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思い出の中から

27th

作者: ソラヒト


   たぶん

      朝から

   曇って

      いた

     と

      思う


     と

      いう

    のも

      目が

   覚めた

      のは

  午後1時


      やがて

    窓の

      外

  ぱらぱら

      と

 鳴りだした

      雨だ

    風は

      急に

  クールに

      なった


  3年分の

      トンネルは

   自力で

      這い出した


  今までで

      いちばん

    暑い

      夏が

  待ってた


      守るべき

   相手は

      夜明けの

   方向に

      去って


  こうして

      きわめて

   自然に

      27回目

     の

      テンキ


    虹は

      出なかった

  キツめの

      西日は

   差した

      夜は

   落ちた

      蝉の

    影も

      消した


  Zippo を

      手に入れて

    煙を

      くゆらせた

  贈られた

      Chromatic Harmonica

     の

      重たさ


    時が

      過ぎて

         ゆくよ

  すべてが

      流れて

         ゆくよ


   27回目

      の

   テンキ

      に

 ちょっぴり

      噛みしめてる

    9月


      時が

   過ぎて

ゆくよ

      すべてが

   流れて

ゆくよ


  やまない

      雨はない

  雲のない    空は

      続かない


   誰かが

      去って

         ゆくよ

   誰もが

      うつり

         ゆくよ


   何かが

      終わって

   何かが

      始まって

     は

      繰り返す


   ぼくが

   いても

 いなくても


      きみが

      いても

      いなくても


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― 新着の感想 ―
[良い点] こんにちは!詩は定型に捕らわれない自由な表現ができるから素敵だと思います。「3年分のトンネルは自力で這い出した」という表現と「ぼくがいてもいなくても きみがいてもいなくても」という表現が個…
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