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唯(ゆい)  作者: ノイン
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プロローグ

 人は、どんな悲劇が起こっても。


 それでどんなに悲しんだとしても。


 しばらくしたら忘れ、残された利益に注目し、自分により利益をもたらすため最大限に利用しようとする。


 そのためには、手段を選ばない。


 他人が犠牲になろうと、自分のために見捨てていく。


 それが人だ。


 でも、こんなことを偉そうに言っている私自身も、どうるいだ。


 全員がそんな人達ばかりではないことはとっくにわかってる。


 それでも私は人を拒絶してしまう。


 また裏切られるんじゃないかって怖くなる。


 信じられない。


 もう、どうしたらいいのかさえ、分からない。

読んでくださり、ありがとうございます<(_ _*)>

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