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コンビニにて。
暑い。熱い。厚い。もう漢字なんてどれでもいいぐらいのアツさだ。
そんな俺はコンビニに居る。何をカゴに入れたか。それは想像できるだろう。
アイスだ。
俺は颯爽とコンビニを後退り家に帰る。それにしてもアッチィな。
俺の住んでいる地域は地方都市で、東京ほど都会でもなければ、ど田舎というわけでもない。
まあそんなこんなで、家からコンビニまではそこそこ距離があった。といっても500mちょい。
やっと家についた。徒歩で10分もかからなかった。
俺はキンキンに冷えたアイスを頬張りながら、音楽プレイヤーで曲を聞いていた。
明日からは学校だ。中学校だ。もっと細かく言うと入学式だ。
「めんどくせー」
その言葉には不安も混じっていたが、反面ワクワクもしていた。
準備を済ませて今日は早めに寝ておこう。
部屋の電気を消した。