表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ザ コース オブ ライフ TEARS OF THE SUN  作者: やましたゆずる
76/94

第22章 新曲レコーディング その1 オフの過ごし方

「おはようございます。」杉本マネージャーがこの男の部屋に入って来た。カーテンをザーザーっと開けると朝の光がこの男の目に入って来た。「おはようございます。休みなんだから、もうちょっとベッドの中にいさせてください。」この男は、眠い目をこすりながら杉本さんの顔を見た。「コーヒー飲んで出掛けるわよ。」杉本さんは、大声でまくしたてるとこの男の目を睨んだ。「久しぶりにチャンポンしたから頭痛いなぁ!」この男も杉本さんの目を見詰めた。「こういう日は、早く起きてウォーキングするわよ。」杉本さんは、掛け布団をおもいっきり剥ぎ取った。杉本さんをよく見るとパープル色のトレーニングウェアを着ていた。やる気まんまんだった。同じトレーニングウェアをこの男のベッドに投げつけた。「スタイリストの奈央さんに借りておいたわよ。おそろい。スニーカーもあるわよ。」杉本マネージャーは、この男の目を見てニヤリ笑った。「早く着替えてちょうだい!」杉本マネージャーは、この男の目を睨んだ。「わかったよ。つきあうから。そんなにせかすなよ。」この男は、杉本さんの目を見て困った顔をした。スッと起き上がるとパジャマを脱いでスポーツウェアに着替えた。「おかしくない?」この男は、杉本マネージャーの目をじっと見つめた。「良く似合っているわよ。私と御揃いよ。」杉本マネージャーは、この男の目をじっと見つめた。ふたりは、スニーカーを履いてドアを出るとエレベーターに乗り一階のフロントまで降りた。杉本さんは、カウンターで二言だけ会話するとこの男が座っていたソファーまで来るとこの男の前に仁王立ちした。「このホテル周りを歩こう!」杉本マネージャーは、この男の目を見て右手を引っ張った。ふたりは、同時にホテルの自動ドアを出て歩き始めた。途中で喫茶店に入ってコーヒーを飲んだ。「私達も良いコンビになったかな?」杉本さんは、この男の目をニコリ笑って、コーヒーをズズズと飲んだ。「最初から良いコンビですよ。頼りにしてますよ。」この男は、杉本マネージャーの目をじっと見つめた。「私は、貴方を男と見ないと心に決めてます。女になってしまうのが怖いから壁を作っていた。」杉本マネージャーは、この男をじっと見つめた。「エエエ?そうなんですか?自分は、いつのまにか杉本さんも不幸にしてしまってましたね。」この男は、杉本さんの目を見て微笑んでコーヒーを一口飲んだ。「いや、不幸じゃないわよ。あなたの側にいられて幸せのまちがえよ。」杉本さんは、この男の目をじっと見つめた。「朝からこんな話しちゃっていいんですか?」この男も杉本さんの目をじっと見つめた。「その私を見つめる目と微笑みがいけないのよ。バーで言っちゃったら超リアルじゃない。真っ直ぐ自分の部屋に帰れなくなれそうで怖いから。今、言ったのよ。女心汲み取りなさい。先生?」杉本さんは、この男を見てニヤリ笑った。「じゃあ。この辺にしてふたりで歩きますか?」この男は、杉本さんの目を見てニヤリ笑った。この男が先に喫茶店を出た。杉本さんが会計をすませてこの男の後についた。3分後には、ふたりの立ち位置が逆になっていた。杉本さんがこの男の前をスタスタ歩いていた。この男は、杉本さんについて歩くのにめーいっぱいだった。ふたりは、黙って歩いた。午前中いっぱいふたりは歩いた。お昼になるとカレー屋を見つけ、ふたりは、カレー屋に入って腹ごしらえをした。午後からサックスの練習をしたいから近くのヤマト音楽教室の部屋を押さえてもらうように頼んだ。「レコーディング前にカンコピした、新曲Recollecionを演奏したい。」この男は、杉本さんの目を見てカレーを一口食べた。「うん。わかった。探して見る。貴方、やっぱりプロだわ。休みでもサックスの事、考えているのね。ここのカレー美味しいですね。初めて入るけど時々こようね。」杉本もこの男の目を見てカレーを一口食べた。ふたりともカレーを完食し店を出てホテルまで歩き出した。ホテルの自動ドアをふたり同時に入ると杉本さんはカウンターに向かった。この男は、いつものようにロビーのソファーに座って杉本さんを待っていた。この男は、杉本さんがいないと何も出来ない事に気づかされた。優秀なマネージャーなのがわかる。やっぱり良い人に就いてもらっていたのはわかっていた。でも今朝、女としての気持ち聞いちゃったからなぁ!この男は、心の中に杉本さんの気持ちをしまいこんだ。杉本さんがこの男の隣に座ってスマホをだして会話を始めた。空き教室を探してくれていた。杉本さんは、この男の目を見てニコリ笑って、右手でokサインを出した。電話をキルなり「空きあったわよ。このまま、私が部屋に行ってサックスを取りに行きます。貴方は、ここにいて。」杉本は、この男の目を見詰めた。ソファーを立つとスタスタとエレベーターの前に立つとエレベーターに乗り10階のボタンを押した。10階で降りるとこの男の部屋の鍵を開けて、ソプラノサックスを手に取ると部屋を出て鍵を閉めた。1階のボタンを押してこの男の前に姿を見せた。「おまちどうさま!行きましょう。」杉本さんは、少し息を切らせてこの男の目を見詰めた。ふたりは、エレベーターに乗り地下のボタンを押した。この男は車まで来ると後部ドアを開けて、サックスを置いた。そのまま、助手席のドアを開けて乗り込んだ。杉本さんも運転席に乗り込むとエンジンをかけ車を走らせた。地下駐車場から地上に出るとハンドルを右にきった。30分くらい走ると楽器店に着いた。駐車場に車を停めると楽器店の入口の自動ドアを開けて店内に入ると受付カウンターの女性がニヤリとし、事務所に入っていった。女性が事務所から男性と一緒に出てくるとこの男と杉本マネージャーに軽く挨拶をした。「赤間川様、杉本様、本部から連絡受けております。店長の内海です。教室まで、この根本がご案内します。」内海さんは、この男と杉本さんの顔を交互に見て、隣に立っていた女性の肩を叩いた。「内海様、赤間川俊のマネージャーの杉本と申します。急なお願い受けていただきましてありがとうございます。」杉本さんは、内海店長の目を見て微笑んで頭を軽く下げた。この男も一緒に頭を軽く下げた。「本日、サックス科のレッスンがあるので生徒達の見学お許し願えないでしょうか?」内海は、この男と杉本さんの目を見詰めた。すると事務所のドアが空いて中から女性の声がした。「私からもお願いいたします。赤間川さんお久し振りです。ポピュラーコンテスト以来ですね。山口真由です。」山口さんは、ニコニコしてこの男の目を見詰めた。「山口さん。お元気でしたか?お久し振りです。見学どうぞ遠慮なく」この男は、山口さんの目を見て微笑んだ。「赤間川さん。ご案内いたします。こちらです。」根本は、この男の目を見てニコリ微笑んで手招きした。その後をふたりが続いた。教室のドアの前まで来ると「こちらの教室お使いください。」根本は、この男の目を見て、照れ笑いをして下を向いた。「ありがとう。」この男は根本さんに握手を求めるとふたりは、アイコンタクトしながら握手を交わした。三人は、重いドアを開けて教室の中に入った。「音出しはメモリースティックですか?ここに差し込んでください。」根本さんが丁寧に説明してくれた。「ありがとうございます。たすかります。」杉本さんは、根本さんの目を見て微笑んでスイッチを入れた。するとRecollecionの前奏が流れた。電子音でサックスのメロディも入っていたが気にならなかった。「良い曲ですね。」根本さんが、ニコリ笑った。「今度レコーディングする新曲です。Recollecionって言うんです。宜しくお願いいたします。」この男は、根本さんの目を見て微笑んだ。 「落ち着いたら後で見学させてください。」根本さんは、この男の目を見て微笑んで教室を出ていった。この男は、サックスケースからマウスピースとリードとリガチャーを取ると組み立てに入った。マウスピースにリードをあてて、丁度良い具合の位置に合わせて、リガチャーのネジを閉めた。ネックを取ると本体に差し込んだ。ストラップを首にかけるとソプラノサックスをストラップに引っかけてマウスピースを口に咥えて息を吸い込んだ。ソプラノサックスを構えて音を出して、調整した。杉本さんが音を再度、出しなおした。機械の音の上にこの男のサックスの音を被せてメロディーを奏でた。「赤間川さん。生音の方が良いですね。」杉本さんがこの男の目を見て微笑んだ。「そりゃそうだろう?」そうじゃなかったら自分は、存在の意味ないからね。」この男は、杉本マネージャーの目を見てニヤリ笑った。通しで演奏が終了した。「楽譜、まりあさんから貰っていましたか?用意して貰っていいですか?見学してもらってけっこうですよ。」この男は、杉本さんの目を見て微笑んだ。杉本さんは内線電話をした。暫くすると内海さん、根本さん、山口さんが2階に上がってきた。後から男女3名がエレベーターを降りて山口さんと話をしていた。後から合流した3名と山口さんと内海さん、根本さんが教室に入って来た。「赤間川さん。私も今は、サックス科の講師なんです。講師採用試験ありましたがその辺貴方とは違いますが、私の生徒の見学も許可していただければ嬉しいのですが宜しくお願いいたします。」山口は、この男の目を見詰めた。生徒3名は、軽く下げてこの男の顔をじろじろ見た。「山口先生の生徒さんなら喜んで!どうぞ!」この男は、山口さんと生徒の目を見て微笑んだ。「三日後に新曲のレコーディングがあるので、その曲Recollecionを聞いてください。」この男は、マウスピースを口に咥えて息を吸い込んでサックスを構えた。杉本さんが音出しのスイッチを押すと前奏が流れた、それに会わせこの男の綺麗なソプラノサックスの音で演奏がはしまった。見学者は、この男のサックスの音に目を丸くしてアイコンタクトをした演奏が終わると全員が拍手をして目をキラキラさせた。「赤間川さん。素敵な曲ですね。私も早く同じレベルに追い付きたいわ!」山口さんは、目をウルウルさせた。「竹ノ内まりあさんの作曲です。」この男は、山口さんの目を見詰めた。「これが、コンテスト1位と3位の差なんですね。私ももっとがんばらないとね。あなた達も頑張らないと!」山口さんは、この男の目を見て、口を尖らせた。生徒達の目を見詰めた。「アルバム買いましたよ。赤間川さんのソプラノサックスが凄く良かったですよ。MVもカッコよかったなぁ。今じゃ私は、赤間川さんのファンです。」山口さんは、この男の目を見て微笑んだ。「ありがとうございます。嬉しい限りです。」この男も山口の目を見てニコリ笑った。              

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ