11話「血」
エリーとレオンは、木の陰に身を潜めていた。小屋の中で繰り広げられる激しい戦闘が行われている。カイの剣さばきやリーダーとの激しい交戦が繰り広げられるたび、小屋の中から音が聞こえる。エリーは緊張した表情でその小屋を見つめていた。レオンは少し離れて、冷静に戦況を観察していたが、エリーの心配そうな様子を見て、少し気まずそうに視線を外していた。
「ねぇ、レオン……どうして魔法であの小屋を攻撃しなかったの?もっと簡単に終わらせられたんじゃない?」エリーはふと疑問を投げかけ、レオンに目を向けた。
レオンはその質問を聞くと、少し焦った様子で振り返り、言葉を探すようにしながら必死に答えた。「そ、そういうことじゃないんだよ、エリー。あの小屋の中には『アルヴァンドの書』があるかもしれないだろう?もし、魔法で攻撃して本が傷ついたら……それこそ大変なことになるんだ!」
エリーはその答えに少し驚いた様子で目を丸くし、「え、そういうことだったの……?」と呟いた。彼女にとっては、戦いを終わらせるために攻撃するのが普通だと思っていたため、レオンの答えが意外だったようだ。
レオンは慌てて頭を振り、真剣な表情で続けた。「知識は大事なんだ、エリー!特に古代文明に関する貴重な書物を傷つけるなんて、絶対に避けなければならない。だから、あんな危険な魔法を使って無茶なことはできないんだよ!」
エリーはそんなレオンの真剣な態度を見て、少し笑いながら「なるほどね……そうだったんだ」と納得し、もう一度カイの戦いに目を戻した。
レオンは深呼吸をして落ち着きを取り戻しながら、戦況を再び冷静に観察していた。
小屋の壁が再び轟音を立てて崩れ、木材の破片が四方に飛び散る。そこから吹き飛ばされてきたのは、ひとりの男だった。彼は勢いよく外に身を投げ出され、痛みで立ち上がることができない。部屋には一瞬、重苦しい沈黙が広がり、カイは残りの二人――リーダーらしき男とその部下を鋭い目で見据えながら立ち尽くしていた。
「何者だ……貴様?」リーダーの男が剣を構え直し、油断なくカイに向き合う。彼の目には、既に仲間を次々と倒されている警戒と焦燥が滲んでいた。
カイは答えず、剣をゆっくりと持ち上げた。相手の攻撃に備える構えではなく、まるで挑発するかのように無造作に剣を振る。その動きがあまりにも冷静で、逆に相手にとっては恐怖を感じさせるものだった。
「貴様、傭兵か?いや……その腕前、ただの傭兵ではないな」リーダーは冷や汗を浮かべながらも、剣を振りかざしてカイに一撃を放った。鋭い斬撃がカイに向かうが、カイはあっさりとそれを受け流し、素早く反撃に転じた。
金属音が響き渡り、二人の剣が何度も交錯する。カイの動きは的確で無駄がなく、一瞬の隙も見せない。リーダーもまた、経験豊富な戦士らしく、簡単には隙を見せないまま応戦していた。だが、その表情には次第に焦りが見え始めた。
「ここで何をしている?」カイは剣を交わしつつ問いかけた。
リーダーの男は軽く息を吐き、剣を振り直しながら冷笑を浮かべた。「貴様が知る必要はない」
剣の一撃がまたも火花を散らし、二人の力が均衡を保つ中、リーダーの男はふいに口を開いた。「……どうやら、敵になるのは仕方なさそうだ。だが、貴様帝国に逆らう気か?」
その言葉が発せられた瞬間、カイの表情が一変した。彼の瞳が冷たく光り、握っていた剣にさらに力が込められる。帝国――その言葉が彼の心に深く突き刺さったのだ。
「……帝国、だと?」カイの声は低く、だがその中には怒りが宿っていた。
リーダーの男はカイの変化に気づき、笑みを浮かべたままその事実を突きつけた。「そうだ。俺たちは帝国の兵士だ。……もっとも、表向きはそうは言えないがな」
その瞬間、カイは男の胸元めがけて高速の突きを繰り出した。先ほどまでの殺さないような攻撃でなく、明確な殺意を持った攻撃だった。
「貴様、何を――」リーダーが言いかけた瞬間、カイの剣が彼の胸元を掠め、リーダーはかろうじて一歩横に飛んでかわした。しかし、カイの追撃は止まらない。すぐさま次の一撃が迫り、リーダーは防戦一方に追い込まれていく。
カイは再び一歩踏み込んだ。剣が唸りを上げ、リーダーは必死に防御する。だが、その防御をすり抜けるようにしてカイの攻撃が加速していく。
「貴様!帝国を敵に回す気か!」リーダーは息を荒げながら、言葉を絞り出した。
その瞬間、もう一人の男が背後から叫び声を上げ、剣を振りかざしてカイに襲いかかった。だが、カイは一切振り返らず、その動きを見事に読んでいた。素早く身体をひねり、正確な一閃を放った。
次の瞬間、男の首が宙を舞った。鮮やかに切り落とされた男の首は、まるで時間が止まったかのように静かに地面に落ち、身体は力を失ってその場に崩れ落ちた。
リーダーの目は、驚愕に見開かれた。カイの先ほどまでの冷静さとは打って変わった無慈悲な一撃――そこには、明らかに先ほどまでの「峰打ちで気絶させる」という容赦が欠けていた。
「何だ……貴様は……!」リーダーは震える声で叫んだ。先ほどまでのカイの態度とは全く違う、明確な殺意を感じ取った彼は、すでに後退し始めていた。
カイは無言のままリーダーを睨みつけ、その手の剣を構え直した。周囲の空気が一層冷たく感じられ、リーダーの背筋に寒気が走った。「次はお前だ……」カイの冷たい声が夜の静寂に響き渡る。
リーダーは明らかに怯んでいた。彼は逃げ出すべきか戦うべきか、決断の時が迫っていた。
リーラとシドの対峙は、夜の静寂に包まれながらも、その緊張感は一瞬たりとも途切れることはなかった。二人は互いに短剣を構え、じりじりと間合いを詰めながら、相手の一挙手一投足を注視していた。周囲の森の音さえも二人には届かず、ただお互いの呼吸と心音だけが響いているかのようだった。
シドが先に動いた。彼の短剣が鋭く、そして速く、まるで蛇のようにリーラに向かって突き出される。その一撃は狙いが正確で、熟練の技を物語っていた。だが、リーラは一瞬の隙も見せず、冷静にその攻撃を受け流す。彼女の短剣もまた鋭く反応し、シドの剣筋を逸らしながらカウンターを狙って繰り出される。
「フッ、流石だな」とシドが軽く口元を歪めた。だが、その表情には焦りの色がわずかに見える。彼はすぐに体勢を立て直し、次々と攻撃を繰り出すが、リーラはそれをことごとく捌いていく。二人の剣は空中で何度も激しく交錯し、鋼と鋼が擦れ合う音が夜の空気を切り裂いた。
リーラの動きはしなやかで、洗練された技術が光っていた。彼女はわずかにシドを上回っており、優位に立っていた。シドの攻撃がどれほど速くとも、リーラの反応はそれを読み切り、的確に防御と反撃を組み合わせる。シドの体には切り傷が出来始めた。
「くっ……!」シドの額には焦りの汗が滲み始めていた。彼の動きは次第に荒くなり、明らかに冷静さを失っていく。
このままじゃ……勝てないか…なら!
シドは心の中で呟く。焦燥感が胸を突き刺し、彼は決断を下した。
シドはふいに距離をとった。彼の瞳に冷たい光が宿り、短剣を構え直す。
リーラはその動きを見て、わずかに眉をひそめた。彼女の目が一層鋭くなる。
シドは口元に薄笑いを浮かべながら、静かに足を踏み出した。その動きはゆっくりと、まるで相手を油断させるかのような速度だった。リーラはその異様な動きに違和感を覚え、構えを崩さずにシドを見つめ続けた。
「『朧』……これで終わりだ」シドが静かに技名を呟いた。
瞬間、シドの動きが一変する。彼は急激に加速し、リーラの視界から消えたかのように姿をくらました。その動きはまるで幻影のようで、視認ができないほどの速さだった。リーラの目の前から完全にシドの姿が消え、周囲の気配さえも感じ取れなくなった。
背後を取った……!
シドは勝利を確信したかのように、リーラの後ろに素早く回り込んだ。彼の短剣がリーラの背に向かって突き出され、絶好の一撃を放とうとしたその瞬間――
「……なんで、対応できる……!?」シドは目を見開いた。
リーラは素早く振り返り、シドの動きを完璧に捉えていた。彼女の短剣はシドの一撃を正確に受け止め、彼の攻撃を完全に防いでいた。リーラはそのまま体制を崩したシドの足を払い、転倒させた後、片足で短剣を持った腕を封じて彼の首に刃を突き付けた。
「な、何……どうやって……!?」シドの驚きは隠せなかった。彼が誇る『朧』を見切られるとは、彼にとって予想外だった。
リーラは無表情のまま、静かに口を開いた。「……あなた、『影』のメンバーでしょ?」
その言葉に、シドは完全に動きを止め、驚愕の表情を浮かべた。「………なんだ、先輩だったのか……」
シドは一瞬ため息をつき、あきらめたように肩を落とした。
「そうよ。だから、『朧』くらい見切れるの」リーラは冷たく言い放ちながら、シドに向かって静かに一歩を踏み出した。
シドはその言葉を聞き、静かに短剣を手放した。「……そうか、じゃああんたが最近組織から消えたっていう『夜鷹』か。俺が勝てるわけなかったか」
彼の表情には、もう戦意は感じられなかった。
カイはリーダーの男と対峙し、鋭い剣を構えたまま、静かに冷たい目で相手を見据えていた。夜の闇が二人を包む中、カイの心の中には長年抱えてきた帝国への深い憎しみが渦巻いていた。その感情が今、鋭い刃となって男に向けられていた。
「……帝国か。」カイは低い声で呟き、剣先をわずかに動かした。「お前たちのせいで、俺の村は……家族は、すべて奪われた。だからおれはこうして帝国の兵士を殺し続けてきた。」
「貴様…まさか『帝国兵狩り』!」
リーダーの男は冷や汗を滲ませながらも、冷静を装いカイを見返していた。「……俺たちはただ、命令に従っているだけだ。そんな私怨で俺たちを殺そうっていうのか?」
「命令だと?」カイは冷笑を浮かべた。「だから何だ。お前たちが命令で動こうと、俺にとっては関係ない。帝国の旗を掲げている限り、同じことだ。」
二人の剣が再び交差し、鋼と鋼の音が夜の静寂を打ち破った。リーダーの男は必死にカイの攻撃を防ぎながらも、次第にその圧倒的な剣技に押されていく。カイの剣筋は冷徹かつ正確で、一度も無駄のない動きで相手を追い詰めていた。
「ぐ……重い……!」リーダーの男が息を荒げながら呟いた。
「……重いか。これが俺の恨みだ。」カイは冷酷な表情を崩さずに、さらに一撃を加えた。
その瞬間、カイの剣がリーダーの男の腕に食い込み、鋭く一閃した。鈍い音とともに、男の右腕が宙を舞い、鮮血が夜の闇に散った。リーダーの男は悲鳴を上げ、崩れ落ちた。
「う、うわあああああ!」男は床に倒れ込みながら、痛みでのたうち回った。腕から流れる血が地面を赤く染め、その勢いは止まらない。
カイは無言のまま、冷ややかに男を見下ろした。顔には、相手の血が飛び散り、頬を赤く染めていた。彼の瞳には何の感情もなく、ただ冷酷な光が宿っていた。
「ここで何をしていた?あとルドルフはなにが目的だ?」カイは静かに問いかけた。その声には、容赦のない圧力が込められていた。
リーダーの男は痛みに耐えながら、苦しそうに口を開いた。「お、俺は……ただ、命令に従って『アルヴァンドの書』を入手しろと言われただけだ……ルドルフの目的なんて知らない……」
「ルドルフの目的を知らない?」カイの声は冷たく鋭く響いた。
男は怯えたように首を振った。「知ってることなんて、ほとんどない……だが、帝国が……近年、古代文明の研究に躍起になっているのは事実だ……。俺たちは、そのための駒にすぎない……!」
その言葉を聞いた瞬間、カイの顔がさらに険しくなった。彼の手がゆっくりと剣の柄を握り直し、冷ややかな視線で男を見据えた。
「……もういい。お前にこれ以上聞く価値はない。」
その瞬間、カイは躊躇なく剣を振り下ろした。リーダーの男はその一撃で命を絶たれ、鮮血がカイの顔に再び飛び散った。彼の表情には微動だにしない冷酷さが漂い、まるで相手の命など重んじていないかのようだった。
カイはその後も、冷静に周囲を見渡し、まだ生きていた二人の男たちに目を向けた。彼らは倒れていたが、かすかに息をしていた。カイは一切の躊躇を見せず、無感情なまま、二人の首筋に剣を突き立てた。
無情にも、鮮血が流れ出し、彼の足元に広がっていく。カイの顔に感情の欠片はなく、ただ静かに剣を鞘に収める。その背中からは、かつてのカイにはなかった冷徹さと狂気が滲み出ていた。
木の陰でその様子を見守っていたエリーは、震えるようにカイの姿を見つめていた。彼女の目には、かつてのカイではない、まるで別人のような冷酷な姿が映っていた。
「……カイ……怖い……」エリーはその言葉を呟きながら、カイの恐ろしい一面を初めて目の当たりにし、胸が締め付けられるような不安を感じた。彼女の心の中に広がる恐怖は、消えることなくその場に残り続けた。
シドは縛られた状態で座り込み、無表情のままリーラとエリーの前にいる。彼の顔には戦いの疲れが浮かんでいるが、その目には、どこか投げやりな様子も見受けられる。
リーラが口火を切った。「あなた、本当に何も知らなかったの?」
シドはため息をつき、軽く肩をすくめた。「ああ、俺はただ依頼された仕事をこなしただけだ。帝国兵に『アルヴァンドの書』を持ってこいって言われただけで、なんの目的かなんて知らないさ。興味もなかった。」
「帝国兵……」リーラが鋭い目つきで問い詰める。「誰が依頼したの?名前は?」
「さっきの男だよ、もっとも、もう死んでるけどな。どっちにしろ俺にしたって、ただの使いっ走りだ。大きな力を持ってる連中が何かを企んでるのは間違いないが、俺にはそれ以上わからんよ。」シドはつまらなそうに答える。
エリーはシドの話を聞きながら、少し不安そうにリーラを見上げた。「本当に何も知らないのかな……?」
リーラはシドの顔をじっと見つめた後、ため息をついた。「嘘はついてないようね……でも、こんな大事なことを、ただの依頼で済ませるとは思えない。」
その時、少し離れたところで目を閉じていたカイは、木にもたれかかって何も言わず、ただ静かにそのやり取りを聞いていた。彼の顔には冷たい表情が浮かんでおり、人を殺した後の余韻がまだ彼の中に残っていた。
突然、小屋の中からレオンが「アルヴァンドの書」を持って出てきた。その古びた書物を手に持ちながら、彼は興奮を隠せない様子でリーラとエリーのもとに近づいた。
「これが……『アルヴァンドの書』だ!」レオンが自信満々に書物を掲げた。
リーラはその書物を見て、少し興味を持ちつつも、眉をひそめた。「それで、何が書かれているの?」
レオンはその質問に、一瞬だけ言葉に詰まった。彼は書物を開き、中を覗き込んだが、そこに書かれていた文字をじっと見つめながら、眉をひそめた。「……読めん」
「どういうこと?」リーラは不安げな声で問いただした。
レオンは苦笑しながら言った。「古代文明アルヴァンドが、いまだに多くの謎に包まれているのは、二つ理由がある。一つは、残っている当時の記録や書物が極端に少ないこと。もう一つは、この言語が解読できないからなんだ。だから、この書物に何が書かれているかは、現時点ではほとんどわからない……もちろん、私もこの文字を完全に理解しているわけじゃない。」
リーラは驚き、呆れたようにため息をついた。「……なるほどね。あなた、最初にそれを言ってたら私たちが協力しないかもと思って、わざと言わなかったわね」
「どういうこと?」
「騙されたってことよ」
エリーが問いかけるが、リーラは冷静に答える。
レオンは焦りながら手を振って弁明した。「いやいや、騙すつもりなんてなかったんだよ!本当に。ただ、これから解読を進めていくつもりだったんだ。だからこそ、この書が持つ価値が大きいと信じているんだ。」
リーラは少し苛立ちを隠しきれないまま、レオンに鋭い視線を向けた。「それで?これからどうするつもり?」
「賢者の塔ではもうこれを解読するための時間を取ることができないし、塔にもいられなくなった。だから……君たちと一緒に、各地の遺跡を巡りながら、この『アルヴァンドの書』を解読するための手がかりを探させてもらえないか?君たちの旅に同行させてほしいんだ。」
リーラはレオンの頼みを聞いて、少し考え込んだ後、深いため息をついた。「結局、私たちにとってもこの書物が重要な手がかりになる可能性がある以上、あなたを無視するわけにもいかないか……カイ、どうする?」
「好きにしろ」
カイはこちらを見ることなく答えた。
「エリーも、いい?」
「うん、いいよ」
エリーも特に拒否する感じなく答える。
「ありがとう!」レオンは満足そうに頷いた。彼の目には知識への欲求と興奮が混ざり合い、強い意志が見えていた。
シドは縛られたまま、場の空気を読みながら不安そうに口を開いた。「あの……おれは……どうなるんだ?」
リーラは少し冷たい視線をシドに送り、軽くため息をついて言った。「解放してあげるわ。ただし、次に私たちと対峙することになったら、その時は容赦しない。必ず殺すわよ。」
シドは怯むことなく、苦笑いを浮かべながら頷いた。「わかったよ……命が惜しいからな。約束するよ。」
リーラは少し無言で彼を見つめたが、やがてその縛られたロープをほどいて解放した。シドは身動きを確認し、軽く肩をすくめるようにして立ち上がり、じゃあなと言いその場から去ろうとした。
だが、彼が数歩歩いたところで、リーラが突然声をかけた。「あと、ボスによろしく伝えておいて。」
シドは一瞬立ち止まり、振り返りながら苦笑いを浮かべた。「そんなん、おれが殺されちまうよ……」
そう言って、シドは再び歩みを進め、夜の闇に消えるように立ち去った。その後ろ姿を見つめながら、リーラは静かにため息をついた。
カイはそのやり取りを静かに聞きながら、まだ目を閉じたまま、木にもたれかかっていた。彼の心の中には、帝国への憎しみと、これからの旅路に待ち受ける困難が交錯していたが、彼はそれを顔に出すことなく、冷静さを保ち続けていた。




