なんか、こう・・・、黒歴史部分的な?
大阪/男/14
地上を震撼させる悪魔の羽を持っているらしい厨二病患者。思春期は遠い。
福島/男/14
まだボケに覚醒めていないころの福島。非厨二病患者。終盤にちょこっと登場。
天満/男/14
大阪と福島の中学の頃の友人。厨二病に生き、厨二病に死んだ。(死んではいない。)
阿部野/女/14
厨二病発症中。大阪と福島と一緒に厨二病スクールライフを送っている。
N/男/18
いったい誰かわからない謎の野田。みんなの思っている事や訳の分からなすぎる単語の説明をしてくれる。構成上女性でも可。
(Nの部分は読まないことでも台本上大丈夫です、問題ありません。)
大阪♂:
天満♂:
阿倍野♀:
N♂♀:
福島(兼任)♂:
N「これは『なんか、こう・・・、思春期男子の日常会話的な?』よりも4年前のことになる2004年の出来事である。あ、ここはとある教室です。」
大阪「ここ数ヵ月、奴らに動きはないようだな。」
N「奴らに特に意味はなく、厨二病特有の『お前らいったい何と戦っているんだ現象』というやつである。」
天満「あぁ、俺の作り出した索敵魔方陣にもなんの問題もない。反応もなし。まだ暁の上りいないこの建造物の中に入ってこれるものなど、ネズミから魔導帝国の兵士まで侵入することもできまい。」
N「もちろんの如く索敵魔法陣どころか、魔法陣も存在していません。」
間
(ノック音)
大阪「誰だ!?」
N「誰でもいいでしょ!! というか、教室なんだから普通に入りなよ・・・・・。」
天満「なに、俺の索敵魔法を潜り抜けて来ただと!? この魔法に引っかからずに来れる人物が俺たち以外にもいたというのか!?」
N「それに本当に引っかかると思っているのか?」
阿倍野「私だ。・・・・・、開けてくれ。」
N「自分で開けなさい。」
天満「なに、魔術師か・・・・。フゥーン、ハァッ!!・・・・、術式を解除した、入れ。」
N「術式って何!? ・・・・・・・・あれ、扉に変な文字の落書きされてない?もしかして・・・・・・」
阿倍野「(欠伸を堪えながら)感謝する。(欠伸)・・・・で、私がわざわざ苦手な暁の昇るなかこうして出向いたわけだが、私がこの時間軸の今に、此処に呼び出された理由を伺いたい。」
N「そりゃあ、午前6時45分だもんね。教師と君たちと部活の朝練で来ている生徒しかいないと思うよ。」
大阪「・・・・・・それは。どうやら本日我々のこの仮初めとして利用している人物たちの学校なる場の人物の1人が我々にコンタクトを取ろうと通信を開始したようなのである。」
N「それ、本当は普通に『明日遊べる?』ってだけの電話じゃない?」
阿倍野「それはいつ頃からなの?」
N「いつ頃からって言うか、一回だけだと思うよ?」
天満「昨晩の月が頂に座るときだ。」
N「つまり何時!?」
阿倍野「それは如何なる交信で?」
N「この子たち、何時か理解しちゃってるよ・・・・・・。」
大阪「本日の群衆が帰る時刻に、この建造物の校門前にて待つ。」
N「下校時刻に校門前ね・・・・。てか、所々難しくて厨二的な言葉に変換されてないね・・・・・・」
阿倍野「あまりにも情報が少ないわね・・・・・。」
N「これで全部じゃないの!?」
天満「敵の罠の可能性も十分にありうる・・・・・・。」
N「ほんと、何と戦ってるんだ・・・・・・・。」
大阪「だがそれでも俺はこの交信に応じようと思う・・・・・。」
N「普通に遊びに行けよ・・・・・。」
阿倍野「ハァ!?この、おおs・・・・・、じゃなくてルシファー!!!」
N「おーい、今本名言いかけてたぞー。」
天満「なにを馬鹿なことを言っているんだ!?」
N「お前が馬鹿じゃねぇの?」
大阪「大丈夫だ、問題ない。・・・・それに、いざとなれば俺の翼を使う。」
N「一応説明しよう。大阪の厨二病は背中に堕天使で有名なルシファーを封じ込めたというものである」
天満「何を言っているんだ!!!」
N「あぁ、本当に何を言ってるんだろうね。」
阿倍野「あんた本当に馬鹿ねっ!!!!!」
N「君たち全員がだよ。」
大阪「最悪の場合だ・・・・。魔術師よ、俺の背中にかけた呪いを解いてはくれないか?」
N「まず厨二病解いてから日常会話しようか・・・・・。」
阿倍野「嫌よ。もしもそんなことしたら、そもそもあたし達があなたにまる焦げにされちゃうわ。」
N「マジかよ、ルシファーすごいな!!!!」
天満「魔術師一人だけならば、俺の防衛魔法で防ぐことができるだろう・・・・・・。ルシファー、「それ』を最終手段にしよう。」
N「おい、さらっとお前ら以外の一般生徒を殺してんじゃねぇよ。」
大阪「了解した。では、本日人々が帰還する時に次元切り替え許可空間で落ち合うこととしよう。」
N「え、どういうこと・・・・。あ、ここで今回一応ナレーションに用意されてある厨二単語シートを確認させてもらいますね。・・・・・え、これ玄関って意味なの・・・・・・。」
天満「ああ、そうだな。」
N「もうちょっとマシな言い方してやれよ・・・・・・。」
阿倍野「わ、わかったわよ・・・・・・。」
N「なんかナレーションの気持ち汲み取ったみたいな繋ぎ方になったよ・・・・・・・。」
間
N「あ、いきなり場面切り替わった。夕方だし、下校時刻かな?」
大阪「待たせた。」
N「誰も待ってないから、早く下校しろ。」
天満「ああ、待っていた。・・・・・少し時間がかかったようだな。」
N「待ってくれちゃってたよ!! 仲良しだなっ!!!!」
阿倍野「・・・・・、そうね。何か準備でもしていたのかしら?」
N「遊びに行くのに学校で何の準備するんだよ?」
大阪「俺の翼を少し抑え込んでいた。あの無能共が俺に話そうとして来たのでな・・・・・、抑え込むのに少々時間がかかってしまったがもう大丈夫だ。封印も安定している。」
N「・・・・・・・・・・あっ、そっちね。」
天満「・・・・、本当に大丈夫か?お前に暴れられると俺たちでは手が付けられない・・・・・・。」
N「ほかの生徒の前で暴れたら黒歴史確定だろ、ある意味で手つけれないよ。」
阿倍野「本当よっ! 堕天使の力だなんて厄介なものに手を出しちゃって・・・・。扱うのが難しいことなんてすぐ判ることでしょ!?」
N「なんか、当時の大阪くんは必死にルシファーについて調べてたらしいからね・・・・・。」
大阪「うぅ・・・・・!!! まただ、魔術師・・・・・、すまないが今の言葉を取り消してくれ・・・・・・・」
N「注意、せっかく調べた知識を否定された気分になって拗ねているだけです。」
阿倍野「・・・・・え・・・・・、えぇ。」
N「さすがに困惑するよね。」
天満「早くっ!! あいつの中の悪魔が暴れる前に!」
N「おーい、堕天使の設定忘れてあげないでー」
阿倍野「わかってるわよ!!!!・・・・・・その・・・・・、悪かったわね。」
N「まあ、大阪くんも頑張って調べてたからね・・・・・。阿倍野ちゃんもちゃんと謝れてえらいえらい。必要性はあまり感じないけど。」
大阪「うぐぅ・・・・・・。黒の賢者、抑え込むのを手伝ってくれ・・・・・・・。」
N「どんだけこじらせてんだよ、謝ったんだからそれでいいじゃん!」
天満「了解した。・・・・・、後ろを向け。今抑え込むっ!!!!!」
N「おーい、阿倍野ちゃん置いていけぼりにしてないか?」
大阪「・・・・・・・・・・う・・・・・・ううぅ・・・うぅぁ・・・・・・・・・」
N「お前ほんとに大丈夫か。・・・・・・いや、背中でなく頭が・・・・・・・。」
天満「黒に見せられし堕ちた黒き翼の天使よ、その翼を今一度落ち着かせたまへ!!!!」
N「堕天使の設定覚えてたなら、さっきなんで悪魔って言ったし!!」
阿倍野「私はいつも二人に置いてけぼりにされる・・・・」
N「・・・・そうだね、・・・・・・・さすがにこれはひどいね。」
間
阿倍野「置いてけぼりにされて、私って!!」
N「ん? なんか厨二病のオーラ的なものを彼女から感じる。」
阿倍野「私って本当に無力ね!!!!!」
N「ですよねぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
間
N「お、落ち着いた。」
大阪「・・・・・・、ふぅ。黒の賢者、協力に感謝する。・・・・・・、いつもお前には助けられてばかりだな・・・・・・。」
N「いや、そもそも必要ないから。というか、人待たせてるんだよ?」
天満「そんなこt」
阿倍野「(被せるように)あのっ!!!!」
大阪・天満「!?」
N「こっちもびっくりした」
大阪「ん・・・・・・、どうした魔術師?」
阿倍野「あの・・・・・・・、私・・・・・・役に立たない・・・・・・・・。これ以上あなたたちと居ても迷惑をかけてしまうだけだわ・・・・・・。私みたいな半端な魔術師がいたらダメ・・・・・・。」
N「この子いきなり何言いだしてるんだろう?」
阿倍野「・・・・・・・・・・だから」
N「だから?」
阿倍野「・・・・・・だから、私はあなたたちの敵となることにするわ。」
N「どうしてそうなった!? 仲良しじゃないの!?」
大阪「・・・・・・、魔術師。」
阿倍野「・・・・・・これで良いの。」
N「良いか良くないかよりもまず説明してくれ。」
天満「そんなことはない!!!!」
阿倍野「えっ!?」
天満「いいか、魔術師。・・・・、これは俺達とお前という関係でないことを忘れるな。俺達とお前の立場ではない。」
N「本来熱い説得のはずなのに、タイトルのせいで設定確認にしか聞こえないよ・・・・・。」
天満「・・・・・・俺と。お前と。ルシファー。それぞれがそれぞれの全く違う時間軸にいたのにも関わらず、こうして巡り合ったんだ。」
N「それって要約すると違う厨二病同士が惹かれあっただけじゃない?」
天満「それに、それにだ。・・・・・・・・魔術師、お前は俺たちに隠していることがあるだろ?」
N「厨二病特有の秘密か~」
阿倍野「!?」
N「あ、本当に驚いてる。・・・・・・、聞いていない設定だったのかな?」
大阪「それには俺も気づいていた。」
N「超能力者並みの直感持っているよね君たちって・・・・・。」
阿倍野「えっ!?」
N「当然の反応だ・・・・・。」
天満「日々特訓しているのを俺たちが気付かないとでも思っていたのか?」
N「・・・・・なんか今のセリフ聞いてドラゴンボールのアニメ見て、かめはめ波練習してたの思い出してきたよ・・・・・。」
阿倍野「なんで・・・・・」
N「あ、泣いちゃうかな・・・・・・?」
阿倍野「誰にも見えない空間を生成して閉じこもって研究していたのにも関わらず、なんでそのことを知っているの!?」
N「本当にあるのかよ!!!?!」
天満「簡単だ。」
N「君たち本当に超能力使えそうで怖いよ・・・・・・。」
大阪「ああ、たった一つのシンプルな答えだな。」
N「急にジョジョネタ入った。」
天満「ある日から魔術師、お前の持ち物が目に見えて増え始めたのさ。」
N「・・・・・・・あ、一目でわかるやつっぽい?」
大阪「なぜ誰もが一つしか持ってこないマジックバッグを魔術師、お前だけ二つ持ってきているのだ?」
N「一応説明しておくと、マジックバッグは学校指定のカバンのことらしい。というか、あからさま過ぎだよ・・・・、それだとクラス全員気づくだろうに・・・・・。」
阿倍野「そ・・・・・、それは・・・・・・・。」
N「君たちツッコむの疲れるよ・・・・・・。」
阿倍野「わかったわ。白状するわよ・・・・・・・。私はある魔法の研究をここ数十年しているのよ。私の資料室に実験試料が山程あるわ・・・・・・・。」
N「数十年じゃなくて、正確には数週間前って書いてる・・・・・。てか、黒歴史量産してるの!?」
阿倍野「これまでに作り上げてきた私の14冊の魔導書はもはやこの世界の真理にもたどり着くほどになったわ。」
N「黒歴史の量がすごい・・・・・・。女の子の厨二病は本当に怖い・・・・・・・。あと、世界の真理はたったの大学ノート14冊で記せるの!!」
阿倍野「このノートさえあればルシファー、あなたの全てを燃やし尽くしてしまう真っ黒の翼だって怖くないわ!!」
N「大学ノートにどれだけ期待してるのこの子・・・・・。」
大阪「っ・・・・・、まさか魔術師がそんなものを隠し持っていたなんて・・・・・。」
N「お前はお前でノート14冊にビビり過ぎだ。国語辞典で頭割ってやろうか!!!!!」
天満「やはり強力な力を持っていたか、魔術師!!! 自分は迷惑になるなんて笑い話にもならんわ!!!」
N「キャラ崩壊しだしてるよ~」
阿倍野「フン、何とでも言ってちょうだい、私は決めたの。あなた達を裏切るって!!!」
N「少年漫画みたいな展開になってきたな、でもノリのいい女子は嫌いじゃないよ。・・・・・さて、面白くなりそうだしポップ・コーンもってこよ。」
阿倍野「あなた達の力なんてもういらない、私は私の力だけで戦っていけるの!!!!!! 今からそれを証明して見せる。」
N「あ、ちょっと待って。今コーラ開けるからっ!」
大阪「抜かしやがる、掛かってくるがいい。世界の真理を記した魔導書だろうが、そんなもの世界そのものに反逆するこの俺の相手ではない!!!!!!」
N「(ここからポップ・コーンを食べながら)なんかこいつが一番救いようがない気がする・・・・・。」
天満「ルシファー、力足らずかもしれないが、助太刀させてもらう。」
N「こいつもほんとノリ良いなぁ~」
大阪「そんなことはない。・・・・・俺は、頼もしい同志を持ったものだ。・・・・・・・・、では行くぞ。覚悟しろ、魔術師!!!!!!!!」
N「こういうセリフ回しは良いんだよなぁ~」
阿倍野「掛かってきなさい、世界の真理のもとに影も形も残さずにチリにしてあげるわ!!!!!!」
N「ってことで、ここで大阪の過去『なんか、こう・・・、厨二病患者的な?』は終了いたします。ここから先の展開もお教えしたいのですが、リアルファイトに近いので描写はご遠慮させていただきます。・・・・・、二人とも女の子を拳をあげはしませんでしたが、その逆が激しかったので・・・・・・・。というか、何か忘れているような・・・・・・・。」
福島「みんな、遅いな~。」
N「あ、忘れてた。」
大阪N「消え去れ俺の過去ぉーーーーーーーーーーっ!!!!!」
福島N「このころ本当にひどかった・・・・・・。」
阿倍野N「私はあの後テープでぐるぐる巻きにして何かわからない状態になったノート14冊をきっちりと処分したのを覚えているわ・・・・・。」
N「これ、本当に黒歴史じゃん。」
続きました(続いてはない)。
重大なミスを複数確認したため、後日訂正しております。演じていただいた皆様、あのような形式になってしまって本当に申し訳ない限りですが、感謝しています。ありがとうございました。