表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/108

8 誘拐

 率直に言おう、誘拐された。

 手ごろな小石を小袋に程々に収集して帰ろうとしたとき、見知らぬおっさんが近づいて来た。

「お嬢ちゃん、こんなところで何をしているのかな? お父さんやお母さんはどうしたの?」

 おっさんこそどうした、この河原は街道から外れていて人なんか来ない場所だぞ。

 十分に警戒していたが、あっさりと捕まってしまった。

 仕方が無いだろう、私は魔術師でもないし剣士でもないんだから。

 ついでに言えば足も遅い。

「やぁっ!! 何よ! 私を誘拐して身代金でも取ろうと思ってるの!?」

 腕を拘束され、肩に担ぎ上げられて運ばれる。

「いやいや、君は十分価値があるよ」

 そう言いながらお尻を撫でられぞっとした。

 これはあれか、身代金目的の誘拐じゃなくて、人身売買目的の営利誘拐か……。

 どっちにしても絶体絶命だ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ