて剣が一瞬しびれたように反応が鈍る。さらにレイナは、一撃ごとに勢いを増し、槍を突き出すスピードも格段に上がっていく。


カイはその圧倒的な速度と力に対応しながらも、冷静にレイナの動きを見極めていた。彼女の攻撃は確かに強力だが、力任せに見える部分もある。


レイナは、雷をまとった槍を再び大きく振り上げた。槍が振り下ろされる瞬間、電光が周囲に広がり、雷の轟音が響く。カイはその攻撃に対して一歩引いたが、そのまま槍が地面に食い込み、青白い電流が流れる。カイは足元をすくうように踏み込み、槍の刃の部分を自分の足元で踏みつけた。


槍ごと持ち上げる…!

レイナは自分の槍ごとカイを持ち上げようと力を込めたが、びくともしなかった。彼女の顔に動揺が走り、眉をひそめた。

?!動かない…!


その一瞬の隙を逃さず、カイはすばやく剣を構え、レイナの首元に突きつけた。剣がほんの少しでも動けば、命を奪うことができるということを示す、冷徹な一撃だった。


「終わりだ。」


カイの静かな声が響くと、レイナはその場で槍を手放し、無言で立ち尽くした。彼女はまだ驚きから抜け出せない様子で、目を見開いたままカイを見つめた。


「どうして……」


カイは剣を下ろし、冷静に説明した。「お前が力を込める場所を知っていれば、その力を封じるのは簡単だ。槍に力が集まる場所、いわゆる力点を抑えればいい」


レイナはその言葉にじっと耳を傾け、しばらく無言のままだったが、やがて小さく頷いた。「……なるほど、だからびくともしなかったのですね。技術と知識、そして実戦経験の差を見せつけられました……」


カイは何も答えず、再び剣を鞘に納めた。戦いは終わり、再び静けさが戻ってきたが、レイナはその余韻に浸りながら、カイの強さと自分の力の差を感じ取っていた。


カイは剣を鞘に収めた後、何気なくレイナに尋ねた。


「お前、年はいくつだ?」


レイナは少し驚いたように眉を上げながらも、すぐに答えた。「私は19です。」


「……そうか」


レイナはその簡潔な返事に少し首をかしげた。「どうかしましたか?」


カイは答えずに一歩引いて目を伏せたままだった。

19歳か…… 自分が13歳から強くなることだけを考えて剣を振ってきた年月を思い返す。19歳の自分がこのレイナのように強さを発揮できていただろうか。彼は、彼女がすでに自分が若い頃に到達できなかった域に達していることに驚きを隠せなかった。


しかし、そんな心の中の感情は一切表に出さず、カイは再び無言で視線を前に戻した。

「戻るぞ。そろそろみんな起きる」

レイナは少し不思議そうにカイを見つめたが、特にそれ以上問いただすことはなく、ただ静かな空気が二人の間を包んでいた。





それから数日、太陽が高く昇り、澄んだ青空の下、カイたちは「バルテア」に向かって旅を続けていた。岩山の道を進む中、視界が開けた場所に差し掛かると、レオンが歩みを止め、指を指して言った。


「見えてきた、あれが『バルテア』だ。」


カイたちは遠くの谷間に広がる都市を見下ろした。バルテアは巨大な商業都市として栄えており、遠目にもその賑わいが伝わってくる。高くそびえる城壁の向こうには、色とりどりの屋根がぎっしりと並び、その中に何本かの高い塔がそびえている。塔のひとつは、特に目立ち、きらめく宝石のような装飾が施されているのが見えた。


「さすがはバルテア。大陸でも有数の商業都市だけのことはあるな」とレオンが感心するように言った。


街は生き物のように活気づいており、遠くからでも賑わいの音がかすかに聞こえてくる。道を行き交う人々、城壁を警護する兵士たち、そして時折遠目にも大きな荷車が行き来しているのが見えた。


カイたちは街の門にたどり着いた。バルテアの城門は大きく、石造りの頑丈な構造が目を引く。門の両脇には警備兵が立っており、行き交う人々を見守っている。門をくぐると、一気に街の喧騒が耳を打った。商人たちの掛け声、道端で楽器を演奏する者たち、そして人々の楽しげな会話が交錯していた。石畳の道が整然と広がり、その両脇には様々な露店や店が軒を連ね、香ばしい食べ物や鮮やかな布、そして珍しい遺物や宝石が並べられている。


「……さすがに騒がしいな」とカイは目を細めながら呟いた。


「商業都市だからね。世界中の品がここに集まるんだよ。アルヴァンドの遺物も、どこかで手に入るかもしれない」とレオンが答えた。


「手掛かりを探そう」とカイが言い出し、レオンも頷こうとしたが、リーラがニヤリと笑って肩をすくめた。


「せっかくだし、少し回らない?ここまで来て、ただ情報集めだけじゃつまらないでしょ?」


エリーもすぐに賛同した。「そうだよ、カイ!ここには楽しいものがたくさんあるみたいだし、せっかくの機会だもん!」


カイは少し戸惑った表情を見せたが、特に反論はしなかった。リーラはそんな彼を見て笑った。


「レイナはどうする?」リーラが尋ねると、レイナは軽く肩をすくめた。


「特に興味はないけれど、みなさんが回るなら……」


その瞬間、エリーがレイナの手を取って引っ張り、「一緒に回ろうよ!すっごく楽しいと思うよ!」と嬉しそうに笑顔を向けた。レイナは最初少し戸惑った表情を見せたが、エリーの勢いに押されて一緒に回ることを承諾した。


リーラとエリー、そしてレイナの三人はさっそく街の中を歩き始め、人ごみの中に消えていった。


「じゃあ私は珍しい書物が出回ってないかを見に行くよ」とレオンが言い出し、「カイ、どうする?」と尋ねた。


カイは一瞬考えたが、少し頷いて答えた。「俺は一人で情報を集める。手掛かりを見つけたら合流する。」


「それじゃ、また後で」とレオンは街の賑やかな通りへと消えていき、カイも反対方向へと歩みを進めた。街中の喧騒に包まれながら、カイは目の前の目的に集中しつつ、一人での行動を始めた。



カイは街の喧騒の中を一人で歩き始めた。周囲には商人や旅人たちが賑やかに行き交い、彼らの声や笑い声が耳に届く。しかし、カイの心は静かだった。


久しぶりに一人で行動する感覚が、どこか懐かしいものだった。リーラやエリー、レオンと一緒に旅をするようになって、まだそれほど時間は経っていないが、それでもカイにとってはずっと一人で動いてきた日々が長かったため、この感覚に不思議な感慨を覚えた。


カイはふと立ち止まり、周囲の賑わいを一瞥した。これまでは常に一人で剣を振り、ただ復讐だけを目的に生きてきた。誰かに頼ることも、仲間と行動することも考えたことはなかった。だが、今は違う。旅を共にする仲間ができ、彼らとの時間が悪くないと感じ始めていた。


とはいえ、カイにとってそれは依然として複雑な感情だった。


「……だが、今は……」


カイは再び歩き出しながら、思考を切り替える。目の前の課題に集中しなければならない。アルヴァンドの手掛かりを探し出し、ルドルフの陰謀を突き止めるために。



カイが市場の広場を歩いていると、広場の中央に人だかりができており、何やら騒動が起きている様子だった。カイは少し興味を引かれ、人ごみをかき分けて中に入っていく。そこでは、1人の男が何人かの商人と口論していた。


その男は背が高く、しっかりした体格をしている。肩まで伸びたダークグリーンの髪は無造作に整えられ、彼の軽やかな雰囲気を漂わせている。どこか快活な笑顔を見せているが、瞳には鋭さが宿っていた。彼は革のジャケットを着ており、腰にはいくつかのポーチがぶら下がっていた。それらは、彼が商売に使うアイテムであることが一目でわかる。顔立ちは整っているが、飄々とした印象が強い。


「おいおい、お前らのやり方はちょっと酷すぎるだろう?こんな値段で売りつけて、正気か?」その男が軽快な口調で話している。彼の声は大きく、広場に響き渡っていた。


「何が言いたいんだ、あんた!」相手の商人の一人が怒鳴り返す。「うちは正当な価格で売ってるんだ!」


「いやいや、正当って言うには無理があるだろう?こいつ、どう考えても偽物だ。しかも、それをこんな値段で売りつけるのはさすがにやりすぎだぜ」男は肩をすくめながら、商人たちに向かって話していた。


どうやら彼は、商人たちが高値で偽物の商品を売りつけようとしていることを見破り、詐欺を暴こうとしているらしい。しかし、商人たちはそれを認めるつもりはなく、口論が激化していた。


「こいつ、俺たちの商売の邪魔をする気か!」一人の商人が怒り、拳を振り上げようとしていた。


「おいおい、喧嘩する気はないんだって。俺はただ、正しいことを言ってるだけさ」男は軽く手を挙げて、攻撃を避けるような仕草を見せた。「それに、こんなところで暴力は良くないだろ?」


しかし、相手は収まる様子がなかった。

「おい、お前ら!こいつを痛めつけろ!」


商人の一人が横に控えていた戦闘奴隷に指示を出すと、その奴隷は無言で男に向かって襲い掛かろうとした。


「まずいな……」男は咄嗟に周囲を見回し、すると目に入ったのはカイだった。


男はにやりと笑い、素早くカイの方に走り寄った。「こいつが俺の護衛だ!さあ、どうだ、手出しできるか?」


カイは突然の展開に驚き、眉をひそめた。「護衛?俺はお前の護衛じゃない」


「まぁまぁ、そんなにカタくならなくていいだろ。ちょっと手を貸してくれって」男は軽い口調で話しかける。


しかし、相手は話を聞く気はなく、戦闘奴隷が今にも襲い掛かってきそうだった。カイはため息をつき、仕方なく素手で相手に応じることにした。襲いかかってきた奴隷の拳を簡単にかわし、素早い動きで奴隷の腕を捉え、その勢いを利用して地面に投げ飛ばした。


一瞬のうちに奴隷が地面に倒れ、カイは静かにそのまま相手を押さえつけた。


「これで終わりにしろ」とカイは低い声で言った。


商人たちはその強さに驚き、言葉を失っていた。カイは素手で戦闘奴隷を簡単に撃退してしまったのだ。


「ほら、だから言っただろう?こいつ、俺の護衛なんだって」男はニヤリと笑いながら、商人たちを挑発するような口調で言った。


カイは肩をすくめ、男に向かって冷静な視線を投げかけた。「お前、勝手に俺を護衛にするな」


「悪い悪い。でも、助かったよ。おかげで大事にはならなかったしな」男は軽い笑いを浮かべて、カイに礼を言った。


「……次は勝手に巻き込むな」カイは短く答え、群衆の中から立ち去ろうとしたが、男はその後を追いかけてきた。


「ちょっと待ってくれよ、さっきは助かったし、お礼をさせてくれって。これでも商人の端くれだから、何か役に立てるかもしれないしさ」


カイは振り返り、少し眉をひそめた。「別に礼なんて必要ない。それに、巻き込まれただけだ」


「いやいや、そうは言ってもだな。俺の命拾いをしたんだから、何かで返さないと気が済まないんだよ」男は笑みを浮かべながら、ぐいっとカイの前に立ちふさがった。


「それに、俺の名前はロウ・ファルブレイズ。商人としてこの辺じゃちょっとした評判なんだ。商売に関してはお手の物だし、情報もけっこう集めてる。だから、少しでも役に立てるかもしれないぜ?」


カイはロウを一瞥し、しばらく沈黙した後、口を開いた。「……ロウ、なにか古代文明の情報を教えてくれ」


ロウは少し驚いた表情を見せながら、肩をすくめた。「古代文明の情報?それって、ちょっと漠然としすぎじゃないか?そんな広範囲の話だと、どこから手を付けたらいいのかわからないぜ」


カイはむ、とし、しばらく考え込むように視線を下に落とし、やがて口を開いた。「とある国が、古代文明の調査に躍起になっているとしたら、何か理由があるはずだ。お前なら、どんな理由が考えられる?」


ロウはその質問を聞くと、真面目な表情になり、顎に手を当てて考え込んだ。「ふむ、そうだな……一番考えられるのは『遺物』だな。古代文明の遺物ってのは、すごい価値があるからな。それを売って金にするってのも一つの目的だろうし、もっと危険なのは、自分たちでその遺物を使うつもりってパターンだ」


カイは彼の言葉に興味を示し、さらに尋ねた。「今、この街にそれほどの遺物はあるのか?」


ロウは少し笑いながら答えた。「いや、残念だけど、ここバルテアにはそこまでの価値ある遺物はあんまり流れ込んでないんだ。もちろん、いくつか面白いものが見つかることもあるが、帝国や大国が欲しがるような代物ってのはなかなかお目にかかれない。だが……近くの商業都市に流れ込む情報は結構あるから、そこをうまく探れば手がかりくらいは掴めるかもな」


その後、ロウは少し考えて「ただ……もしかしたら、オークションなら出てくるかもしれないな」と言い、カイの興味を引いた。


「オークション?」カイはすぐに反応し、鋭い視線をロウに向けた。


「そう、オークションだよ。バルテアには定期的に大規模なオークションが開かれていて、そこには世界中から集まった珍しい品々が出品される。価値のある遺物が出る可能性もゼロじゃない。ただし……」ロウは少し肩をすくめ、渋い顔をした。「問題は、そこに参加するのは富豪や権力者ばかりだってことだ。あんたみたいな一般人が入ったとしても、落札できるとは限らないんだ」


カイはその言葉に一瞬考え込んだが、すぐに決意を固めた。「それでもいい。遺物が出る可能性があるなら、連れて行ってくれ。落札はできなくともみてはおきたい」


ロウはカイの真剣な表情を見て、目を丸くしながらもすぐににやりと笑った。「ははっ!面白いなあんた!オークションはちょうどもうすぐ始まる。行こうじゃないか」


ロウは軽く手を振って合図すると、二人はバルテアの市場を抜け、オークションが開催される会場へと向かい始めた。賑やかな街並みを通り抜け、彼らはやがて、洗練された富裕層が集まる会場の前に到着する。カイは険しい表情を崩さず、何が待ち受けているのかを胸に秘めながら、ロウに従った。

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