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ただの村人は勇者を救いたい  作者: 黄田 望
第一章 【 泉の妖精 】
1/16

プロローグ

初めまして。

黄田 望と申します。

この度は作品に興味を持って読みに来て頂きありがとうございます。



 その夜、ケンタ・カノウは月光で煌びやかに輝く泉を眺めていた。

 

 周囲には灯りを灯す松明もないのに、夜空から地上を見たいる大きな満月が暗闇を照らしているおかげで、昼間と対して変化がないくらい良く見える。

 ただ、カノウが眺めていたのは泉ではなかった。

 正確には泉の近くに立つ人を見ていた。

 真っ白なドレスのような服を着て、風でなびく銀色の長髪を整えている少女。

 耳を澄ますと、風と一緒に歌を唄っているのが聞こえる。

 

 別に知り合いというわけではない。

 しかし、カノウは彼女を遠目で眺めていた。

 声をかける訳でも、近づくわけでもなく。

 なぜかカノウは彼女の姿を目に焼き尽くすように見ていた。


 すると、少女はカノウの存在に気づいた。

 夜の木影から見えた人の姿に驚いたんか、彼女は慌てた様子でその場から駆けて何処かへ行ってしまった。


 「・・・声くらい、かけとけばよかったかな」


 止まった時間が動きだしたかのように思考がハッキリとしたカノウは残念そうな表情を浮かべながら独り言をいう。

 そのまま誰もいなくなった綺麗な泉から自分も離れようとした時、先ほど少女が立っていた場所に光る物が月光に反射したのが見えた。


 ゆっくりとした足取りでその場所に使づくと、そこにはガラスで創られたネックレスが落ちていた。

 拾い上げると繋ぎとめる箇所が破損しており、ここから立ち去る際に落としてしまった感じだ。


 「・・・まるでシンデレラだな」


 すでに姿もなく、名前も知らない少女を思い浮かべて、カノウはネックレスを治す方法を模索しながら家に帰った。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

この作品は見て頂いた読者の方々の評価と閲覧数によって続けていくか全5章ほどで終わりにするかを決めようと考えている作品です。


その他、私の作品は長い目で見て頂けると嬉しいものがあるので是非見に来てください。

特に【ヤンデレ彼女も異世界で!】は私が書いている作品の中で唯一長く書き続けている作品ですので、良ければよろしくお願い致します。


それでは、また次回で。

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