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53 ウィンドウショッピング

 この街に来て1週間(この世界の歴はまだよくわかんないので、日本式で)ご近所さんは三軒右隣にご夫婦が居て、その間の二軒は独身者らしくまだ会ったことが無い。

 三軒隣の奥さんは四十代位に見えるおっとりした気の良さそうな方で、日中ラァトが仕事に出てから引越しの挨拶に伺ったときにお茶を頂いてきちゃった。


 さて、本日もお買い物ー。

 門をひとつ越えて、市民街に入る。

 家のある区画にも商店が有るにはあるんだけどねー、高いんだよねー。

 品質の良い物を揃えてるんだろうけど、ちょっと敷居が高くて未だ入れない。


 そんなわけで、足を伸ばして市民街。


 魔石の街だけあって、魔石関連グッズはやたらと豊富です。

 宝石店も多いし、魔石を使用する家電製品も種類が豊富。

 ウインドーショッピングするだけでも楽しい。


 んで、ここんとこ気になる物があるんですよ。

 なんなんだろうこのチョーク…。

 ショーケースに並べられているチョークらしきものをまじまじと見る。

 チョークよりも硬そうで、先が細くなってて書きやすそうなんだけれども。

 値段がね、魔石よりも高いのよ、10センチくらいの長さ1本で虹色魔石の大粒1個よりも高くて10万ですよ。

 こんなチョークが……。

 そういえば、野宿したときにラァトが結界張る時に使ってたっけ。



 というわけで、帰宅したラァトに聞いてみました。

「ああ、記術棒か。 魔力を込めることができる特殊な素材でできているペンで、魔法を使う時の補助として使ったり。 あとはそうだな、魔道具の…」

 言って近くにあった魔石ランプをひっくり返して、底の部分を開いて見せてくれた。

 おぉう、何やらみっちりと書かれています!

「要約すると『魔石が有る時に魔力を循環し、スイッチ部が押されている場合は魔力を通してランプに明かりを灯しスイッチ部が押されていない場合は魔力を切る』と書かれているな」

 え? えぇぇぇぇぇ?

「もしかして、他の魔道具もそんな感じなの? 言葉で魔力を制御してる感じ?」

「そうだな。 ああ、勝手に基部を開けるなよ、複製を禁止するために電撃が流れるようになっているものがほとんどだからな」


 怖っ!

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