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50 町泊

 夫婦ですから。

 ええ、まだ蜜月中なので。

 よろしく。


 以上宿屋の主人と会話している時のラァトの言葉でした。

 だから”みつげつ”って何なんだろう…。




 そして通された部屋は1つで、ベッドは2つだが…なぜかくっつけておいてある。

 ラァトに手伝ってもらって、ふたつに分けようとしたら拒否された。


「泣くときは―――」

「もう泣きません、そんなに泣き虫じゃありません」


「夜は冷える―――」

「馬車で使ってた毛布も持ってきたから大丈夫です」


「………(´・ω・`)」

「………(´∀`;)」



 結局、一緒に寝ることにしましたよ、絆されたと言いたければ言うがいいー!


 昨夜手を出されなかったという実績もあるので、一応信じる事にしました。

 手を出されたところで、三周りくらい体格差があるので、よっぽどナニがあれで無い限りちょっとやそっとじゃどうにもならないと思うわけです。



 近くにある大衆食堂で夕飯を食べて、同じく近所にある銭湯でひとっ風呂浴びて就寝。


 先にベッドに入って、私の事を待つラァトの腕の中に滑りこむには若干の抵抗があったが、今更なので彼の腕を枕にころりと横になる。

 勿論ラァトが背中に来る体勢で。




 なんだかんだ言っても、やっぱり他人ひとの体温というのは良いね……。


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