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友達としかみられない  作者: ルン
序章 そして彼女はいなくなった
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0-1 そして彼女はいなくなった

 思い出とは――ただの過去。

 今日でも、ましてや明日でもない。永遠に届かぬ夢幻。

 いくら思い出そうとも、いくら浸ろうとも、何も変わったりしないのだ。


「……ごめんね。()()()()()()()()()()


 もう靄がかかって曖昧にしか覚えていない彼女の顔が、この時ばかりはハッキリと悲しい表情を見せる。

 全てを過去にする万能の時間の波も、たった4年ではこの記憶を風化させるにはまだ年月が足りないらしい。

 記憶の中で苦笑いを浮かべる君は、この時何を思っていたのか。

 残された事実は、この時から俺の中の歯車は止まってしまったということだけだ。

『友達としかみられない』、この言葉がこびりついて離れない。

 歯車が再び動き出すときは、果たして訪れるのだろうか……


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― 新着の感想 ―
[良い点] お悩み相談サークルという特殊なサークル活動モノと、恋愛が織り交ぜられた日常ミステリー。 軽快な語り口で、主人公渡貫詳の身の回りで起こった出来事に興味を引かせるのが上手でした。 読みやすい…
[良い点] 日常系(?)は初ですね。読ませてもらいました!面白いですね! [気になる点] これからなので特に。 [一言] いえい
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